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パオーンじゃないよ魔王だよ  作者: なんだかなぁ
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この国の考えられない仕組み

 俺は目的の場所に移動する事にした。

 この世界では前の世界で考えられない事が

 ある。

 それが子供だ。

 男は魔法が使えなくても穴掘りすればいい

 だが女は魔法が使えないと地獄だ。

 ただし使えれば食べるには困らない。

 魔法が使えない女の子供はたいていは親が

 面倒を見るが親がいない子供は見捨てられ

 る。

 これはその遺伝子を増やさない為だ。

 人道的に子供を産めない体にするわけにい

 かないのでこうなってる。

 さすがにこの世界でもそれは厳しいみたい

 だ。

 犬猫じゃないからだ。

 人間の場合は男なら前の世界では珍しい事

 ではないが。

 これらの考えに逆らったのがエステカ族だ。

 最初から魔法に頼らない方法をとってる。

 女を守る為独自に進化した。

 ただし一族以外の血は入れないこれが掟だ。

 エステカ織の秘密を守る為でもある。

 それに弱い遺伝子を入れないのはエステカ

 族も同じだ。

 遺伝子を残せるのは強いものだけだ。

 だからこの国の女の子供は親がいないと自

 力で生活できなければ死ぬ事になる。

 大きくなれば穴掘りもできるが。

 そこまでは穴掘りの仕事ができない。

 パーオンが弱者の為と思ったがどうやら違

 うみたいだ。

 それに気がついたのはこの話を知ったから

 だ。

 そしてそんな中でも生きてる子供がいる。

 その子はなんと森に住んでるのだ。

 だがこの世界の森は危険なのだ。

 その子供は森に対応する能力があるのだ。

 家も動物が来ない場所にある。

 ただ貧しい。

 薬草などを売ってるがこの世界ではあまり

 売れない。

 冒険者とかいないからだ。

 だがこれは間違いだ正確にはこの国ではだ。

 他の国ではいるみたいだ。

 ただこの国から他の国に行くのは簡単じゃ

 ない。

 ここは特殊な場所だ。

 その女の子供に会いにきたのだ。

 いた彼女だ薬草を売ってる。

 だがやはり売れてないみたいだ。

 まあ情けで買って行く人もいるが。

 この世界では情けがない。

 この世界は魔法でなんでもできる。

 逆に魔法が使えないと厳しい。

 「こんにちはファー」

 「こんにちは」

 こっちを誰って顔で見てる。

 前に会ってるが忘れてるみたいだ。

 こっちもどんな顔に見られてるかどんな顔

 してかさえもわからない。

 面のせいだ。

 しかしあいかわらずやせてる。

 服もボロボロだ。

 でも目の中の光は残ってる。

 「今日はね君に話があるんだ」

 考えたのが仕事を手伝ってもらう事だ。

 もちろん秘密を守ってもらう。

 ここではまずいので場所を変える。

 俺は薬草を買うと言って彼女達の家に行く。

 もう一人いるのだ。

 森に入るのは彼女がいなければいけない。

 森は危険だ。

 だが彼女はその中を移動する。

 本来森で案内の仕事ができそうだがこの国

 の法律で森の動物などを取るのは禁じられ

 ている。

 許可されてるのは植物のほんの一部だ。

 魔素と森が関係してるからだ。

 というよりわからないのだ。

 だからこの子達は例外だ。

 森に入るだけなら問題はないがそんな簡単

 じゃない。

 進んで行くと家がある。

 家と言えるにはかなり厳しいが洞穴みたい

 な所だ。

 何故かここは動物が来ないみたいだ。

 彼女はそれを知ってるがそれは教えない。

 そこにもう一人女の子がいる。

 「こんにちはフォー」

 さらに小さい痩せた子この子がフォーだ。

 俺がここに来た目的を話す。

 「ファーとフォーに仕事を手伝って欲しい

 お金も出すし食事も。ただし秘密を守って

 もらう。喋ったら関係はおしまいだ」

 まあ喋られるとこっちはやばいじゃすまな

 いがだからこそ相手を選ぶ。

 彼女達はギリギリの生活をしてる。

 だが彼女達は賢いし用心深い。

 今でもいつでも逃げれるように考えている。

 ここで森に逃げられたら。

 一人じゃ無事に森から出られない。

 俺は言った。

 「それとお風呂を考えてる」

 それを聞いて彼女達の顔が変わった。

 「お風呂」

 「お風呂」

 この世界では簡単に風呂なんて入れないの

 だ。

 あるが高い。

 これは前から考えてた事だ。

 大量にお湯を作って風呂に入れる。

 地下ならできる事だ。

 後はしきりとか考えないいけないが。

 二人はお互いの顔を見てうなずいた。

 「お風呂に入れるならやる」

 「私も」

 結局最後は風呂みたいだ。

 というかこれでいいのかと思うがそこはや

 はり子供だ。

 俺も風呂には入りたいのだ。

 でも高くて入れないそれが現実だ。

 これは本来より高いのだ。

 そう国の税金がかかるからだ。

 彼女達には俺が触媒なしで魔法が使える事

 を教えた。

 口では言ったが信じてない顔だ。

 魔法を使えるものはここらにはいない。

 こことは違う場所にいるからだ。

 城側だ。

 そこは厳重に警戒がされ通のには許可がい

 る。

 向こうからこっちにもこれないのだ。

 たとえ親でも会えない。

 そう向こうには秘密がありそれを漏らさな

 い為と言われてる。

 実際こちらでは向こうがどうなってるかま

 ったくわからない。

 俺は彼女達に砂糖入りのミルクを渡す。

 「おお」

 「おお」

 飲んでるが触媒がないってのは半身半疑み

 たいだ。

 クイックと思ってるかも。

 俺は彼女達に外套を渡す。

 そしてサラスとバラスの出番だ。

 彼女達に紹介した。

 こっちの方が驚いたみたいだ。

 彼女達を案内してもらう。

 俺はいったん森から出る。

 連れて行ってもらうのだが。

 それから遅れて来てもらう。

 そうどこで誰が見てるかわからないからだ。

 サラスとバラスには人に見られても目立た

 なくする。

 万が一怪しまれたたら相手を眠らせる。

 しかも喋る時はサラスとバラスに喋っても

 らう。

 この世界では子供の誘拐とかの罪は非情に

 重い。

 だから監視されてる可能性がある。

 薬草を買う時も見られてる可能性がある。

 子供を助けはしないが監視はしてる。

 だから連れて行くのも簡単じゃない。

 本当になんて世界だ。

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