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パオーンじゃないよ魔王だよ  作者: なんだかなぁ
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あぶないですよ

 表ならあり裏なら無しで。

 俺は言った。

 

 「おりゃー。」

 

 そしてコインを上に投げる。

 だが投げたコインが落ちてこない。

 消えた。

 まさか異次元空間に。 

 

 そう思ったら。

 バラスがコインを持って抗議してきた。

 

 「あぶないですよ。」

 

 なんと。

 周りを飛び回るとは。

 当たりそうになったのか。

 おまえはナンタラダイバーか。

 

 ナンタラダイバー。

 昔やったゲームで危険な武器を使う時に周

 りを飛び回る恐ろしい存在。

 武器によっては当たれば爆発するのに。

 そして巻き込まれてゲームオーバーになる

 事も。

 あなたを私達が守ります言ってくれるのだ

 が。

 だが一番最初はフン新入りかおい足を引っ

 張るなよ。

 色々と言われるが。

 

 たしかに周りの敵も攻撃してくれるのだが。

 武器によっては危険だ。

 一瞬で狙って攻撃しないといけない時そん

 な時がある。

 そこで邪魔されてゲームオーバー。

 瞬間的に相手を潰す必要がある時。

 オラオラオラ連続攻撃じゃ。

 くらえくらえくらいやがれ。

 そして死ね死ね死ね。

 うつべしうつべしうつべし。

 ひょひょひょひょひょひょひょひょう。

 弾幕薄いなんて言わせない。

 そうやってすりつぶす。

 

 そんな時に。

 ゆるっと飛んできて。

 バーン。

 吹っ飛ばされる。

 攻撃を入れたいのに中断。

 まだすりつぶせてないのに。

 なんじゃこりゃ。

 まあそんな存在だ。

 それで敵の集中攻撃を避ける事もあるが。

 ダメージが増えてゲームオーバーも。

 

 これをさける為には移動が大事だ。

 常に先に移動して攻撃する。

 こっちが飛べる場合はこっちが早いからだ。

 そうやって移動するが一方方向に動かない

 と危険だ。

 左に行って右その間に前にあらいらしゃい

 ってもう間に合わない。

 ドカーン。

 さようなら。

 体力があれば吹っ飛ばされるだけだが。

 ボディブローのように効いてくる。

 なぜなら回復ができないからだ。

 簡単に。

 だから敵がいればそれを中心に回転する。

 そうすれば問題は発生しない。

 ただ移動はエネルギーが必要それだけだ。

 

 飛べない時はかなり注意しないと。

 ただこれがかなりきつい。

 落ち着きがないのだ。

 複数いるとこいつがいったな。

 そしたらあんたきたの。

 いったなこんどはあんた。

 いつになったら撃てるんだ。

 そんな事してたら。

 ひょい俺を踏み台にした。

 親親にも踏み台にされた事がないのに。

 まあされたら大変だが。

 ガンガン攻撃してる最中に。

 なんでもありなのね。

 

 しかし。

 今も何もない所に投げたんだが。

 どんな飛び方をしてるんだ。

 飛行ルートがわからない。

 飛行機の場合フライトプランがあるが。

 管制圏外(空港から半径約9km)であれ

 ば1回の飛行距離が5nm(約9km)以

 内の飛行はフライトプラン(飛行計画書)

 を管轄空港事務所へ提出しなくても飛行は

 できるのだ。

 周りを飛ぶぐらいならいらないのだ。

 ああ。

 いちいち提出されても困るけど。

 そしてここは世界が違うけど。

 

 ちなみに。

 航空の単位でメートルは使用しない。

 距離は海マイルを使用し単位は「nm」で

 「ノーティカル・マイル」と読む。

 1nmは1.852mなので、2km弱だ。

 これは使用してる国とそうでない国がある

 からだ。

 実はメートルを使ってる国は少ない。

 

 これにより昔事故があった。

 それは単位が切り替わったのを知らなかっ

 たので燃料が空になってしまった。

 消えた燃料って話だったが。

 結局入れてなかったって話で規定量まで。

 飛んでて無くなったって冗談みたいな話だが。

 それ以外もあったみたいだが。

 まあ悪い事って重なるもんなんだ。

 

 とりあえずバラスに肩にいるように言った。

 すなおにしたがってくれた。

 さあ気を取り直してもう一度だ。

 コインを投げた。

 すると。

 サラスがコインを持って抗議してきた。

 

 「あぶないじゃない。」

 

 まさかサラスも。

 サラスおまえもか。

 もしかして光ものに引き寄せられた。

 カラスみたいだ。

 この人達。

 サラスにも肩に乗るように言った。

 サラスもすなおにしたがってくれた。

 まあ言ってなかったから。

 こちらの落ち度と言う事で。

 

 さてもう一度だ。

 大丈夫だよな。

 肩にちゃんと二人いるのを確認した。

 もう問題はない。

 問題はないはずだ。

 あまり疑うのもまずい。

 信頼関係は大事だ。

 

 コインを投げた。

 だが又落ちてこない。

 あれ。

 二人共肩にいる。

 ちゃんといらっしゃる。

 なのに落ちてこない。

 何かにひっかかった。

 でも何もない。

 何が起こってるんだ。

 いったい。

 バラスが言った。

 

 「あーあー。やっちゃいましたね。」

 

 俺は言った。

 

 「へ。」

 

 やっちゃったの何を。

 サラスが言った。

 

 「だから危ないって言ったじゃない。」


 俺は言った。

 

 「へ。」

 

 危ないの何が。

 あれどういう事だ。

 意味がわからないぞ。

 俺は言った。

 

 「えっとどういう事ですか?」

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