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パオーンじゃないよ魔王だよ  作者: なんだかなぁ
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第四章 魔王店を始める

 あのとんでもない試練の後。

 俺はモクマに会った。

 なんでも試練の話を聞きたいみたいだ。

 だから問題ない所だけ話た。

 まあすごい話だったからな。

 話題せいは十分だ。

 

 モクマはそれに対して喜んでるみたいだっ

 た。

 秘密をもらすか探りにきたのだ。

 これは想定内の話だ。

 秘密とはそういう事なのだ。

 これこそが本当の試練が終わった後かもし

 れない。

 ここは世界が違う。

 考え方は変えないと。

 とんでもない事になる可能性が。

 

 その後考えていた。

 シャボンの事だ。

 今のままじゃ商売としてのうまみがない。

 実はニョッキさんの知り合いのムルカさん

 に頼んで小瓶を作ってもらった。

 これは他にも使ってもらえると思ったが。

 これを回収して使い回しにする事を考えた。

 前の世界のジュースみたいにだ。

 ちゃんと回収できれば問題は無い。

 これは作るのにお金がかかるから。

 傷などがなければ回収した方がお金がかか

 らない。

 またそういう事も込にすれば。

 そうすれば少しは利益が出そうだ。

 

 結局モーサラマンダさんにもあげる事にな

 ったのだ。

 まさかあんな悲しそうな顔をされるとは。

 取引も考えたが非売品だし。

 なによりモーエレファントさんがもらえる

 って事もあるんだろうな。

 友達みたいだし。

 立ち場がかなり違うけど。

 ある意味女の維持だろうか。

 いやいや考えすぎか。

 あれは魅力的なんだろうな。

 モードラゴンさんも女としてはゆずれない

 ものがあるのかもしれない。

 娘とは言え自分の分を分けるなんて考えられ

 ないみたいだ。

 

 そして。

 とうとう自分にも運が向いてきた。

 ミルコさんが店を出す事にしたみたいだ。

 相談したい事があるって言って。

 こちらの話を聞いてもらう事に。

 わざわざ仕事の後にうちに来てもらった。

 

 しかしさすがミルコさんだ。

 高い木の上をロープだけで上がって来た。

 これはミルコさんにしか無理だな。

 さきに上がってロープをたらした。

 こっちの木登りには驚いてたけど。

 部屋の中を見て。

 ミルコは言った。

 

 「こんなとこに住んでるんだな。」

 

 言いたい事はわかる。

 何もない場所だ。

 机や椅子もない。

 なんにもないなんにもないまったくなんに

 もない。


 「まあ色々と事情がありまして。」

 「で話ってなんだ。世話になってるからな

 相談にのるぞ。」

 

 世話になってるとはおかし作りに協力して

 いるからだ。

 いざとなったらいいにくい。

 だが。

 俺は言った。

 

 「実は俺をミルコさんが出す店の共同経営

 者にして欲しいんですよ。」

 「何。」

 

 驚いてる。

 

 「おいその意味がわかってるのか?」

 

 実はこの世界は友達としての顔とプライベ

 ートでは違う。

 店の話となるとそう簡単じゃない。

 

 「悪いがまだそっちの事はよくしらないか

 らな仕事仲間だけじゃ簡単に返事できない

 な。」

 

 この世界ではあたりまえの反応だ。

 この世界で店を出すのは大変なのだ。

 色々と勉強しなくてはいけない。

 それらを全部相手にまかせる。

 かなり虫のいいことを言っているのだ。

 普通は断られる。

 

 だがこう言ってもらえるのもある意味信用

 してもらえてるみたいだ。

 ありがたい。

 だから色々と大事だ。

 人に信用してもらうのは大変だ。

 俺は出す事にした。

 何を切り札だ。

 俺は言った。

 

 「これを。」

 「ゴト。」

 「何。」

 

 驚いてる。

 俺が出したのはエステカ村の通行許可証。

 そのプレートを見せた。

 ミルコは言った。

 

 「これはどうしたんだ。」

 

 もちろん簡単に手に入るもんじゃない。

 人に見せるのだってあまりいいものじゃな

 い。

 エステカ村で商売できるものは限られてい

 る。

 ミルコは言った。

 

 「信じられない。本物なのか?」

 「本物ですよ。」

 「どうして持ってるんだ。いや何かしてる

 のか?」

 「すいませんがここからは誰にも言わない

 でください約束できますか?」

 

 相談の為にわざわざ来てもらってこれはな

 んだと思うが。

 大事な事だ。

 俺もミルコさんを信じている。

 ミルコは言った。

 

 「わかった。誰にも言わない。」


 俺は小瓶を取り出して目の前に置いた。

 

 「コト。」

 「これは。」

 「俺がエステカ村で売ってる物です。ただ

 しエステカ村の人だけにしか売ってません

 。この意味わかりますよね。」

 「ああ。何なんだこれは?」

 「女性を美しくするものです。」

 「何だと。」

 

 ミルコさんの顔が変わる。

 まあこの人も女だからな。

 しかも美人だし。

 ミルコさんは言った。

  

 「これがか。」

 

 手で触れようとしたので。

 俺は言った。

 

 「まってください。これは商品なので。」

 「そそうか。」

 

 すごく残念そうな顔をしてる。

 だから俺は言った。

 

 「サンプルがありますから。こちらを。」

 

 こっちはかなり薄めたやつだ。

 だがそれでもこの世界のものとは違う。

 ミルコは言った。

 

 「ああ。」

 「指につけて手の平をすりあわせてくださ

 い。」

 

 ミルコさんは指につけて手の平にたらして

 手でこすってみた。

 たちまち泡立つ手。

 

 「なんだこれは。魔法か?」

 

 驚くのも無理もない。

 前の世界でもこんなすごいものはない。

 異世界ばんざいだ。

 ミルコは言った。

 

 「すごいぞこれは。」

 

 感動してる。

 それを見て感動してる俺がいた。

 あのミルコさんが。

 女らしい反応をしてる。

 まさかこんな姿を見れるとは生きててよか

 った。

 これはおおげさだな。

 ミルコは言った。

 

 「これを私の店で売りたいのか?」

 

 興奮している。

 興奮してらっしゃる。

 ドードー落ち着いてください。

 

 「違います。」

 「何故だ。これは売れると思うぞ。私も欲

 しい。」

 

 なかなか正直な人ですね。

 わかりますよ。

 女の人はみんなそう言うんですよ。

 

 「これは訳ありで物も限られてます。残念

 ですがそんなに作れません。だからエステ

 カ村で秘密で売ってます。」

 

 そう本当に残念だ。

 

 「そそうなのか。」

 「ジー。」

 

 何かこっちをミルコさんが見てる。

 これはそういう事か。

 ミルコさんも欲しいんですね。

 わかります。

 わかりますよ。

 女の人なら。

 こうなる事は。

 想定内ですから。

 見せた時からわかってました。

 俺は鬼じゃないですから。

 俺は言った。

 

 「特別ですよ。少しだけなら都合をつけま

 す。」

 「本当か?」

 「はい。」

 「ありがとう。」

 

 誰だ。

 これは誰だろう。

 人が変わってる。

 いかん。

 話をしないと。

 俺は言った。

 

 「実はミルコさんの所で売って欲しいのは

 これです。」

 

 俺はあれを出した。

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