最後に誰が笑ったのか
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そして、次の日、誰かが呼びにきた。
起こしに来てくれたのだ。
声をかけらたので、すぐに起きるが。
誰かと思ったら。
モータイガ「おはよう、よく寝られたか」
なんと、モータイガさんが来てくれた。
パオーン「はい」
モータイガ「なら、案内しよう、ついてきてくれ」
そう言われて、ついて行く事に。
モータイガ「しかし、すごいな、私は自分が負けるなんて考えてなかったが」
いえいえ、あれはお酒の勝負じゃありません、人間の可能性の勝負です。
こっちは魔王ですから、今はパオーンですが。
パオーン「ありがとうございます」
褒められれば、礼を言う、当たり前の行為だ。
モータイガ「それにしても、驚いたぞ、何も食わなかっただろう」
しまった、そういえば、何も食べてない。
これは、まずい。
パオーン「ああ、そうでしたね、忘れてました」
しまった。
何言ってんの俺、大丈夫か。
これも悪手だ。
さらに、悪い状態になったよ、どうすんのこれ。
モータイガ「何、忘れてたのか、そうか、そ、そうなのか」
モータイガさんもさすがに、どう突っ込むべきかわからなかったみたいだ。
声のトーンが下がっていく、考え込んでる。
これは、なんとか、なったんだろうか。
モータイガ「そういえば、きいたぞ、おかしが好きなんだな」
やっぱりつつねけだった。
モードラゴンさんからの情報か。
やはり見張られていた。
モータイガ「女達が騒いでいたぞ」
ありゃ、そっちからか。
女性が喜びそうな話題だからな。
女の人は好きだから。
そこは、戦士だろうが、なんだろうが、みんな甘い物が好きなのかも。
これは、村中にしれわたったかも。
女の人は、早いからな。
まあ、商売するならそれもいいかもしれない。
悪い話が広まったわけじゃないからだ。
パオーン「いや、急におなかがすいてきたので」
モータイガ「なるほど、そこまでとは、集中して、食も忘れてしまうのか、たいしたやつだ、兵士として優秀だぞ」
そして。
モータイガ「しかも、おかしとは、フフフフ」
何か自分で言って、納得していた、笑ってるけど。
すると、モータイガさんが止まった。
ついたみたいだ。
そして、一通り、ルールを聞いた。
モータイガ「ではな、楽しんでくれ」
そう言って、モータイガさんは、帰って行った。
後はやる事をやるだけだ。
パオーン「ありがとうございます」
お礼を、言った。
さあ、今から、体験できる事は、異世界については初めてだ、楽しみだ。
パオーンいきます。
「ガチャ」
部屋に入った。
すごい。
なんて、すごさだ。
そう、そこは別世界だった。
そう、そこは。
女戦士専用のお風呂だ、しかも大浴場。
広い、広いそ。
それが、貸し切りとは。
これは、よっぽどでないと、やってもらえないらしい。
男用もあるが、雲泥の差らしい。
しかも、ここに入れるのは、特別な事をした人間だけらしい。
価値の有る事だ。
ただし、入れるのは、誰も入らない、時間帯だが。
それでも、ちゃんと清掃されている。
あれも落ちてない。
ちなみに出た後も掃除するみたいだ。
だから時間厳守だ。
それを、見て、使い魔の二人も喜んだ。
そうだ、連れて来てたんだった。
もちろん、モータイガさんには見えない。
そして、とんでもない事を。
サラス「これは、これは、ぜひ、入らないと」
バラス「そうです、入らないと、いけませんよ、絶対です」
何、それは、まずい。
そうなっちゃうんですか。
なっちゃうんですね。
でも、それは。
パオーン「あのいつものやつでは、ダメなんですか」
思わず聞いた。
サラス「ふ、ふざけてるのかしら」
サラスはお怒りだ。
本当に怒ってる。
こんなに、怒ってるのは、初めて見る。
バラス「こ、これと、あれ、あれですよ、ですよね、チッチッチッチッチッ」
バラスは、指を立て、左右に振っている。
ありえないってポーズだ。
だが、言わなければ、残念なお知らせだが。
パオーン「いや、あの借りてる物ですから、中が泡だらけになるとまずいんですよ、ここで、どんぶりに入って、気分だけでも味わう、それだけじゃダメですか」
当然おかしな事を、言ってる事は、わかる、そんな事は俺にもわかる、わかるんだが。
彼女達からしたら、これとあれでは、ありえないだろう。
だが、できる事と、できない事がある。
すると、二人そろって。
「ビシ」
「ビシ」
すごい顔して手で×を作った。
怖い。
顔が怖い。
今にも呪われそうだ。
そんな顔をしてる。
呪い人形みたいな顔だ。
だが、そうも言ってられない、問題が起きたら大変だ。
頭を下げた。
パオーン「そ、そこを、そこを、なんとか思いとどまっては、いただけないでしょうか」
もはやマスターのプライドなど、ひとかけらも、なかった。
そう何もなかった。
せっかく手に入れた信頼を無くすわけにはいかない。
ここは、こちらも、ひけないのだ。
サラス「どうやら勘違いしてるようね」
バラス「そうですね、勘違いしてますね」
何、どういう事だ。
パオーン「あの、詳しく言ってもらえないですか」
俺何か、勘違いしたの。
すると驚愕の事実が。
どうやら、こういう事らしい。
それは、彼女達は異世界から来てる。
すると、その体は、ほころびてくる。
その古い部分が泡になるみたいだ。
つまり一日に一回みたいらしいのだ。
昨日はお風呂に入ったので、もう今日は出ないみたいだ。
それを、聞いて、ショックで倒れそうになった。
お湯に入ってもらえれば、毎回取れると思ったのだ。
あの泡が。
今回の計画が上手くいけば、お願いするつもりだったが。
大変な事になった。
そう、モータイガさん、モーエレファントさん、モードラゴンさんに、月に一回薄めてないやつの瓶を渡す事になっている。
当然モーパンダさんも、無しってわけにいかない気もする。
情報が、いってるだろうし。
モーサラマンダーさんだって、どう思っているか。
これを、すると、結果的に赤ではないが、穴掘りよりもお金にならない寂しい事に。
だからと言って、止めるわけにもいかない、信用問題になる。
これは、何か、考えないと。
ただ、今は、体を洗って、湯船につかる事に。
彼女達は、昨日入ってるので、洗う必要がないみたいだ。
喜んで、入ってる、タオルをつけて。
とにかく、久しぶりの風呂だ堪能しないと。
しかし思ったのは、ここにある石鹸の泡立ちにくさ。
質が悪い。
たぶんここにある、これが最高級なんだろうが。
ここは、世界が違うからしかたがない。
それに材料だって違うだろうし。
知識があっても、同じものがないと作れない。
もちろん知識などないが。
考えてもしかたがない、今はゆっくりしよう。
ここのお湯は気持ちがいい。
彼女達も満足そうだ。
これだけの広さが、貸し切り、贅沢だ。
ここは、ニ三十人入れそうな所だ。
本来なら美女達が、裸で、いかん想像してしまった。
その後、時間になったので、呼びに来る人が。
そして、その後、役所に案内され、今回のここに来る為の、書類など、後通行許可証として見せる為の、金属のプレートを、係の人にもらった。
来る時は、この金属のプレートを見せる必要がある。
無くすと大変だし、盗まれても大変な事になるらしいから、気をつけないと。
これはすごく価値の有るものらしい。
もちろん借り物だ。
何かあれば、こちらの責任になる。
説明を受けた後、モーパンダさんが待っていた。
そして、歩きながら話をする事に。
どんどん人気が無い場所に。
これは、いったい。
モーパンダ「そういえば、試練の時、何か聞かなかったか、ああ、安心していいぞ、俺は関係者だからな、何か特別な事を聞いたんだろう、なあ、俺にも、教えてくれないか」
やはり。
パオーン「特にないですよ、そんなのは、それに、俺は忘れっぽくて、何を聞いたかよく覚えてないんですよ」
モーパンダ「そっか、そっか、それなら、しかたないな、ならいいよ」
やはりきたか。
この人は、俺が、秘密が守れるか確認をしにきた、もちろん喋るなら、殺す為だ。
ここは、まだ村の中だ、殺しても、どうにでもなる。
そういう汚れ役を、この人は、やっているのだ。
下手に言ってると、やばいので、忘れたって言うのが正解だ、相手もそれ以上は聞けないから。
下手に言えないと言えば、何か知ってるって言ってるようなものだ。
その場合は、拷問されても言わないかって話になってくる。
非常に危険だ。
それは口が軽いのと同じだからだ。
何かあると、思わせてもダメだ。
秘密とはそういうものだ。
まあ、これが、最後の試練かもしれない。
ここでは、あまり自由に行動できない、元の場所に連れてってもらったら、モーエレファントさんがいた。
モーエレファント「ついてきてくれ、エステカ族は約束は守る」
人がいない部屋につれていかれた。
そう約束を守る為だ。
ポロっと出したのを、ぷにぷにさせてもらった。
柔らかかった。
そして、しっかりチェックした、この人も乳首にシールがはってあった。
となると、モードラゴンさんかモーサラマンダーさんのどちらかだ、シールをはってないのは。
モータイガさんの話が本当であればだが。
実は、モーエレファントさんは、かわいそうな子らしい。
優秀なのだが、メンタルが弱くて、なんと母親は妹を選んだみたいだ。
だから、寂しがりに。
ただこの巨体では、甘えられない。
それに、村での立場もあるし。
唯一甘えられるとしたら、モードラゴンさんだが。
モードラゴンさんは、結構厳しいらしい。
モーサラマンダーさんが口数が少ないのは、そのせいかは、わからないが。
モーエレファント「しかし、パオーンは、すごいなタイガ姉に勝っちゃうし、パー兄って呼んでいいか」
なんか頭が悪そうに聞こえるのだが。
そういう意味じゃないんだろうな。
断る理由がないので。
パオーン「いいですよ、こっちは、何て呼べばいですか」
モーエレファント「エレでいいよ」
と言う事で、妹ができた、本当の妹じゃないけど。
それに、モーエレファントさんは、この巨体だから、村の外には、なかなか出られないらしい。
なんか、不憫だ。
すると、今度は、モードラゴンさんに捕まった。
なんでも、モーサラマンダーさんの相手もして欲しいらしい。
彼女は、どうも男が苦手みたいで、話相手になって欲しいらしい。
男に慣れさせる為だ。
どうも、頑丈さに興味を、もたれたみたいだ。
嬉しくないが、しかたないかもしれない。
そんな顔で見られてたから。
よっぽど不思議だったんだろう。
とにかく娘さん二人の相手をしないといけないみたいだ。
年齢は聞けないけど。
今回の件で、誰が笑ったのか、少なくとも、今のままでは、一か月毎に、瓶を渡す事になったので、もうけがほとんどない、ただ止めるわけにもいかない。
値段も決めてあるので、どうにもできない。
笑ったのは俺ではない、それは確かだ。
じゃ、モーエレファントさんか、お兄ちゃんができたから。
それとも、モーサラマンダーさんか、相手がしてもらえるから。
それとも、モータイガさんか、何でも、一緒に飲んでもつぶれないで、つきあってもらえる人ができたのがいいらしい。
こっちは、そんなにお酒が好きじゃないんだが。
モードラゴンさんだけは、よくわからない、あれから避けられてる気もするが。
とにかく、今回美味しい事もあったが、結果トホホで終わったみたいだ。
金を儲けるつもりが、できなかったのだから。
最終目標がアウトだ。
まあ、人脈はできたが。
物については、早急に考えないと。
そして、村で、会った事がある人を、見た、ただ一度あっただけで、誰か忘れた。
そして、いつのまにかいなくなっていた。
そして、今回の商品名を決めた。
シャボンだ。
シャボンは、エステカ族にしか売らない。
売る時も、それを、言ってから売る事に。
ここでは秘密は守られる。
彼女達は知っている、広めれば、自分達の分が無くなるかもしれない事が。
この国には、貴族や王族がいる、当然しられるとまずい。
こっちは、無茶を言ってくる可能性が。
後は、シャボンを、なんとか改良して、もっと効率がよくならないか考える必要があるが。




