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パオーンじゃないよ魔王だよ  作者: なんだかなぁ
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勇者

章の振り替えの為章を削除します。

話の流れは変えずに、フォーマット、文章の追加を行いました。

 この勇者引きこもりなのだ。

 ほとんど部屋から出ずに一日中木を彫ってる。

 彫刻が趣味なのだ。

 こんなやつに負けてしまうとは。

 とは言っても力はあるのだ。

 ステータスは魔王アイでわかる。


 残念だが透視はできない。

 そんなに便利にはなってないのだ。

 うん。

 神様のいじわる。

 神様がいるかしらないが神様も驚いてるかもしれない。

 まさか、魔王に言われるとはとか。

 なんでおまえがいうんじゃと言ってるかもしれない。

 ふん。

 言ったもの勝ちである。


 話を戻そう。

 ではこんな引きこもりがどうして魔王城に来たかと言うと。


 「いや、どうもどうも先日退治されたパオーンでございます。

 このたびは勇者様に是非お聞きしたいことがあり惨状しました。」     


 ておすりすりしながら聞いてみる。

 ちなみに手はすりすりしてもあつすぎてすりへりはしなさそうだ。


 「あの、つかぬことをお聞きしますが。

 どうして魔王城に来られたんですか?」

 「え、いや、さそわれたから、つい。」


 え、と思ったが口に出さない。

 まあそんなことだろうと思ってたのだ。

 引きこもりがそうかんたんにでるわけないのだ。

 そしてさそわれたらしいのだが。

 魔王城は観光スポットではないのだ。

 もちろんデートスポットでもない。


 ちなみにこの勇者名前をマルオと言う。

 悪い奴じゃなそうだ。

 名前で人を判断してはいけない。

 転生前の俺の名前はヨシオだ。

 なぜか、かたかなのヨシオだ。

 まあ名前を書く時楽だったからいいのだが。


 勇者マルオ君に魔王ヨシオ君ならどっかの学芸会みたいだ。

 幼稚園の先生は言った。

 

 「さあ勇者マルオ君の登場ですね。

 あ、むこうからでてきたのは怖い怖い魔王ヨシオ君ですね。

 さあこれから勇者と魔王の戦いが始まりますよ。

 みんなで勇者を応援しましょう。」


 でも今は魔王をなのれなかった。

 勇者マルオ君にパオーンヨシオ君だ。

 意味がわからない。

 幼稚園の先生は言った。


 「さあ勇者マルオ君の登場ですね。

 あ、むこうからでてきたのは。

 よわいよわすぎますわのパオーンヨシオ君ですね。

 さあこれから勇者とパオーンの漫才が始まりますよ。

 みんなで勇者のつっこみを見ましょう。」


 完全に喜劇だなんてことが頭にうかんでしまった。

 で、この勇者をそそのかしたやつがいるのだが。

 それがクレリックのペケコだ。



 勇者が魔王城に来たのは偶然ではなかった。

 勇者は連れ来られたのだ。

 いったい何の為に。

 何の目的で。

 次々と謎が解けていく。

 その裏で糸を引いてるものがいるのか。

 いないのか。

 次回パオーンじゃないよ魔王だよ。

 第六話「クレリック」。

 クリニックとクレリック似てるようだがかなり違う。

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