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パオーンじゃないよ魔王だよ  作者: なんだかなぁ
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いるのかそんなやつが

章の振り替えの為章を削除します。

 やっと連れてこられた場所は、真ん中の場所を、みんなが見れるようになってる場所だ。

 闘技場みたいだが。

 それよりは小さい、屋根もある。

 連れて来られた場所には、机と椅子が。

 ここは、色々な角度から、真ん中が見える作りになっている。

 たぶん、色々な用途で使われるのだろう。

 少し離れた場所で、モードラゴンさん、モーエレファントさん、モーサラマンダーさんが、椅子に座っていた。

 見る側の席は、高さがある。

 段になって、後ろの人も見れるようになってる。

 そして、見に来てるのは、女性ばかりだ。

 しかも美女ばかり。

 よく見ると、見た事の有る人が、モーパンダさんだった。

 相手もこっちに気がついて、手をふってきたので。

 手をふった。

 

 こっちは、笑顔で手がふれる、そんな心境じゃないんだが。

 まな板の上のコイの気分なんだが。

 そうやって、下を向いて、目を、離していると。

 いきなり肩を叩かれた。

 誰だ、思ってみたら。

 驚いた。

 

 モーパンダ「フハハハハハ、久しぶりだな」

 

 えー、そんな時間立ってないんですけど。

 いや、秒の世界だ。

 どうやって移動したんですか。

 どう、どう、どうやってきたんですか、モーパンダさん。

 本人だけが知っている、ハハハハハハ。

 あいかわらず、笑ってるし。


 今日は機嫌がいいみたいだ。

 笑顔まんかいで言われた。

 だが、又笑ってるんですね。

 そっちは、もう放置ですが。

 久しぶり、前回のモーパンダさんと会って、そんな日にちは立ってないんだが。

 

 パオーン「お久しぶりです、あの、ここに来ていいんですか」

 

 われながら、つまらない事を言ってしまった。

 この人は絶対組織の者だ。

 

 モーパンダ「ああ、私は特別だからな、関係者でもあるからな」

 

 関係者、やはり、組織の者だった、この人も、ただものじゃないみたいだ。

 よく考えると、でかい人達は、移動が大変だ、部屋だって、他も特別になるだろうし。

 この人ぐらいが、いいのかもしれない。

 まだ人のサイズだし。

 

 モーパンダ「試練が終わったら、話をしよう」

 

 特に断る理由もないので。

 返事した。

 もちろん普通にだ、パオーンとは言わない。

 パオーンがパオーンと言ったら、どんな反応をするかみてみたいが。

 今はそれを、封印した。

 

 パオーン「はい」

 

 今回失敗しても、いや成功する確率がほとんどないのだが。

 他の事で世話になるかもしれないので、こういうのは大事だ。

 人間関係は大事にしないと、魔王だけど、でも今はパオーンだった。

 試練はまだ始まらない、用意が有るみたいだ。

 ああ、緊張してきた。

 あのテーブルと椅子で何をするのか。

 まさか、賭け事。

 イメージしてみた。

 モータイガさんが、どちらさんも、どちらさんも、ようござんすか、ようござんすね。

 入ります、さあ、はった、はった。

 勝負、ピンゾロのチョウ。

 

 違和感が全然無い。

 ただチョウハン勝負なら、勝てる可能性もあるんだが。

 じゃんけんでもだが。

 いや、じゃんけんで、こんな対応なら、あそこで見てる人達から、何が飛んでくるか。

 刃物は飛んでこないと思うが。

 モータイガさんが手招きしている。

 

 パオーン「すいません、どうやら、始まるみたいなので、いきます」

 モーパンダ「わかった、応援してるからな」

 パオーン「ありがとうございます」

 

 いかないと。

 どうやら、テーブルに来いってことみたいだ。

 椅子も一つしかないから、ここに座るって事がわかる。

 とりあえず、椅子の前に立つ。

 

 パオーン「始まるんですね」

 モータイガ「そうだ、封筒を開けて、中を見てくれ」

 

 封筒は合図があるまで開けるなと言われている。

 これに何の意味があるかわからないが。

 封筒を開ける、読み書きは、少しは勉強してる。

 これは、よく知ってる単語だ、そうか、これなのか。

 たしかに映画でもよくあるやつだ。

 まさか、これとは。

 思わず、笑いたくなった。

 だが、笑わない。

 相手を油断させる為だ。

 勝った。

 まじで勝ったぞ。

 

 思わず、あれを、見る、それは、モーエレファントさんのオッパイだ、あれがモミモミできるとは。

 あのすばらしいものが。

 このさい、年齢は考えないようにしよう。

 そうだ、約束は守ってもらわないと。

 ちゃんと約束は守らないとダメなんだよと教育しないと。

 だが、見てると、何故か、モードラゴンさんが自分の胸を突き出したような。

 なんか、なんかすごいぞ、角度が。

 あいかわらず、見えそうで、見えない、ガードは堅いが。

 見たので、はりあってるのだろうか。

 自分のも見ろって、まさかね。

 

 いけない、モータイガさんが待っている。

 どうやら待っていてくれたみたいだ。

 こっちが何をやっていたかは、わかったみたいだ。

 そうだった、女性の胸を見ても、ここは問題が無いんだった。

 考え方が違うのか。

 誉めてるようなものなのだろうか。

 とうことは、さっきのもあるのか。

 モータイガさんが目で、もいいのかって聞いてきたので、大丈夫とサインを送った。

  

 モータイガ「封筒は開けたな、わかったようだな、そうだ試練は、酒の勝負だ」

 

 やはり、そうか。

 まさかここで、酒造りの勝負はないだろう。

 よかった、読み方も間違っていなかった。

 

 パオーン「わかりました」

 モータイガ「だが、ルールがある」

 

 ルールそんなの飲めなくなったら終わりじゃないのか。

 異世界だがら、違うのだろうか。

 

 モータイガ「まず持ち時間だ、1時間ある」

 

 持ち時間どういう事だ。

 いきなりわけのわからない事が。

 

 モータイガ「酒は2分以内に飲めば、持ち時間は減らない」

 

 なるほど、そういう事か。

 飲めなくなったらでなく、持ち時間がゼロになったら負けなんだな。

 

 モータイガ「トイレも5分以内なら、持ち時間は減らない、ただし、一度いけば、10分たたないと、このルールは使えない」

 

 何、トイレに行っていいのか。

 ただし、10分までは、次は持ち時間が減るみたいだ。

 と言う事は、何をしてもいいって事だ。

 そう何をしてもだ。

 すごい話だ、監視の話もない。

 だが、その後さらに驚くべき話が。

 

 モータイガ「食べたければ、食べてもいいぞ、タダで食べられる、但し用意できるものはかぎられてるが」

 

 すごいじゃないか、タダでメシが食えるのかって、すげえよ、すごすぎるよって、そんなの、誰が食べるんだ、いるのか、そんなやつが。

 わけがわからなくなってきた。

 

 モータイガ「ルールは以上だ、何か質問はあるか」

 

 質問はない。

 ちゃんと理解できた。

 理解できたので、さらに、よくわからなくなったのだが。

 

 パオーン「ありません」

 

 「パン、パン」

 

 モータイガさんが手を叩いた。

 

 モータイガ「では用意してくれ」

 

 すると、美人の女の人が、お酒を持ってきた、そしてグラスも。

 用意が整いつつある。

 この人達もスタイルはいいしかなり美人だ。

 グラスは小さいやつだ、もしかしたら、アルコール度数が高いかもしれない。

 どうやら準備できたようだ。

 モータイガさんが合図を送った。

 すると、今まで、静かにしてた、モードラゴンさんが立ち上がった。

 いよいよだ。

 

 モードラゴン「今から試練を始める、ドラの音を合図とする、よし鳴らせ」

 

 「ブワーン」

 

 ドラが鳴った。

 

 モータイガさんが言った。

 笑みを浮かべながら。

 

 モータイガ「では、私からいただこう」

 

 「ゴクッ」

 

 酒を飲みほした。

 なんと先行とは。

 これは、先行が不利だ。

 しかもすぐ飲むとは。

 ルールがわかってやっているのがすごい。

 

 こちらのカウントが始まる。

 女性が読み上げる。

 

 女性「10秒」

 

 どうやら、10秒単位で教えてくれるらしい。

 二分以内は、問題無い。

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