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パオーンじゃないよ魔王だよ  作者: なんだかなぁ
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 この魔王はチートと言うぐらい強い。

 たぶんこの世界のありとあらゆる方法でも傷もつけられないかもしれない。

 だが、痛みは別だ、普通に感じる。

 そして、動けなくなる。

 最悪意識が無くなる事も。

 だが死なない。

 

 だから、封印なんて簡単にできるのだ。

 だから恐ろしい。

 つぼなんていらない。

 つぼが、つぼがいらないんですか、いりません、いらないんですよ、なんと魔王を退治するにつぼはいりません。

 じゃこのつぼは、いりません。

 せっかく買ったのに、高かったのに。

 いりません。

 ああ、ガチャン。

 お気持ちはわかりますが。

 ああー。

 何の話だ。

 

 これはばれてはいけない。

 今回やった事は、防御力を高める事だ。

 勇者の戦いでわからなかったが、意識により防御力をあげられる。

 だが、それも時間がかかる。

 今回は、セリフをかんだ瞬間から、始めてたので、なんとか間にあった。

 そのかわりセリフにも影響が出たが。

 間に合ったって言うのは、意識までなくならない程度になったって事だ。

 完全に防げたわけじゃない。

 そして、人も魔王もボールみたいにはずんだりしない。

 なぜなら、人間はほとんどが水分だからだ。

 魔王はなんだろう、今はパオーンだが。

 

 ならなぜはずんだか。

 それは、風の魔法だ、これを、層にして、何十にも重ねて、クッションにして、衝撃を減少させた。

 そう本来ここでは、使えない魔法を使ったのだ。

 

 モータイガ「どうやら、本当に動けないみたいだな、体はなんともなさそうだが、不思議なやつだ」

 

 モータイガさんがこちらを、見て首をかしげている。

 

 パオーン「すいませんが、まだ、動けるようになるのに、しばらくかかりそうです」

 

 やられた方なのだが、すいませんと言ってしまった。

 まあいいか。

 色々とどうでもよくなってる。

 いい事なんてない。

 ないんだよ、月に向かって吼えたくなった。

 

 そう言っているうちに、ある事に気がついた。

 モータイガさんは、急いできたので、胸から、乳輪が見えそうになってる。

 ゆれるたびに見えそうなときが。

 後少し、後少し、後少し、悲しい男のサガだ。

 魔王だが、どうも人間的な部分もあるみたいだ。

 すると。

 こちらの目線にモータイガさんが気がついたみたいだ。

 見たなって顔で見られた。

 どうなるんだ俺は。

 キエーと叫んで。

 目つぶしをされたり。

 だが動けない。

 

 モータイガ「そうか、気になるのか、おまえは敵じゃなそうだし、迷惑をかけたみたいだしな」

 

 そう言ってモータイガさんは。

 

 「ポロッ」

 

 片乳だけ、出して見せてくれた。

 何。

 

 モータイガ「サービスだ、ほら、楽しめ、ハハハハハ」

 

 乳を出して、笑ってる。

 ワイルドだ。

 ワイルドすぎるよこの人。

 何故笑ってるのか、それは、モータイガさんの乳輪には、シールみたいなものがはってあって、見えなくなってるからだ。

 かんじんの部分が。

 

 モータイガ「見るだけだぞ、特別だ」

 

 これは、だが、マイクロビキニを、着てるのを、見せてもらったらと思ったら特かもしれない。

 ゆさゆさと揺れて。

 ああ、とても柔らかそうな物だった。

 だが触れない。

 触らしてもらえないだろうが。

 くそ、指一本今は動かせない。

 

 モータイガ「なんだ、物足りないのか」

 

 何も言ってないのだが。

 どうやら、こちらの考えは全てお見通しのようだ。

 そして胸をしまった。

 ああ。

 もうおしまいなんですね。

 そうなんですね。

 父よさらば、こっちの乳だった。

 モーサラマンダさんからは、今の行為は見えてない。

 見えていたら、どうなっていたか。

 今は待機中だ。

 モータイガさんが耳元でささやいてきた。

 

 モータイガ「戦士の女の乳首を見るのは、条件があるんだぞ、知りたいか」

 

 条件ってなんだろう。

 金だろうか。

 知りたい、知りたいぞ。

 すでに変なスイッチが。

 だが、もう止まらない。

 

 モータイガ「そうか、なんだ、よく考えたら、おまえにもチャンスがあるぞ」

 

 モータイガさんは、急ににゃっとした顔になった。

 チャンスなんの事だろう。

 

 モータイガ「戦士の女の乳首を見るのに必要なのは、大会でその戦士に勝つ事だ、おまえは、モーパンダに誘われただろう」

 

 なんと、大会には、そんなご褒美が。

 でも、そうでないと逆に出ないのか。

 女に負けると恥だと思ってる人もいるから。

 まあ、お金ももらえるが。

 だが、選ぶ権利は女性に有るのか、いつの時も同じだ。

 これも興行の一種だから、そういう意味で、男も選ばれるんだろうな。

 弱い男なら、かけにもならないだろうし。

 

 モータイガ「見るだけだがな、個室で、それとエステカ族の戦士の女の乳首は、他の女とは違うからな、見るだけでも価値があるぞ」

 

 すごい話が。

 本当かわからないが。

 ドキドキした。

 だが不可能だ。

 しかし、違うまさか、乳首が二つあるとか。

 それは、それで、有りなきも。

 しかし、どう違うんだ。

 それとも、ああ、どうなってるんだ、気になる。

 

 モータイガ「大会は、見るのも金がいるからな、だが、選手ならただだ、ああ、そうだ、今日いる女達の中で、一人だけあれを、乳につけるのがいやなやつがいてな、もしかしたら、見えるかもしれないぞ、この場所は、なんせ、特別な場所だからな、特別だ、普段ならダメだが、それもありなんだ、もちろん見せるつもりはないと思うが、見えたならしかたないよな」

 

 悪魔のささやきのような。

 すごい情報が入ってきた。

 又騙されたかもしれないが。

 まさか、モードラゴンさんが。

 あの大きなおっぱいが。

 一番無防備な気がする。

 下もあれだったし。

 

 「ゴクリ」

 

 しまった、なまつばをのんでしまった。

 だが、モードラゴンさんは、まだ戻ってこない。

 何があったのか、気になるが。

 

 今の音は、モータイガさんに聞こえたのか。

 なんともいえない笑みを、浮かべていた。

 しかし、残念だが、まだ動けない。

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