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パオーンじゃないよ魔王だよ  作者: なんだかなぁ
36/65

エステカ族

章の振り替えの為章を削除します。

 エステカ族の子供は。

 男なら、魔法が使えれば、国の管理に。

 そうでなければ、村に。

 ここまでは、普通の子供と同じだ。

 だが、女は違う。

 

 女は、魔法を使えるかの対応はしない。

 女は、小さい頃から、エステカ織の訓練が始まる。

 ちなみに、何故女か、それは、成長の早さだ、女の方が早く成長する、なので、訓練がしやすい為だ。

 エステカ織を、できるように、女は、子供の頃から厳しい訓練がある。

 そして、ついていけない子供は、表にでられず、裏として、一生すごす。

 また裏になった女は手術で子供が産めなくなる。

 これは、より優秀な種を残す為だ。

 この女達は、一生村から出られない。

 

 女は、色々な訓練を受け、やがてエステカ織が作れるようになる。

 そして、女には試練がある、ある年齢で、子供を作るのだ。

 相手は、身長が高く、筋肉質の男だ、しかも美形が選ばれる。

 もちろんエステカ族だ。

 

 エステカ族の女は一度に沢山の子供を産む。

 3人ぐらいは当たり前だ。

 産んだ子供は、裏の女達が育てる。

 そして、休息期間三日後は、すぐににエステカ織を作る事に。

 又ストレス発散の為にやり出した格闘が、今は必須になっている。

 これは、女が狙われるからだ。

 自分を守る為に格闘を覚える。

 そして、ある年齢になると又子供を産むこれの繰り返しだ。

 エステカ族の女は子供を産んでも、すぐに働ける体になっているらしい。

 

 女は、優秀な子供がいれば、一人だけ、成人になるまで、一緒に生活できる。

 これは、娘としてでなく、先輩として鍛えるのだ。

 娘に違いはないが。

 これはご褒美らしい。

 もちろん娘が成人になれば、又娘を選ぶ事ができる。

 娘は成人すれば、別別に暮らす事になる。

 又、子供同士は、男も女も会う事は許される。

 兄弟姉妹の絆は残す為らしい。

 女にとっては、戦いこそ、生きがいなのだ。

 それによって村での立ち位置も変わる。

 強ければ、村の外にも出やすくなる。

 

 エステカ村でのタブーは、子供の話だ、絶対にしてはいけない。

 子供は村にいても、人前に出る事はない。

 子供の話を、何故してはいけないか、それは、子供を産めない女がいるからだ。

 誰がその女かは、よその者が見てもわからないからだ。

 それに、自分の子供に会えない母親がいるからだ。

 激高した女達に蹴り殺されても自己責任だ。

 これは、めったにないが。

 

 間違って言った場合、二度と村にはこれなくなる。

 罰金もある。

 とにかく言ったら最後だ。

 

 又下手に動き回って、エステカ織の機械を見た場合は、一生村から出られない、又は最悪死刑が待っている。

 これは、この国も認めている。

 とにかく、行って良いと言われた場所以外、行くなって事だ。

 長生きしたければ。

 スパイなら即死刑だ。

 

 村に入れても、勝手に動き回れるわけではない。

 色々と許可がいる。

 こちらは、商売さえさせてもらえれば、それでよいのだが。

 

 しかし子供の話題、そんな話を聞くと、モーパンダさんは何人産んだんですかって思わず、聞いてしまいそうだ。

 若く見えるが、この感覚はやばいと思ってしまう。

 好奇心が止まらない。

 気をつけないと。


 モーパンダさんは、まだ用事があるらしく、別れる事に。

 お礼に、例の小瓶を3つほど、渡しておいた。

 これは、エステカ族の話のお礼でもある。

 

 モーパンダ「おーこんなにもらえるとは、では次は村で会おう」

 パオーン「はい」

 

 去り際に小さい声で言われた。

 

 モーパンダ「カメだからって気にする事はないぞ、頑張って生きろ」

 

 モーパンダさんが部屋から出て行った後。

 

 パオーン「カ、カメって、カメって、なんなんだよ」

 

 叫んでいた。

 自分の発言が恐ろしくなった。

 とても恐ろしくて人に聞けないよ。

 カメは封印する事にした。

 さあ、気を取り直して。

 賽は投げられた。

 後は、審査の日に村に行くだけだ。

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