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パオーンじゃないよ魔王だよ  作者: なんだかなぁ
27/65

バカでしょ

サブタイトルを変更します。

話の流れは変えずに、フォーマット、文章の追加を行いました。

 だが。

 しばらく歩いてると。

 声をかけられた。

 

 おお若いのすまんが道を教えてくれんか。

 なら。

 じいさんオッケーだぜ。

 でよかったのだが。

 低い男は言った。

 

 「よお。またあったな。これで初めまして

 でなくなったわけだが。」

 

 またきたよ。

 あ。

 でも幸運のナイフは持ってないんだ。

 素手ならなんとかなるかな。

 どうだろう。

 低い男は言った。

 

 「おいおめえら今回はさっさとやるぞ。」

 

 俺は言った。

 

 「まさか。」

 

 「シャッ、シャッ、シャッ。」

 

 まだ持ってるのか。

 幸運のナイフを。

 まてよ。

 これはゲットするチャンスか。

 これで幸運になれるのか。

 またわけのわからない事を考えてしまっ

 た。

 低い男は言った。

 

 「へへ。備えあれば患いなしって言うだろ

 う。そう言うのってな大事なんだぜ。」

 

 たしかに言うけど。

 ナイフも予備が有ったのか。

 やはりアホじゃないみたいだ。

 低い男は言った。

 

 「おらさっさと出す物出しやがれ。こっち

 もボランティアじゃねえぞ。」

 

 ボランティアの強盗っているんだろうか。

 考えてしまった。

 高い男は言った。

 

 「そうだぞ。さっさとだしやがれ。」

 

 太った男は言った。

 

 「あきらめるんだな。さすがにもう助けは

 来ないぞ。」

 

 俺は言った。

 

 「しかたないな。」

 

 そうやってカバンの中をあさる。

 低い男は言った。

 

 「ほう。素直じゃねえか。やっとその気に

 なったか。」

 

 そして。

 取り出したのが。

 低い男は言った。

 

 「なに。」

 

 高い男は言った。

 

 「それは。」

 

 太った男は言った。

 

 「おおかしだ。うはー。」

 

 俺はおかしを出して顔の前に上げた。

 俺は言った。

 

 「お願いします。」

 

 低い男は言った。

 

 「まさかそれ一個で勘弁してもらおうと

 思ってるのか。」

 

 高い男は言った。

 

 「こいつ俺達をバカにしてるのか。」

 

 太った男は言った。

 

 「欲しいのは金だけど。それももらおうか。

 へへ。」

 

 だが。

 目の前でみるみる小さくなっていくおかし。

 そして。

 消えた。

 低い男は言った。

 

 「なんだ。クイックか。」

 

 クイック。

 クイックってなんだろう。

 高い男は言った。

 

 「こいつクイックなんて見せてどういう

 つもりだ。」

 

 太った男は言った。

 

 「どこにやったんだよ。俺のおかし。」

 

 俺のおかし。

 そう思ってたんだ。

 残念ですがもうあれはありません。

 そう袋に。

 別の袋に入りましたから。

 俺は言った。

 

 「サラスさん。バラスさん。この者達を

 懲らしめておやりなさい。」

 

 一度言ってみたかったんだよな。

 このセリフ。

 

 低い男は言った。

 

 「こいつ何言ってやがる。大丈夫か?」

 

 サラスは言った。

 

 「みなさんこんばんは。」

 

 低い男は言った。

 

 「なんだこいつ。」

 

 高い男は言った。

 

 「なんか出てきたぞ。」

 

 太った男は言った。

 

 「なんだ虫かな。」

 

 サラスは言った。

 

 「はーい。お元気。」

 

 え。

 何言ってんの。

 

 「バタッ。」

 「バタッ。」

 「バタッ。」

 

 俺は言った。

 

 「えー。どうなってんの。」

 

 サラスは言った。

 

 「メンドクサイので眠らせたから。」

 

 俺は言った。

 

 「えー。あれってそんな威力があったの。

 前は魔王だから平気だったのかな。」

 

 サラスは言った。

 

 「バカでしょ。」

 

 バカって言われたよ。

 使い魔にバカって言われる魔王って。

 あ

 パオーンだった。

 ならいいのか。

 んん。

 サラスは言った。

 

 「いちいち眠らせる前に眠れって言うわけ

 ないでしょ。」

 

 あ。

 そうなんだ。

 そうだ。

 確かにそうかも。

 俺は言った。

 

 「わかりました。おっしゃる事はごもっと

 もです。」

 

 サラスは言った。

 

 「そうわかればいいわ。」

 

 時々思うけど。

 どっちが主なんだろう。

 これって。

 俺は言った。

 

 「でこの後はどうなるんだ。」

 

 サラスは言った。

 

 「バラス後はまかせたから。」

 

 バラスは言った。

 

 「はいはい。」

 

 まさか。

 バラスのかやってしまうのですか。

 やってしまうのはちょっと。

 俺は言った。

 

 「バラス何をするんだ。」

 

 バラスは言った。

 

 「めんどくさいから。」

 

 何めんどくさい。

 やはりバラスのか。

 それはもっとめんどくさい気がするけど

 おもに事後処理が。

 バラスは言った。

 

 「この状態で家に帰ってもらいます。」

 

 なんだ。

 そうか。

 さすがに悪人でも殺すのは気がひけるし。

 それでいいか。

 俺は言った。

 

 「そんな事できるんだ」

 

 サラスは言った。

 

 「バラスは眠らせた相手を操れるのよ。

 そんなの常識よ。」

 

 なるほど。

 便利だ。

 というか。

 このペアは強いな。

 良い買い物をしたかも。

 しかし。

 常識かでも異界のやつだから。

 知らなくても大丈夫だね。

 俺は言った。

  

 「バラスそれならこんな事もできるのかな。」

 

 やってみて欲しい事を言ってみた。

 

 バラスは言った。

 

 「できますよ。」

 

 俺は言った。

 

 「じゃあやってください。」

 

 バラスは言った。

 

 「はーい。ではいきますよ。元気ですか。

 元気があればなんでもできますか。」

 

 何それですか。

 最初のやつですね。

 わかりました。

 低い男は言った。

 

 「ファイ。」

 

 高い男は言った。

 

 「ファイ。」

 

 太った男は言った。

 

 「ファイ。」

 

 男達は返事をした。

 これで終わりかと思ったが。

 だがこれだけではなかった。

 バラスは手をかかげると何かが出現した。

 これは笛か。

 フルートみたいだが。

 そして。

 バラスは言った。

 

 「夢幻狂騒曲5番。」

 「フュールルルル」

 

 どんな曲かと思ったら。

 単に音を出しただけだった。

 すると。

 3人組はユラユラと揺れながら家に帰って

 行った。

 これでめでたしめでたしだ。

 俺は言った。

 

 「ん。」

 

 サラスは言った。

 

 「あらどうしたの。」

 

 バラスは言った。

 

 「どうしたんですか?」

 

 俺は言った。

 

 「いや。なんでもない。それよりバラス

 さっきのは言葉と笛どっちが意味があるの。」

 

 思った事を聞いてみた。

 すると笑顔で。

 バラスは言った。

 

 「秘密でーす。」

 「ガーン。」

 

 バラスだけど。

 バラしてはくれないんだ。

 でも可愛い笑顔を見れたからそれでいいか。

 機嫌がいいな。

 あ。

 おかし食べたからか。

 ただ教育上は家に帰ってから渡したかった

 がしかたないか。

 これは。

 

 そして。

 3人組がいた場所を見た。

 なんと。

 幸運のナイフが3本置いてあった。

 1本でもすごいと言われてるやつが3本

 ですよ。

 

 だが思った。

 ナイフなんて使わないし。

 どうしようかと見てると。

 バラスは言った。

 

 「どうしたんですか?」

 

 バラスが興味が有るのか覗きにきた。

 俺は言った。

 

 「いやこれどうしようかと思って。」

 

 ナイフを指して言ってみた。

 バラスは言った。

 

 「いらないならください。」

 

 くれと言われたから言ってしまった。

 俺は言った。

 

 「え別にいいけど。」

 

 これで、主を刺したりはしないだろうし。

 ツンツンもないだろうな。

 ないよな。

 

 ツンツンやめなさい。

 ツンツンナイフでツンツンはやめなさい。

 ないよな。

 そして。

 どうするのかと見てると。

 バラスは言った。

 

 「いただきます。」

 

 「パクッ。」

 

 俺は言った。

 

 「う。えー。」

 

 驚かされた。

 本当に驚いた。

 ナイフを飲み込んじゃったよ。

 

 バラスは言った。

 

 「うわーどうしたんですか?」

 

 バラスもこっちの声に驚いたようだ。

 俺は言った。

 

 「お。」

 

 バラスは言った。

 

 「お?なんですか?」

 

 首をかしげながら可愛く聞いてきた。

 俺は言った。

 

 「美味しいの?」

 

 バラスは言った。

 

 「えー。」

 

 向こうが驚いた。

 俺は言った。

 

 「何。何。」

 

 バラスは言った。

 

 「あの。あの。あの。あの。」

 

 俺は言った。

 

 「よし落ち着こう。はい息を吸って。スー。

 吐いて。ハアー息を吸って。スー吐いて。

 ハアー。」

 

 バラスは言った。

 

 「スー。ハアー。スー。ハアー。」

 

 こっちもやってしまった。

 俺は言った。

 

 「落ち着いた。」

 

 バラスは言った。

 

 「はい。」

 

 俺は言った。

 

 「では続きを。」

 

 バラスは言った。

 

 「た食べたんじゃないですよ。食べたん

 じゃ。」

 

 あ。

 そうか異界に転送したんだ。

 忘れていた。

 俺は言った。

 

 「わかった。わかったから。でどうするの。」

 

 バラスは言った。

 

 「どうするって価値を見てフリマで売るか

 素材にするか考えます。では残りも。」

 

 「パクン。パクン。」

 

 何。

 一人でナイフ3本を飲んでしまった。

 なんて強欲なんだ。

 分かち合うって事は考えはないのか。

 ないですよ。

 何そんな事を考えてしまった。

 

 「ジー。」

 

 バラスは言った。

 

 「わあー勘違いしないでください。後でわけますから。」

 

 なんだ。

 そう言う事か。

 なら信じておこう。

 トラブルはゴメンだし。

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