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パオーンじゃないよ魔王だよ  作者: なんだかなぁ
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アルバイト

章の振り替えの為章を削除します。

話の流れは変えずに、フォーマット、文章の追加を行いました。

 そうだそういえば本買って読もうと思ったんだった。

 だが金が無い。

 お金はいらない生活だからな金のことは考えてなかった。

 当然犯罪は重罰だ。

 死なないが封印される可能性がある。

 そういえばこの国では変わった法律がある。

 一旦パオーンに認定されたら迫害とかは受けないのだ。

 これは契約なのでいろいろあるが弱者救済だろうか?

 勇者の計らいでもあるが。

 とりあえずパオーンだけど人並みの力はある。

 なので力仕事などは出来る。

 アルバイトをしようかな。

 本を読みたいし。

 ただパオーンにはいろいろとルールがある。

 そのことをその時俺は知らなかった。

 そして、次の日。

 

 ペケコを見かけた。

 ああ、今日も仲間と裂け目に行くみたいだ。

 宝石さがしだろうか?

 いつの時代も女はブランドとか宝石とか興味があるみたいだ。

 さすがにブランドはないみたいだが。

 そうだ気にしない気にしない。

 あっちはあっちでこっちはこっちだ。

 

 この世界にはなんでも仕事紹介屋があるそうだ。

 ここで求人を見つけるみたいだ。

 何、何、荷物運びか。

 これなんか誰でもできそうだな。

 一応力は普通にあるし。

 でやってみると現実は。

 仕事のおやじさんが言った。

 お怒りだった。

 

 「こらーもっと早くはこばんかい。」

 

 怒ってらっしゃる。

 仕事のおやじさんが言った。

 

 「図体ばっかりでかくて役にたたねえな。」

 

 俺は言った。

 申し訳なさそうに。

 

 「す、すいません。これでもいっぱいいっぱいなんです。」

 

 そう今はこれがせいいっぱい。

 なぜか重いんですよ。

 荷物がいえいえ体が。

 残念早く走れませんと言うより早く歩けません。

 やはり体に対しての筋力がおさえられてる感じです。

 みえない重りでも背負ってるんでしょうか。

 仕事のおやじさんが言った。

 残念そうに。

 

 「まあなんだこの国の法律でパオーンを差別するわけじゃないんだが。」

 「はい。」

 「おめえあんまりにも仕事が遅いからな。悪いけどやめてもらうな。」

 「はい。」

 「ほれ受け取れ。とりあえず運んだ分だ。」

 「はい。」

 「まあおめえは悪いやつじゃなそうだしな。」

 「はい。」 

 「ほかを当たって見てくれ。」

 「はい。」

 

 はいとしか言えなかった。

 声がどんどん小さくなる。

 おっしゃる事はもっともでございます。

 

 「ピリリーン。」

 

 パオーンは小銭をゲットした。

 やったー小銭ゲットだぜって。

 思わず腕を上げてしまったが。

 いやいやさすがにいえない。

 本は高いのだ。

 荷物運びはダメだな。

 よしめげずに次だ次。

 で次は何かあるかな。

 お、これはペットの散歩か。

 ペットの散歩があった。

 おーこれならいけるんじゃね。

 いけそうな気がする。

 それでさっそく行ってみると。



 アルバイトをしに来た魔王だった。

 だが簡単な荷物運びもできなかった。

 何をやってるんだおまえは。

 おやじの怒号がとぶ。

 だがポンコツ魔王だからしかたがないのだ。

 次回パオーンじゃないよ魔王だよ。

 第十一話「おやつも買えません」。

 ポンコツ魔王がおやつを買えなくても私はまったく困らない。

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