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真実
目をあけるとそこにはアカリが涙を流しながら手を握っていた。
「良かった、目を覚ましてくれた。もう会えないと思ってしまったよ。
バカ」
俺は今どういう状況なのかが読めなかった。
「アカリ、俺はどのくらい寝ていた?」
と聞くと
「一週間位眠っていたのよ」
そうか俺は一週間も
その時右手の甲に何かが書いてあったことに気づいた
「アカリお前、俺の手の甲に何かしたか?」
と聞くがアカリは
「何もしてない」
としか言わない。
あまり悩みすぎるのも良くない
俺は外にでることにした
そこには俺がしる世界がなかった。
「どういうことだ」
とアカリに聞く
「レオン貴方は世界を壊す役割を持っているの」
「何言っているんだよ」
「レオンも聞いたでしょあの声を」
「まさかお前も聞いたのかアカリ」
アカリは当たり前のことのように頷く。
「私の正体は何かわかる?」
「人間だろ俺と同じ」
「違うわ」
その言葉を聞きたくなかった
「私は、世界管理委員会のアドバイスAIよ」
「世界管理委員会?なんだそれは」
「世界の生存か破壊を決める場所」
「そして、貴方ががいるべき場所よレオン」