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仲間さがし1
エイドスの森を出た俺は仲間を探して村に入った
「簡単に言うけどすぐに見つかれば苦労しねぇよ」とぼやきながらヘルザードの村に入って行った
「なんかあってんのか?」
と疑問に思うくらいに村は活気に溢れていた
「ようこそ、ヘルザードの村へ」
と一人の男に声をかけられた
「何かあってるのか?」
と聞くと男は
「はい!勇者が誕生したのです。」
勇者だと?まさかと思うが
「その勇者って手の甲に紋章みたいなのが描かれてなかったか?」
とたずねると男は笑顔になって
「もちろんですとも!代々手の甲に紋章があるものを勇者にするのが村の決まりなのです」
「そうかなら俺にその勇者と会わせてくれ」
と頼むと男は顔を濁した
「それは無理です」
「何故だ?」
「実は勇者が失踪してまして」
俺は長くなりそうだと心底思った