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女体化したら最強(凶)!?  作者: イリュウザ


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第5話 検査前の一時

本作品は、カクヨムにて同名で先行公開しています。


カクヨム作品ページ

https://kakuyomu.jp/users/Iryuza01

 看護師さんは、施設の案内を行いながら私達を病室に導いた。

「こちらの部屋をお使いください。

 部屋の設備の使用方法は、机の上のマニュアルを確認してください。

 検査は、午後1時から始まりますので12時50分にここに迎えに来ます。

 その際は、この検査着を着用してください。

 それでは、また後ほど」

 そう言うと看護師さんは、退室して行った。

 その部屋は、ビジネスホテル様なワンルームの個人部屋で、風呂・トイレ付きだった。


 時刻は11時20分、少し早いが昼食取るため、食堂へ移動した。

 検査入院の患者は、食堂で食事を摂るように言われたからだ。

 食堂のメニューは、意外と充実していた。


「病院の食堂だから、もっと質素かと思った」

 思わず呟くと


「この食堂は、研究員や訪問者の方も使います。

 味もよく、量もそこそこあるため評判も良いのです。

 メニューは、朝が和か洋の朝定食。

 昼夕は、日替り定食3種類・うどん・そば・カレーを提供しています」

 氷室さんから情報提供がきた。


「ずいぶんと詳しいのですね」


「以前は、この研究所勤務でしたから」


「なるほど、詳しいわけだ」


 私は、焼肉定食を注文した。


 同じテーブルで母さんと氷室さんと一緒に食事を取った。

「氷室さん。

妹が能力に目覚めた時は1日でライセンス証を貰っていたのですが、なんで私は2日も掛かるのですか?」

 ちょっと、疑問に思ったので訊いていみた。


「通常、能力の発露者は、問診・身体検査で2時間、能力検査で2時間です。

 でも、優さんの場合は色々とイレギュラーが重なっています。

 一般的な能力の発露は、7歳から12歳。

 これまでの最年長発露者は、13歳4ヶ月。

 でも、優さんは15歳3ヶ月。

 最年長発露者記録を大幅に更新しています。

 ましてや、性転換の発露者は世界でも7例しか報告されていない。

 優さんで8例目です。しかも国内では初の事例です。

 可能な限り詳細なデータは集めたいのでしょう。

 過去の性転換者は、性転換後魔力の大半を失っていてます。

 性転換後、能力が使えるほどに魔力が回復した例は20年前の1例だけです。

 優さんは、性転換直後なのに大きな魔力を保持している可能性が高いです。

 非常に貴重な例なんです」


「私の魔力量が、大きい?」


「ええ、問診の時、魔力の塊を感知していますよね。

 しかもテニスボール位の大きさで。

 ランクCの方でもせいぜいゴルフボール位です。

 私もランクCですのでゴルフボール位の大きさです。

 三上主任が何も言わず食いついてきた事からも、優さんが大きな魔力を持つことは確定です」


「そうなんですか?」


「三上主任は、上級能力鑑定士です。その程度の真偽を見抜くなど朝飯前です。

 その三上主任が興味深いと言ったのだから相当な魔力量が有ったと思います」

 どうやら私は色んな意味でレアケースらしい。


「ところで、京子さんこの後どうしますか?

 優さんの退院は早くても明後日です。

 一旦、帰宅なされますか?

 私は、支局の方に戻るつもりですがお帰りになるなら送りますよ。

 もちろん退院の際はお迎えに行きます」


(京子とは、私の母の名前です)

「そうですね、優ちゃん 検査の方は一人で大丈夫?」

 心配そうに尋ねてくる母さん


「一人でも大丈夫だよ。小さい子供扱いしないで欲しいな」

 そう返すと、そっと、目線を逸らす母さんと氷室さん。


「私が何歳にみえているのかな?」


「「あははははは」」笑って誤魔化す二人。

 うん、深く追求しない方が精神衛生上良い気がしてきた。


ご飯は、完食しましたよ。だだ、食べ過ぎでお腹がきついです。

男の時の様には、食べられなくなったのか。




「主任 神城さんの案内終了しました」


「ああ、ありがとう。済まないが、出張者用の部屋を4人分確保も頼む」


「出張者用の部屋4人分ですか?」


「そうだ。上級能力鑑定士に招集をかけた」


「何故、上級能力鑑定士を4人も集めるのですか?

 1人いればランクCまでは認定出来ますよね。

 ランクAでも2人いれば認定できますよね。

 主任も入れれば上級能力鑑定士を5人も集める意味がわかりません」


「それはな。彼女の能力がランクSの可能性が高いからだよ。

 問診の時、可能な限り鑑定したが底が見えなかった。

 それ故、能力鑑定の際は最低3人できれば5人で当たりたい。

 それに、上級鑑定士の葉山と水無月を呼ぶ。

 あいつらの能力なら、性転換の仕組みも分かるかもしれんからな」


「分かりました。部屋の準備をしておきます」


「よろしく頼む。しかし、実に興味深い対象だ。

 Sランクの魔力量も測れる魔力計の使用許可も申請しないとな。

 それと、性転換前のサンプルも欲しいな」


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