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女体化したら最強(凶)!?  作者: イリュウザ


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134/174

第134話 訓練校の初の週末は

本作品は、カクヨムにて同名で先行公開しています。


カクヨムでは週2回(月木朝7時)に先行連載中です!先を読みたい方はこちら

https://kakuyomu.jp/users/Iryuza01

 伊坂さんと高月さんと一緒に病院を出て、訓練校の寮に戻る途中でスーパーに寄ってもらう。

 山本さんは、放って置くといつまでも平田さんから離れないから、伊坂さんが久喜さんに頼ん(命令)で|官舎に連れ帰って貰った《強制退去させた》。


 スーパーでは、米、パスタとパスタソース、缶詰、カップラーメン等の保存食を10日分位と数日分の生鮮食品を購入した。

 高月さんからは

「保存食は分かるけど、食堂があるのに生鮮食品が必要?」

 と聞かれた。


「たぶん必要になると思います」

 答えると

「どんな状況を想定しているのかしら?」

 と言われたが笑って済ませた。


 伊坂さんは、お酒とおつまみを購入していた。

「晩酌用ですか?」

 と聞くと

「吾郎を捕まえておく必要があるからな。

 放って置くとまた病院に押しかけるかもしれんから、一緒に酒を飲んで官舎に押し留めておく」

 と言う返事が返ってきた。


 山本さんが、平田さんに執着しているのは分かっていたけど、ちょっと異常だなと思っていると、高月さんがそっと耳打ちで

「副隊長《山本さん》は、南《平田さん》にぞっこんなんだよね。

 なんでも一目惚れらしいよ。


 それで、何度もアタックしているんだけど、南がずーと断っている状態。

 断っている理由は

『狂戦士《バーサーカー》の能力《アビリティ》で暴走して殉職する可能性が高いから、誰も好きにならない』

 と言って断っていたのよ。

 でも、貴方の治療が終われば、狂戦士《バーサーカー》の能力《アビリティ》を封印するでしょ。

 だから、南が断る理由がなくなるから、余計に暴走しているみたいなのよ。

 南も満更でもない様子だったしね」

 と教えてくれた。


 その高月さんは、デザートを購入していた。

 夜食として食べるのかな?


 訓練校に19時20分位に着いた。

 寮と守衛所の門限が20時だから、特に問題も無く守衛所を抜けて寮の前まで送ってもらう。


 ちなみに訓練校《貴陽学園》と最寄りの駅までの交通手段は公共バスだけで、道路が空いている時間帯なら40分程度だが、朝夕の混雑時間だと倍の80分は掛かる。

 しかも、平日の朝晩の通勤時間帯で1時間に2本、土日・祝祭日は1時間に1本、空いている時間だと2時間に1本しかないうえ、最終が19時40分発になる。

 なので、街まで遊びに行った連中は、最寄り駅を17時40分出発のバスに乗らないと門限に間に合わない。

 門限を守らないと、1ヶ月間は外出禁止になる。

 ちなみに、その1本前のバスは、15時40分発になる。

 田舎だね。


 身体強化を使って走れば、訓練校と駅間を1時間位で走り切る事が出来るそうなので、走っている生徒も結構いる。

 そして今日は、上級生が新入生の希望者を連れて最寄り駅周辺を案内している。

 そして、身体強化の能力《アビリティ》を持つ新入生を連れて、走って帰ってくるのが恒例行事になっているそうだ。

 ちなみに、街から能力《アビリティ》を使って走って帰って来る行為は、自主訓練扱いになっているので訓示に接触しない。


 もちろん希望者のみだが、殆どの新入生に煽り耐性が無いため、ほぼ全員が走って帰る事になるのだが、常時身体強化を発動出来ず2時間から3時間かかってしまう。


 なぜ、そんな話をしているかと言うと、寮の玄関で息絶え絶えの新入生で溢れているからだ。

 身体強化を一定出力で長時間使い続けるには、それ相応の訓練が必要だ。

 まだ訓練を受けていない入校間もない訓練生は、途中で維持出来なくて途切れたり、魔力切れを起こして普通に走る事になってしまう。


 何か言いたそうにこちらを睨む者も居るが、疲労困憊の為かそれ以上の行動に移せる者はいなかった。


 彼女達の横をすり抜け、寮監さんに挨拶してから部屋に戻る。


『お前達、共同浴場はもう閉まるから、シャワー室で汗を流してこい。

 さっさとしないと門限の時間になるぞ』

 背後で、上級生の激が飛んでいる。


 部屋に戻り、室内着に着替えて荷物の整理をしていると、厚生棟から寮に向かって歩いている田中さん達が見えた。

 彼女達も最寄り駅街まで行っているので、メッセージで

『ご飯とお風呂は、済んだ?』

 と送ると

『お風呂は入ったけど、ご飯には間に合わなかった』

 と返事が来た。

 なので

『30分後に私の部屋に来て』

 と送ると

『分かった』

 と返信が来た。


 手早くお米5合を洗い、炊飯器の早炊きでスイッチを入れる。

 部屋にある炊飯器は、一般家庭用の5合炊き炊飯器だ。

 何故5合炊きの炊飯器を持っているのかと言うと、私一人だとそんな量必要ないので1~2合用の物を選ぼうしたのだが、霜月さんから5合炊きの方が良いと押し切られたからだ。

 早速、役に立つと思ってもいなかった。


 人参、じゃがいもを一口大に切り、耐熱容器に入れて電子レンジで加熱する。

 玉ねぎをくし切りとスライスした物を用意し、スライスした物は水にさらす。

 パプリカを千切りにする。

 にんにく一欠片をみじん切りにする。

 鶏もも肉を一口大に切る。


 お鍋に油とみじん切りにしたにんにくを入れ、軽く炒めた後に鶏肉を入れ、表面に焼き目が着くまで炒める。

 鶏肉に焼き目が着いたら、くし切りにした玉ねぎを入れて更に炒める。

 玉ねぎに軽く火が通ったら、レンチンした人参とじゃがいもを入れ、全体に水が被る程度まで水とコンソメ顆粒を入れて火にかける。


 鍋が沸騰するまでの間に、スライスした玉ねぎを水から上げ、水切りをする。

 キャベツを千切りにしてから軽く塩もみをして余分な水分を出す。


 沸騰したら火を止め、時折鍋底から上面までかき混ぜながら5分程冷ます。


 水切りしたキャベツと玉ねぎとパプリカを混ぜ合わせ、サラダにてお皿に盛る。


 お鍋に2種類のカレールーを溶かし、ソース、醤油、ケチャップで味を整え、隠し味にチョコレートを一欠入れた後、ひと煮立ちさせてから火から下ろす。


 時短レシピで作ったカレーとサラダの完成。

 私一人なら数日分の食料を使って、田中さん達4人のご飯になりました。

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