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タイムマシン(残響の夏)

作者:Sencho
最終エピソード掲載日:2025/12/13
未来の日本。
医学とAIが発達し、人間は簡単に死なず、必要なら辛い記憶すら消せる世界になっていた。
75歳の黒崎想太も、延命処置によってなお生き続けている一人だった。

環境は整っている。
身体も健康だ。
痛みも、苦しみも、悲しみもほとんどない――はずだった。

けれど、彼の心にはずっと“空白”があった。
思い出せない誰かの笑い声。
夏の匂い。
胸を締め付ける感覚。

そんなある日、《タイムマシン》の被験者募集の通知が届く。




「生きて。
その痛みごと抱きしめて。
わたしは、あの日の夏にいる。」
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