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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

古畳和尚の割烹料理のお品書き

作者: 京のカモメ
掲載日:2025/10/13

村のお寺の和尚さんは

小料理屋で出す料理のために

池で鯉を釣ろうとやってきました

そこで和尚が見たものとは

古畳和尚(ふるだたみおしょう)


小さな村の小さな寺の和尚さんです


お寺の片隅にある小さな小屋を改築して


小料理屋を開業しました


古畳和尚さんはツルツルの頭をポンと叩いて


「ワシの懐石料理で一儲けしたる」と言いました


古畳和尚は魚料理を用意するため


寺の敷地にある池に釣り竿担いでやってきました


池にポチャンと釣糸を垂らしたあと


古畳和尚は「この池には美味い鯉がいるはずなんじゃ」


そう言って

長く伸びた白ひげを軽く触って

釣糸に鯉が掛かるのを待っていました


和尚が大きな欠伸(あくび)を2回したころ


釣り竿に強い引きを感じ


「かかりよったな!バカ鯉め」


と和尚は叫んで竿をグイッと力いっぱい引っ張りました


大空に舞い上がったのは


手毬ほどの小さな黒い球体でした


「なんじゃこりゃ…」


和尚はつぶやいたいなや


黒い球体が眩い(まばゆ)光を放ち


すべてのものを飲み込んでしまいました


だれかがブラックホールをこの池に


誤って落としてしまったみたいです


太陽系の惑星はすべて飲み込まれ


宇宙は永遠の静寂がおとずれましたとさ


めでたしめでたし



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