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哲学陰キャぼっちの光陰ヒロイン記  作者: ナトリム
第一章 優しさとは
9/11

第8話

 え〜僕、千秋無一はただいま急遽バイトをすることになりました。それは遡ること1時間前。


 ♦︎♦︎♦︎


 そのとき、僕は家に後数10分で着くような所にいたのですが、後ろで突然物音がして、振り返ると、天川さんらしき人影があって、家に着く前だったので、家から逆の方向の店など寄っても着いてきたことがわかったので、メールで真美さんにちょっとぼかして伝えた所、


 【じゃあ今日バイト来なよ少年!!今日ちょっと人手足りなくて困ってたんだ!】


 ♦︎♦︎♦︎


 回想終わり!!まあそういうことがあり今からバイトする所だ。


 「こんにちは真美さん」


 「よく来たな少年っておいおいちょっとこっちきな!」


 真美さんがガラスのドアの先を見た瞬間、真美さんが見たことも無いくらい凄い顔でびっくりして、控え室に僕を強制連行した。


 真美さんびっくりしたらあんな顔になるんだ


 「おい、少年」


 「なんですか?」


 「ストーカーみたいなのされてるって言ってたけどさ、なにあの子めちゃくちゃ別嬪さんじゃん!?」


 「確かに別嬪さんですね、」


 その瞬間、真美さんは僕の顔を見てか、過去を知っているからか、揶揄うことをやめた。


 「じゃあ今日もキビキビ働くぞ少年!!今日は夜までコースだからな!!」


 「え…夜まで…」


 ♢♢♢


 ふう、なんとかバイト終わった、流石に疲れたな、流石に天川さんも帰ったか、でもなんで天川さん僕のことストーキングしてきたんだろ?もしかして、菅野下さんの影響で今日はよく先生に呼ばれたからな、普通の生徒なら何も思わないが、天川さんなら僕を見て違和感を覚えても不思議じゃない。


 とりあえず帰ったらアニメの一気見だ!!


 あれは、内田さん?


 ♢♢♢


 今日から学校はまだ通常授業に戻らない、何故なら、文化祭があるからだ。

 文化祭、それは陽キャ達の中では、最高のイベントだろう、だが僕みたいな、陰キャ、ぼっちなインキャにとっては地獄のイベントである、今ぼっちな陰キャと言い直したのは、ぼっちじゃない陰キャもあるからだ、普通の陰キャは、陰キャ同士で集まる、だが僕はそれをしようとしなかっただからぼっちな陰キャなのだ。

 何で僕は陰キャについての説明をしているがわからないが、とにかく、文化祭は、一人だとやることないし、お金取るし、仕事あるしで、楽しいことなどないのだ。

 一致団結?笑わせるなよ。


 「今日も冴えない顔のようですね、千秋君」


 「ほっとけ」


 「確か今日から文化祭準備ですよね?」


 「ああ、」


 「うちのクラスは何するんですか?」


 「劇だ」


 ちょっと苦笑いしながら彼女は言った。


 「そう、ですか。」


 何か嫌な思い出でもあるのだろうか?


 「なんのお話をやるんですか?」


 赤ずきんちゃんだ。


 「なるほど…」


 「私たちは、装飾の手伝いをするんですよね?」


 「そうだ」


 「了解です!千秋長官」


 「なんで長官なんだ」


 菅野下さんといると自然と笑えてくる、それが少し楽しいけどそう思ってる自分に少し嫌気が立った。


 「ところで千秋君、なんであそこ険悪な空気が出てるんでしょうか?」


 菅野下さんは、天川さん達の方を向いて言う、正直、一昨日家の前で話してたことが、原因だろうな。まあ首を突っ込むつもりは無いが。


 「僕にもわからない」


 今は嘘をつくしかなかった。それが1番正解の道だと思った。


 ♢♢♢


 「千秋君はこの後どこか寄るんですか?」


 「いや、そのまま帰るつもりだ」


 菅野下は、下校の時、勝手についてくるようになった、正直あまり関わりたく無い立場だからちょっと辞めてもらいたい、まあこれ以上関係値が上がることも無いだろうし、友達ができればすぐに僕から離れていくだろう。


 「なるほど」


 「菅野下はどうするんだ?」


 「おお!!さんがなくなった!」


 「まあ、敬語もやめたし、いちいちさんつけるのもな」


 「たしかに」


 「で、どうなんだ?」


 「私はこの後、しご…バイトがあるから」


 「なるほどな」


 いま菅野下は、仕事と言いそうになったが、バイトと言い直した、あまり知られたく無いのかもしれないから深堀はやめておく。


 「じゃあな」


 「また明日」


 よし、今日は天川さんいなさそうだな、今日もまだ見終わってないアニメあるしな!楽しむか!!

 

 ♢♢♢


 「ピンポーン」


 家の中にインターホンの音が鳴り響く、もう20時だ、こんな遅い時間に誰だろう。


 「天川さん!?」


 画面に映っていたのは、クラスのカーストトップこと、天川さんだった。


 「とりあえずでるか」


 「は〜い」



 


 


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