第12話
文化祭、それは陰キャぼっちの僕にはとてもつまらない世界だ、普通の陰キャでも楽しいと思うだろう、だが僕には友達などいない、だから楽しいわけがないのだ!!だから適当に休憩所でアニメを見て終わろうと思ってた、思ってたのにだ、
「さて、次は何処に周りましょうか?って千秋君?聞いてます?」
「聞いてるよ、はぁ」
「今ため息つきましたね!?」
なんでこうなった
原因は一時間前に遡る。
♦︎♦︎♦︎
「はい、では皆さん、文化祭準備お疲れ様でした、全力で楽しんできてください!!」
「「「「「「「おお!!!!」」」」」」
昨日あんなことがあったのに良くこいつらはこんな楽しそうにできるな、切り替え早すぎだろ。
「千秋君、千秋君」
「何だ菅野下、僕は今から最高の文化祭を送るんだ」
「気持ちがこもってませんよぉ〜思ってもないことは呟かないことです!」
「ところで、一緒に回りませんか?」
「ああ、ごめん忙しいから」
「あ、そうなんですかってなるわけないですよ!千秋君はシフト一時間しかないしそもそもシフトも午後の最後じゃないですか」
「え、何で知ってんの?」
「調べましたから」
「そんなドヤ顔されても困るんだが」
「とにかく行きますよ!!さあいざ青春へ!!!」
♦︎♦︎♦︎
そして今に至る、さらば僕のアニメライフ…
「そろそろお腹減りましたね」
「そうだな」
「じゃあ何食べたい?」
「たこ焼き!!」
わかった、じゃあちょっと買ってくる、そこで待っててくれ
♢♢♢
「すいませ…あ…」
「あ…」
何でここにいるんだ!?そもそも帰宅部じゃないのか?まあ誰かの助っ人って線も普通に考えられるな
今目の前にいるのは、天川瞳、スクールカーストトップで妙な縁を持ってしまった相手だ正直昨日の出来事があって少し気まずい、仕方ない、他の店で買うか
「すいませんお金足りなかったのでし、失礼しま〜す」
「嘘ですよね?」
「え、えっと…」
「ね?」
「は、はい」
圧強いな
「たこ焼きパック一つですね」
「いえ、二つでお願いします」
「ふ、二つ?」
「菅野下さんの分を…」
「彼女ですか?」
「え!?な、何言ってるんですか?違いますよ!!」
「からかっただけです」
「ですよね〜あ、あはは」
「じゃあどうぞ」
「ありがとうございます…」
♢♢♢
「買ってきたぞ」
「ありがとうございます!!」
「ほら」
「え?何?」
口開けてどうしたんだこいつ
「最近話した本のシーンで買ってきてもらったたこ焼き食べさせてもらったシーンあるじゃないですか」
「うん」
「再現してもらおっかなって思いまして」
「まあいいぞ」
「よし!」
「ほら」
「う〜ん、美味い!!絶品ですね!千秋君もどうぞ」
「ああ」
「これは美味いな!!ありがとう菅野下!」
「いえいえ、さあお腹も膨れたところで次行っちゃいましょう!!」
「仕方ない」
♢♢♢
それから僕は缶の下に振り回されながら色んなところに回った、擬似カップコーヒーや擬似ジェットコースター、お化け屋敷まで、正直お化け屋敷は最悪だった、胸をめちゃ押してきやがって、まあ悪くはなかったかもな
「じゃあ最後にここです!」
「うちのクラスだな」
「はい!うちのクラスは演劇なので楽しみにしてたんですよ!!」
「そうか」
子供みたいにはしゃぐ姿に何故か微笑ましくなる
「さあ行きますよぉ〜!」
♢♢♢
うちの演劇は美女と野獣だった、もちろん主演は天川さん、野獣は陽キャグループのやつが担当した、見てて結構練習してきたことが、足使いや息づかい、セリフの抑揚などでよく伝わってきた、特に天川さんは顕著だった
だが、劇の最中、菅野下は何故か震えていた、何故だろう、まるで、現場監督のような表情をしていた、自分ならもっとこうできるのにみたいなそんな感じが伝わってきた
「演劇どうだった?」
「面白かったよ、みんなすごい頑張ってた」
本当に自分が思ったことは言わないようだ
「じゃあそろそろシフトだからまたな」
「うん、お互いシフト頑張ろう!」
♢♢♢
今日は大変な一日だった、特に天川さんにあった時はとてもびっくりして精神が擦り減った〜帰ってアニメで回復するぞ〜
「やあ千秋君、文化祭は楽しかったかな?」
何故ここにいる!?天川さん
「あの、何でここに?」
「まえ、治療費のお礼にするって言ったでしょ〜」
「そっかそっか」
「もぉ〜おバカだな〜千秋君は」
「で、今日は何の料理なんだ?」
「じゃじゃんっ今日はこれだよ〜」
「これは、昼の時のたこ焼き?」
「せいかぁ〜い」
「でっ昼の見せつけは何かな?」
「あれはですね〜」
誰か助けてぇ〜!!!




