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哲学陰キャぼっちの光陰ヒロイン記  作者: ナリム
第一章 優しさとは
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第10話

 とりあえずやることは一つだな


 ♢♢♢


 「どうしようみんな、普通に天川に暴力振っちゃった…他の人たちに知られたら私、学校の立場悪くなっちゃう…」


 「多分だけどそんなことは起きないと思うよ、陽キャの男子たちはバラさないと思うよ、だってあいつらあまり問題事起こしたくなさそうだし」


 「た、たしかにそうだね、内田ありがとう!!大丈夫な気がしてきた」


 「そもそも、うちらに何も話さない天川が悪いでしょ」


 「そ、そうだね、全部あいつが悪いんだ、あいつが私たちに何も話さないのが悪い、私は何も悪くない」


 「「「「そうだよ!」」」」


 そこには奇妙な空間があった、世間で見たらおかしいはずなのにこの空間では正しく見える、極めて異常だ、それと同時にその空間をぶち壊したいと思った。


 「そんなわけねぇだろ、お前ら頭狂ってるんじゃない?」


 「誰?あんた」


 「そりゃ知らないのは無理ないよな、クラスの端でボッチしてるやつなんか」


 「「あいつ、千秋だっけ?」」


 「そんなやついたっけ内田?」


 「影薄すぎて気づかなかったわぁ〜で、私たちに何のよう?ここで姫様助けてヒーローってか?」


 「いや、そんなんじゃねぇよ、ただここが気持ち悪いなって思ったから壊しに来ただけだ」


 「お前の方が気持ち悪いだろ」


 「まあとりあえず帰りな、ヒーロー気取り君、お前の学園生活乱されたくないならな、今なら許してやるから」


 そうスマホを弄りながら答える、本当に興味がなさそうに


 「まあまてよ、一回話くらいしたらどうだ?」


 「いやだね、お前と話しても楽しくねぇよ、」


 【あっはっはっはぁ〜あ、あいつら騙されやすすぎだろ、水原はうちの言葉はすぐに信用するしさぁ〜他の連中だって水原がそうならって信じてくれる、これで私がトップになれる日も近いな!!】


 「これを聞いてもそんなことほざけられるか?」


 明らかに内田の顔が真っ青になっていく、肩や足も振るえて、冷や汗もかいているようだ、よっぽどきいてるらしいな。


 「え、何これ?ねぇ内田、何か言ってよ…ねぇ何か言ってってば!!」


 「内田、お前はその思考力とカリスマで普通に考えたらおかしいことをあたかも正しいように感じさせて、奴隷のようにこいつらを使ってきたはずだ、楽しかったか?我儘王女さん?」


 「ねぇ水原、もう行こう?今なら千秋の意識もあいつに向いてるし、本気で謝れば許してくれるかも…」


 「許されるわけねぇだろ!」


 「でも、うちらこいつの指示従ってただけで、操られてたなら、被害者でしょ?」


 「ぷ、は、は、はぁ〜お前ら最高だよ、確かにお前らは従ってただけだ、でもな、やったのはお前らだろ?従ってたのはお前らだろ?あたかもそれが本当のように思って、本当か疑うことを放棄した、お前らも同罪だよ」


 今、僕はどう思われてるだろうか?とても冷たいように言葉一つ一つを紡いでいく、こいつらには恐怖のように感じているだろうか?まあいい


 「まあ謝るのは大事なことだ、ちゃんと謝れよ、許して欲しいならあいつにちゃんと謝れ、お前らはそれで許してやる」


 「う…うちは?」


 「は?許されると思うのか?」


 「何させる気!?体が目的なの?」


 「いや、そんなのは求めない」


 「お前ら、こいつと一対一で話したい、もうどっか行け」


 冷たい一言を放つと、逃げるように去っていく


 「それでだ、お前は正しさって何だと思う?」


 「急に何?」


 「いいから答えろ」


 「その場で全員に認められたことでしょうか?」


 「ああ、そうだ、たとえ、普通がおかしいと思われることであっても、そこで皆んなが信じたことが正しさになる、おかしいよな?狂ってるよな?、だから許せねぇお前だけは」


 「ひぇ…」


 「お前は理解してたはずだ、このおかしさに、でもそれを使った、お前はあいつらより最もタチが悪い」


 「まあ雑談はこの程度にしておこう、内田、お前はあの音声をバラされたくなければ3年間僕が命令したことに従え、まあ安心しろ、体目的なことはしない」


 「だが、僕の繋がりを周りに示唆するようなことはするな、絶対にだ、そういうことを見つけた瞬間速攻でいろんな人にバラす、わかったな」


 (こいつ、目がガチだ!?)


 「分かりました」


 「じゃあ一つ目だ、謝ってこい」


 「はい」


 ♢♢♢


 そう、人はその場で最も信じられたことが正しさになる、たとえ、おかしいと思われても、だから僕はさっきあいつらと同じことをしたことになる、脅しをした、それはおかしいことだ、でもそういう空気で僕の言葉を信じざるおえなかった、これだから人間は恐ろしい。


 コンコン


 「失礼します」


 保健室の中はとても静かだった、先生もいない、さっきのやつもいない、ただいるのは僕と天川だけだがその静かさで唯一音がするのは天川瞳の声だった


 




 

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