そこら中に
"ピピッピピッピピ"
「んぁ」
(もう朝か早く起きないと)
寝起きなのかまだ呂律が回っていない
(やっぱり夢じゃないか)
布団で気持ちよさそうに寝ている未孤を見て思った
"モフ"
(やっぱり現実だすごいモフモフしてる)
少ししたら未狐が起きた
「?!」
「あ起きたおはy」
"ガブ"
言い終わる前に噛まれた
「また私の耳を触って何度やったら気が済むの」
少し呆れ気味に言った
泉は痛さで手を押さえもがいている
「じゃあ学校行ってくる」
「学校行ってたんだ、じゃあ私も学校行こかかな」
「何でそうなるんだよ」
「ただの暇つぶしだな」
なんだかんだで未狐はついてきた
「いや~学校に行くのなんて初めてだよ」
「へ〜そうなんだ何で?」
「ずっと神社にいたからね、あとどのぐらいで学校つくの?」
「30分ぐらい」
未狐は少し面倒くさそうな顔をしていた
「ひぁ」
泉は何かに驚いて声が裏返った、その目線の先には電柱にミミズのような形をした何かが巻き付いていてその姿は中心に歯がむき出しの口が目は大きな物が1つ目の逆の方向には長い1つの腕がついていた
「そういえば昨日見えるようになった、ビビってるのか?」ニヤニヤしながら聞いてきた
「こ、こんなのにビビるわけないだろ!お前こそ怖くて怖くて仕方がないんじゃないか」
(怖くないわけないだろ!なんだよあの化け物怪異はあんなのばっかなのか)
「へえならいいんだけど、もしかしたら怪異はあんな奴しかいないのかよとか思ってるかもしれないから教えてあげる普通の人型とかもいるから安心しな」
またニヤニヤした顔で言った
「うるさい早く行くぞ」
「 はいはーい」
(でもこう見ると結構いるもんだなさっきみたいなはあまりいないけど)
学校
「ここが泉が通ってる学校かー結構でかいな」
「まあ他の学校よりはでかいかもな、そうだ前から思ってたんだけど学校とかってやっぱり怪異は沢山いるのか?」
「そうだね~他のところよりは多いいのかな、まあヤバそうなやつもちらほらいるけど私の足元にも及ばないから大丈夫ね」
「絶対大丈夫じゃないだろ」
教室
「ここで勉強してるのか、、、なんか普通だね」
「じゃあ俺は授業受けるけど」
「私はこの教室に来た怪異を倒して少しでも霊力を増やしておきたいし」
授業中にて
(うわ最悪黒板に怪異ひっついてて邪魔何だけど早くどっか行かないかな、うわこっち見たキッショ!ヤバいこっち来てるどうしよう)
目の前に怪異が来た時目をつぶった
"バリン"
何かが割れた音とともにざわざわした
目を開けてみるとそこにいたはずの怪異がいなくなっていた
「あー逃げられたホントにここの怪異ちょこまか逃げすぎまだ1体も倒せてない」少し悔しそう未狐がいた