空狐
インターホンが鳴り少しノイズのかかった声が聞こえた
「本当に来た?!やっぱあの番組本物、、、てか来るのはや」
玄関のドアをそっと開けてみると大きな箱が置いてあった
「いったん部屋に運ぶか 結構重いな引きずって入れるか」
「よし部屋に運び終わったしちょっと開けてみるか」
中にはさっき見た白い狐の子が入っていた。
「やっぱ嘘じゃないか本当に入ってるよとりあえずこの子どうしよう、、」
(こう近くで見ると結構かわいいな)
そう色々考えてると箱の中に紙が2つと針が入っていた1つの紙には文字が記してありもう1つは何か模様があった
「説明書となにかの絵と針?いったん説明書読んでみるか まずは札に霊力を込めてください半獣半霊の方などは血でも大丈夫です この針で手から血を出せばいいのかな?」
"チク"
「痛!結構痛いし血出るええっとこれを札につければいいのか そしてその札を半分に切り片方自分もう1つを狐の口に入れれば完了です これを食べるのか?ちゃんと食べれるのかな」
切った札は口に入れた瞬間に溶けるように消えてしまった
「これで終わりか、、、この子いつ起きるんだろ」
(耳触ってみてもいいかな?)
「ちょっとぐらいの触ってみてもいいよね」
"モフ"
「すっごいもふもふしてる!なにこれ面白いあはは~あと一時間ぐらいは触ってられる」
気楽に笑いながら言っている
20分後
(あっ起きた)
耳をもふもふ触っていたら白い狐の子が起き目が合い数秒沈黙が続いた
「!誰だお前はまさか私にやましいことをしようとしてたな!やめろ離せ!離せ!」
白い狐の子が急に暴れ出した
「ちょ、ちょっと待って誤解誤解だから!」
そうまだ耳を触りながら言っている
「だったらその手を離せ!」
"ガブ"
白い狐の子が噛みついて来た
「痛!」
「痛い!」
泉が痛がった次の瞬間まるで痛覚がシンクロしているかのように狐の子も痛がった、痛さで少し平常心を取りもどした
「いろいろ聞きたいことはあるけどまず聞くお前の名は何だ?」
「俺の名前は汐那泉あんたの名前は?」
「私の名前は未孤、種族は空狐神様よ!讃えあげ祭りなさい!」
「神様?そんな感じには見えないけど」
「失礼だな今は力の大半失ってるだけで時間さえあればもとに戻れるんだから!」
「名前を教えたからいろいろ聞くよ あんた人間なのに何で私を買えたの?まずあれを見れるのは基本怪異だけなのに何か思い当たることないの?」
「自分でも分からない、あ!でも思い当たることなら今日トンネルで空色の宝石みたいな物がてに吸い込まれて」
「お前珍しい物を見つけたな」
「泉と呼んでくれ」
「原因はそれで確定ねあとこれが一番聞きたいことなんだけど、お前いったい私に何をやったの?!私がお前に噛みついたら私にも噛まれた痛みとか傷ができたんだけど」
「泉と呼んでくれ」
「分かったから!じゃあ泉なんか私にした?」
少し面倒くさそうに言った
「未孤が入ってきた箱に入ってた札を説明書どうりに血を混ぜて食べさせてみた」
「え、一応聞くけど今までこー言う事結構あったり?」
「いやないよ」
「普通書いてあったとしてもやらないでしょイカれてるよ」
「てかその食べた札ってどんな感じしなるんだ?」
「それも知らないでやってたの、、、まずまずコレは食わせた相手をまあ泉に分かりやすく言うと使い魔にするもの、私が食べたのはあまり縛れない弱めのものだけど」
「弱めと言っても他にも色々能力はある一つはさっき見たとうり私が、泉に血が出るぐらいの強さ出る傷つけた痛みや傷がこっちにも来る」
「さっき痛がってたのはそれか」
「あと最後は私の能力を弱体されるが少し使える一部を使えるようになる」
「マジで!いやぁ〜コレで俺も能力者の仲間入りだ、でどんな能力を使えるんだ?」
「まずは回復が速くなるなカスリ傷程度ならすぐ治るさっき噛んだ傷は1日ぐらいで治ると思う」
「治るのはすごいけどちょっと微妙だな」
「前の私は腕ぐらいならの一瞬で治ったけどね!」
「へえー今はどのぐらいなんだ?」
「うるさいな、あんたよりは治るのは速いわよ!」
少し怒ってる
「泉と呼んでくれ」
「あと一つは霊力があるものを食べたら霊力が増える、私はそれプラスたまに食べた怪異の能力をちょっと使えるわ」
「ちょっとそれは強そうかも」
「そうだお前いったいこれからどうするんだ?」
「そうね、、力も弱ってるし一応使い魔みたいな感じになってるしここに住もうかな、安心してその代わりといっちゃ何だけど私が怪異から守ってあげる!」
「住むのは別にいいんだけど一応学生だし友達が来たらなんて紹介したら、、、」
「あ~そこは安心しといて神とか怪異は普通の人には見えないから」
「それなら安心安心」
寝る前
「俺は明日学校だしもう寝るな、未孤お前って寝るのか?」
「まあ本来別に寝なくれもいいけど今はこの通り弱ってるからな寝る、布団を出せ綺麗なものをな」
「予備のやつがあるからそれを使えよな、あんま使ってないから新品同様だありがたく使うんだな」
「今回はコレで良しとするか」
少し不服そうな顔をしていた
(誰かと一緒に寝るの久しぶりだな人じゃないけど)