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宇宙の仕組みと生きる目的、そして意識は紡ぐ 《序章》

作者: 木持千加江(藤台団二)

いい訳です。

人間は考える。


時に独断をし偏見を持ち、そして妄想する。


人類の歴史の中で認知革命が起きたという説がある。


認知革命とは妄想を繰り返した結果と言える。


意識はいかなる物質、いかなる原子でも構成されていない。


物質世界には存在を立証できないもの、その意識はこの世界で人類の生存に大きくかかわっている。


意識から発する妄想とはこの物質世界では存在を証明できない、しかし、意識が存在していることは認識できている。


ニュートン力学は人間の知覚が及ぶ範囲では齟齬無く有用に働くが、宇宙というマクロな空間では相対性理論という新たな法則の示され、逆にミクロな世界では量子論という別の法則に対する理論が必要とされている。


これらをつなぐ統一の理論はいまだ確立されていない。


これは次元が違うからではないか、だからこそそれらは法則が違い、それを解き明かす理論も違うのは必然であろう。

そうであればこの世界は同一ではなく別次元が折り重なって出来ているのではないかと考える。

意識という非物質の存在が証明できないにもかかわらず認識できている事とも理屈は通る。


そしてこの意識は生命の生存に多大な影響を与えている存在、その意識は妄想を産んでいる。

私はそこに意味を見出している。


ゆえに私は妄想する。


図らずもそれは物語を紡ぐのと同義である。


思えば人類の歴史は物語で出来ている。


人間社会に数ある宗教は物語で出来ている。


この世を創造したとされる神は、神話すなわち物語で出来ている。


これらの事から一つの答えに至る。



【この世界は物語で出来ている】



歴史を辿ればその痕跡に埋め尽くされていて、それに留まらず今現在この瞬間も物質世界に変化としてそして事象は顕在している。


この世界が物語で出来ているのであれば人類が認知革命により神をも創造し繁栄への道しるべにしたのであれば、私は臆することなく妄想する。


可能な限り、あらゆる制限を取り払い、思考を巡らし妄想という物語を紡ぐ。


そして、妄想という言葉の趣にいささかの形式的な装飾を施しこれを仮説と称することにする。

次回本題に入ります。

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