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The・Create  作者: シュウト!!
第4章 夏だ!遠征だ!!火の国だ!!!
88/99

【80話】 遠征3日目 クロガネ炭鉱での戦い

珍しく前書きで書きたい事がないなぁ。

ほな、このまま本編に行くkーーー。っ!!!(バカに電流走る)


 今年の2/28にポケポケ最新パックとして『超克の光』というパックがリリースされました。

そのパックの目玉はポケモン世界の創造神(※通称:邪神♨️)『アルセウス』さんのなんですけど、ぶっちゃけそんなんどうでもいいです。えぇ。

(アルセウス「えぇ!?」)


なんとビックリ!そのパックにはライチュウさんがキラ枠(ダイヤ3、それなりにレア度が高い)で出てくるんですよ!!



正直、もぅここの読者は『シュウト!!とかいう作者は、ピカ系統4匹(ピカ、ライ、おちび(ピチュー)、アロライ)がむちゃくちゃ好きなうるさいヤツなんだ』と理解していると思ってますので、まぁ、言わなくても伝わると思いますが、そうです。


新規でライチュウが実装されたんですよ!!

ライチュウが、出るんです。(※何回言うねん)


これはもぅ狙うっきゃねぇ!!(←2/28当時ね)



 そうして、ライチュウを狙うこと約半月。


出  ね  ぇ  !  ! 


出ない出ない出ない出ない!一枚も出ねぇ!!

ピカチュウは出てきてくれたのに、アルセウスEXは出てきたのに。初日に!一パック目に!!


ライチュウだけが出ねぇ!!

キラ枠同サイクルの中で唯一(って訳でもないが)出ねぇ!!

※ライチュウとロトムだけ出てない



そもそもだ!1日無料で引ける分の2パックではまず出ねぇ!!

奮発して10連いってもうん!出ねぇ!!!


じゃ、じゃあ、他のプレイヤーが引いたカードをGETできる『ゲットチャレンジ』はどうよ?


そもそもライチュウがいねぇ!

(僕がログインした時に直近数時間で当てた人ゼロ)


なんなら、ゲッチャレに来たとて何度も何度も何度も何度もはあぁ~何度も!五分の一を外しまくるの・・・


なんなのね。



別の手段?教えてちょーよ。



トレード?しねぇよ!!(※ライチュウ持ってるフレンドはちゃんとおる)

ポイントで交換?するわけねぇだろ!!!(※ライチュウと交換できるだけ既に貯まってる)


いいですか?皆さん。

こーゆーのはねぇ、自分の手で(・・・・・)引かなきゃ(・・・・・)いけないの(・・・・・)!!


Repeat after me(※ウザ)


こういうのは、自分の手で引かなきゃいけないの!!!!



等と意地になっていたある日。(3/21当時の出来事)



出  た  ☆



ゲッチャレから♨️



僕、ライチュウを他プレイヤーが引いたカードから選ぶヤツで当てちゃった。


※コレ、他プレイヤーから奪ってる訳ではない。

※あくまで、誰かが当てたのとおんなじカードを自分もGETできるよーという場なのです。ゲッチャレとは。



散々あれだけ言っといて、まさかまさこのゲッチャレからこんにちは。

ライチュウ、GETです。





・・・あはは(汗)。

勝てばよかろうなのだァ!!!!!


※マジもんの実話です。本当にゲッチャレから出たw

※何ならパックからは未だ0枚です。泣きそう




はい。茶番は終わりDA!!本編、どうぞ!

 そういえば。炭鉱に生息してるモンスターってどんな奴らなんだろう。


なんてこともない素朴な疑問。の、ハズだった。


「貴方達は昨日、クロガネ山脈のモンスター達と戦っていましたよね?そこに出現する種類が、ソックリそのまま出現するんです」

「ゑ?」


質問に答えてくれたクリスさんは、どうして殲滅(たお)しても殲滅(たお)しても湧き続けるのか……と愚痴をこぼした。


それより待て。待て!!


クロガネ山脈に出てきた奴らがソックリそのまま炭鉱にも出現するってコトは・・・

デスパイダー「キシャア(やぁ)!」


ひえぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!

※蘇るトラウマ……(72話、78話。共にオチ担当)


涙出てきた……


「終わった……」

「何だ、突然どうした?」


クローツさんは、いきなり膝から崩れ落ちる俺を見て驚いている。

というか、あの顔は引かれたな。多分……


「帰っても、良いですか?」

「(ミクセルの話じゃ、確か……)理由を聞いても?」

「クモ、無理なんです。苦手とかの次元じゃないんです。無理なんです」

「クモ?あぁ、デスパイダーの事ですか。あんなB級モンスターがですか?」


不思議そうに首を傾げるクリスさん。


貴女ぐらい凄い人なら何て事ないでしょうけど、俺からしたら強さどうこうの次元じゃないの!

もぅあの見た目からOUTなんです!!!


「へぇ。それは仕方ない。頑張れ☆」


親指を立て、ウインクまでしてみせたクローツさん。


ハイ!クソみたいな我儘を却下してくださり、ありがとうございました!!(大号泣)


「デスパイダーか・・・」

「昨日、ピノとキリュウから聞いたよ。デスパイダー2匹を味方ごとグランドフレイムで焼き払ったって。

その時の事をキリュウは『全く、何事かと思ったぞ…!』だってさ」


腕を組むヒビキを横目に、ライデンは言った。

凄い、悪い笑みである。


「だからさリクト、デスパイダーの相手は任せてよ。僕達だって爆発オチに巻き込まれたくないからね」

「!」


ライデンは俺の胸元に拳を突き出した。

目を丸くする俺を見て、フユさんはため息を吐いた。


「そうね。狭い炭鉱の中で、アタシ達ごと焼き払われる訳にはいかないわ」

「お姉ちゃん……!」


ファサっと髪を靡かせるフユさんに目を丸くするユキナ。

これは・・・。『助力を貰える感じですか?』、と言わんばかりの期待の眼差しを送っておこう。


「もぅ、フユってば、素直じゃないなぁ。素直に協力するよって言えばいいのに~

リクト君。今回はグループでの任務なんだから、互いの苦手は補い合いましょう?」

「リクト、今日は僕もいるんですよ?リーダー(ライム)共々お世話になっているお返しをさせてください。

それに!僕という最後のピースが加わって、最早死角ナシです!」


ピークサインをしたスーノさんと、そう言いながら得意気に胸を張るラゴン。


「そうよリクト!モミ達に(まっか)せなさい!」


バシッと俺の背中をぶっ叩いたモミさん。


()ッ!ぁ、ありがとうございます(※小声)」

「フピピ♪わたしだって二度もアレに巻き込まれるのは本当に勘弁よ。

安心なさい、リクト?あんたを爆発させてたまるものかってのよ!」


だから、人を爆弾みたいに言うな!(照)


「おっ、ピノ!いいこと言う~」

「っ、ピイィ///恥ずかしいなぁもぅ」


ルナはピノの頭を撫で撫でした。


「ほら、リクト!今日も頑張るぞ~!」


ノリノリのルナは万歳の要領で、掴んだ俺の左手ごと両手を天に突き出した。


「っ!?」

『『おー!』』


弾ける笑顔でそれに乗るライデンとヒビキ、ホノカ、ユキナ、ピノ。そして、ラゴンの六人。


俺は、そんなみんながひたすらに頼もしく、嬉しかった。


「(本当に、俺は周りに恵まれてるなぁ)っっ、よーしみんな、頑張るぞーっ!」

『『おー!!』』


これは後に聞いた話だが、クローツさん曰く、炭鉱ギルド内がここまでほっこりした雰囲気になったのは初めてだったそうで。俺は真っ赤になった。



 数分後。冒険者一同は各々のグループが護衛を担当する炭鉱ギルドの職員達と顔合わせをしていた。

俺達"クリエイト"&"フローズン"の『桃色』グループの担当は、四人の精霊龍(ホーリードラゴン)という種族の魔物(ヒト)達だ。


"この世界"に来てから初めて聞いた種族だが、外見は人間とあまり変わらない印象だ。

不思議な形状の角や翼を生やしてはいるが。


「初めまして、冒険者"フローズン"、"クリエイト"。

この度世話になる、聖龍(ホォリィ)終極(エンド)です。この採掘班A組のリーダーをしている者だ。

困った事があれば、すぐにわたしらに言ってほしい。その分、モンスターの討伐は貴方達に任せる。

本日はよろしくお願いします」


Wow。なんて綺麗な礼なんだ。

作業着に身を包んだ細い黒縁メガネの(イケオジ)、ほぉりぃ?さん。


なんか元の世界(日本)で聞いたことあるような名前だなぁ……

(※Now or Never…ざーでぃくりか……ロストReソウル……ウ"ッ)


「おいらは天命(テンメイ)採掘班A組(ここ)のサブリーダー的な役をしているよ~ん。

こんなナリでも、案外キミ達の頼りになると思うから。ヨロシク~」


Oh、この魔物(ヒト)はホォリィさんとは対極だな。

ボサボサの前髪に整っていない髭、だけど服装はシャキッとしている。(くしゃっとしたズボンに目を背けながら)

独特な雰囲気の魔物(ヒト)である。


「・・・・・」

「(まぁまぁキララ、落ち着いて?)」

「(しかし……)」

「(テンメイならきっと大丈夫よ)」

「(うむぅ……)」

「どうしたウィズ?次は君の番だぞ」


ホォリィさんはキラッと眼鏡を光らせながら言った。

呼ばれた女性は、一瞬こそあわあわしていたものの、すぐに落ちつき、自己紹介を始めた。


「冒険者の皆さん初めまして。私は初不(ウィズ)と申します。実は私、モンスターが怖くって今日の作業、とーっても心配だったんです。

ですが、皆さんのお力を借りれると聞いて、とっても心強くて頼もしいです!よろしくお願いします」


左目隠れの長髪のウィズさんはにっこり微笑みながら礼をした。


あぁ凄い。この人は優しい。何でも包みこんでくれるような慈愛(?)を感じた。

だからこそ、怒らせたらきっと怖いんだろうな。


「初めまして。私は煌星々(キララ)といいます。炭鉱ギルドでは最年少ですが、最年少だからといって侮らないでください。

今回の護衛、よろしくお願いします」


赤い瞳の黄髪ミディアムヘアの少女は少し、少し!?

結構高圧的な態度でそう言った。


そんなキララさんに、ウィズさんはあわあわしだし、ホォリィさんとテンメイさんはやれやれと頭を抱えた。


「(この魔物(ヒト)、かなり棘がありそう・・・。

トラブルとか、何か変な事が起きなきゃいいけど)」

『さて、そろそろ各グループの自己紹介は終わったかな?』


 館内のスピーカーからクローツさんの声が響いた。


「おや、タイミング完璧だねぇ」

「しっ!!」


スピーカーに反応したテンメイさんに静かにするよう注意したキララさん。

気持ちはわかるけど。ちょっと当たり強過ぎない?


『初顔合わせが終わり次第、炭鉱ギルド職員は通常通り業務を開始してくれ。冒険者諸君はそれぞれのギルド職員の指示の下、職員の護衛・モンスター討伐を頼む』


その後、放送はブツっと切れた。


「(ギルマス(クローツ様)。相も変わらず放送をブツ切りにする……)さて、9:00か。我々も現場に向かおう」

「そうだねぇ」


壁の時計を眺めながらそう言ったホォリィさんに頷いたテンメイさん。

その後テンメイさんは、大きな欠伸をしながら言った。


「さて、冒険者諸君。炭鉱での注意事項とか、そういう細かい説明は現場に向かう道中でパパーっと説明するよ。そんじゃ、少し急ぐよん」

『『はい』』

「(むぅ。今日は外部のヒト達が来てるのに、天命(テンメイ)は……!!もぅ……)」

「(どうしようどうしよう、煌星々(キララ)ちゃんがプルプルしてる……私、止めきれるかなぁ?)」


俺、もの凄い不安になってきたわ。



 それじゃあ早速、現場へ向かおう!

という訳で、俺達は炭鉱ギルドから出tーー


「リクト君リクト君、ちょっとストーップ」


出ようとした矢先、クロウが呼び止めた。


「クロウ?ごめんみんな、先行ってて。ホォリィさん、すみません!少し遅れます!」

「分かった。なるべく急ぐようにな」

「はい!」


俺は皆を見送ると、一旦ギルドの扉を閉めた。

振り替えるとウルとパーラ、アリスさん、そして、ユーカさんもいた。


「(Wow。増えた!)え、どしたの?」

「クーちゃんがリクト君にどうしても聞きたい事があるって聞かなくて」


ウルは頬をかきながら言った。

どうしても聞きたい事?なんだろう。


「私がただ気になったから呼び止めただけなんだけどーー」

「(えぇー?)」


俺は『なんじゃそりゃ』、と思いながらクロウの話を聞く。


「単純にシンプルに調子はどうかなぁ~って。ほら、昨日倒れたじゃん」


やけに真面目に話すクロウ。(※失礼)

張り詰めた、とまではいかなくとも、不自然な(クロウらしくない)緊張感を感じたから何事かと思ったけど。


「心配ありがと。特にこれといった不調は無いよ」

「っ!そっか。大丈夫なんだ」


 一瞬目を見開いたかと思いきや、ふふっと笑ったクロウ。


「・・・?」

「いやね?君、私の後輩なワケじゃん?そういうのは私の柄じゃなくても気にしたくなるんですー」


照れながらもそう言うクロウ。

珍しい。普段なら、ウルとパーラはここら辺で茶化しにくるハズなのに。


「そっか。ありがとう、本当に大丈夫だよ」


正直な話、何が大丈夫なのか俺もわかんねぇ。

けれど、今はこれが正解であることだけは確かだ。


 クロウ達三人はにっこり笑ってくれた。


「わかりました。引き留めてごめんなさい」

「それじゃあまた」

「リクト君、まったね~」


"マジカウインガー"の三人は白グループの元へ戻っていった。


「・・・時間ザマス。木ノ下君、急ぎましょう!」

「へ?」

「GoGo!!」


え?あれ?二人も桃グループと一緒なのか?


「説明は走りながら!ほらリクト君、ダッシュよ!」

「へ?あ、はい!」


 俺の顔を見て察したのか、アリスさんは扉を開け、そう催促した。



 炭鉱ギルドから出て、すぐの道路には横断歩道と信号機が設置されている。


クロガネの街の中央にある大穴を縁取るように走る路面電車のレールを挟む長い長~い横断歩道を渡った先に、先へと進む桃グループのみんながいた。


「あ。ホノカとユキナが手振ってる!ハァ、良かった。まだみんな遠くじゃなかった」

「みたいザマスね。あ、赤信号……」

「一旦止まりましょ」

「そうザマスね」

「「(ザマス………)」」


赤信号で足止めされた。

丁度良いのでここで二人に聞いちゃおう。


「・・・それで、二人も一緒なんですか?」

「そうザマス。我々冒険者ギルドの職員は護衛任務中の冒険者達の様子を記録するようギルマスから任されまして」

「そ。だけど、こっち側でちょっと色々あってね。

桃グループには私とユーカさんの二人が着いたのよ」


アリスさんは続けて信号変わったぞ、と言った。

俺達は小走りで桃グループのみんなを追いかけながら、会話を続けた。


「色々って、・・・!もしかして、昨日のダークセイバーの件ですか?さっきクロウ達も心配してたし」

「そうザマスね。未知なる力を持つダークセイバーに貴方が飲み込まれていないか監視する目的もあるとギルマスは仰ってましたね」

「(ユーカさん……!それは言わない約束じゃ)」

「(あっ……す、すみません)」


ダークセイバーに飲み込まれてないか、か。


「・・・大丈夫ですよ。未知なる力なんて、逆に俺が飲み込んでやりますよ!」

「リクト君、その自信は一体何処から湧いてくるのよ……」

「そうザマス。根拠が無ければ説得力はついてきません」


アリスさんとユーカさんは苦笑しながら突っ込んだ。


「根拠?そんなの当然無いですよ。でも、大丈夫です。寧ろ、大丈夫って言い張らないと!

そうして自分を騙さないと、本当に不安で押し潰れちゃいます」

「「・・・・・」」

「メンタルが弱ぇからこそ、不安な時こそ(・・・・・・)前向きに行こう(・・・・・・・)!そうやって、無理矢理にでも不安材料を取っ払う。なるようになれ!です」


人一倍メンタルに自信の無い俺が、二人(勇気)()親友(健斗)のお陰で兄の死から立ち直れた俺が、元の世界(向こう)で習得したとある考え方(マインド)


いや、別にそんな大層なモノじゃないんですけどぉ。


だが、元の世界(向こう)陸上(部活)の大会があった時、中3時代の受験期にも、このマインドで乗り切れたのも事実。


それに、"この世界"に来てからもそうだ。

『なるようになれ!』と、沢山の戦闘を乗り越えてきた。

決して馬鹿の一つ覚えとか言うんじゃないぞ?


「・・・リクト君らしいわね。そういう前向きさ、私は好きよ?」

「えぇ、木ノ下君の立派な長所です。・・・そうですね。貴方のその自信に免じ、我々も貴方を信じましょう」


やった!ん?やったぁ?

何安心してんだよお前。

喜ぶのは大丈夫な事を証明できてからやろがい!!!


「(危ね。気が早い気が早い)ありがとうございます。頑張ります……!」

「おや。お帰りなさい」

「クロウに捕まってた割に、意外と早かったじゃない」


 ラゴンとフユさんに追いついた。


「お帰りっ。あれ?」

「アリスさんとユーカさん。っ、もしかして!」


アリスさんとユーカさんを見て、首を傾げたホノカと目を見開いたユキナ。


そんな二人を見て、アリスさんはにこっと微笑んだ。


「そうよ、よろしくね?」

「炭鉱ギルドの皆さん。改めてよろしくお願いします」


立ち止まってペコリと礼をしたユーカさん。


「此方こそ」

「よろしくお願いします!」

「お願いしますねぇ」

「よろしくねーん」


およ。炭鉱ギルドの職員はアリスさんとユーカさんとも顔馴染みの中だったらしい。


「こらっ、天命(テンメイ)!」


徐にテンメイさんに叱りつけるキララさん。

そんな彼女を適当にあしらうテンメイさん。


「おっと。失礼失礼♪」

「今日だけはシャキッとして、とあれ程言ったでしょう!?仕事に支障が出るとかじゃなくて、冒険者の方々がわざわざ協力しに来てくださっているのに!!」

「へいへい。解ってますよい」

「んなっ!?天命(テンメイ)!聞いてるの!!?」

「しーっ。ちょーっと声のボリューム下げようぜ」

「っっ!!むうぅぅぅぅ!!!」


あの二人、もしかしなくても普段からあんななのか?


「(何故だかササミさんとマイさんを思い出したわ)」


喧嘩ップルみたいなもの(・・・・・・)でも、そうでなくとも、雰囲気が似てるってだけで彼らを連想する病気かもしれん。(※失礼on不謹慎)


「止めろ二人とも。炭鉱の入り口に着いたんだ、他の職員から白い目で見られるぞ」


 ホォリィさんは二人の間に割って入った。


「本当、ごめんねぇ」

「いえ。貴女が謝る事ではありません」

「ですが……」


謝罪するウィズさんに頭を上げて、と伝えるフユさんだが、ペコペコと頭を下げるウィズさん。


困ったな。


「ヒソヒソ(こりゃ凄いな)」

「ひそひそ(そうだね。だが、言いたいことを言える仲というのは良いこと、なのか?)」

「ひそひそ(うーん、俺はわからん♨️)」


 まぁ、何はともあれ炭鉱に着きました。

思ったより近かったね。徒歩10分圏内て。


「さて、この炭鉱の通路の真ん中にはレールが敷かれているが、この上には乗らないように。

運搬中のトロッコに衝突してしまっては目も当てられないからな」

「キミ達も、気をつけろよな~」

『『はい!』』


そんな悲壮な顔するってコトは・・・。

前科持ちなんだな、テンメイさん。


「私達の作業場はこの通路の終点、炭鉱の最下層です。空調が備わっているとはいえ、大分蒸し暑いのでお覚悟を」


キララさんは説明と共に俺達にタオルを支給してくれた。


「ありがとうございまーー」

「キィィ!!!(訳:人魔(ヒト)だ、大暴れするぜぇ!)」

「キュアァ!!(訳:ナイトクロー!!)」

「キャイィィン!(訳:ドレインファング!)」

『『!!』』


 Wow!ジャイアントバッドが3匹!早速出たな!?

しかも、そのうちの二匹は攻撃を仕掛けようと引っ掻きや吸血の構えだし。


「早速出たわね、フユ!」


フユさんはモミさんの呼びかけに頷くと、何処からか分厚い本を取り出した。


「任せなさい。瞬間冷却(しゅんかんれいきゃく)!」


 フユさんは左手で分厚い本を抱えながらバッと右手を前に突き出すと、飛来してきた三匹のジャイアントバッドの両翼が凍りついた。


「「「キュイキュア!?(訳:とっ、飛べない!?)」」」

「凍てつけ、ブリザードランス!!」


すかさずフユさんは、分厚い氷の槍を三本生成し、ふらつきながら高度を下げるジャイアントバッド達のド真ん中に突き刺した。


「キャァア!?(訳:なにっ!?)」

「キュイ!?(訳:寒い!?)」

「ギャアァァァ!?(訳:いてぇぇぇぇぇ!?)」

「ピェ、凄まじいわね……!」


ピノ(氷属性半減)が戦慄する程ってどういうコトやねん。

そう思った俺は解析かけてみた。

(フユ「え?」

(作者)「え?」

読者「え?」)


え。今の、単体で威力が強大+なの!?

エグ……


「ギュイキュアキィィ!(訳:これでも、食らえ、ダーク・ナイト・ボール!)」


絶叫染みた断末魔をあげた1匹のジャイアントバッド。

なんとビックリ死に際にエネルギーボールを放ってきた。


「おっと、ここは僕にお任せを!P(ピー)・ウォール!!」


ラゴンは攻撃の当たるドンピシャの位置に極小の光の壁を生成し、エネルギーボールを防いだ。


「この世に光がある限り、僕にダメージは通らない」

「おぉ!(ん?光がある限り……?どれ)」


自動解析(オートアナライズ)さん曰く、今の技は光を自由自在に屈折させて、攻撃が当たる所のみにその光を障壁として当てる技なのだとか。

範囲が超がつく程限定的なので、単体攻撃なら本当になんでも防げるのだと。


ただし、攻撃範囲の広い全体攻撃は苦手で、ライトウォール同様に、光を奪う系の技には滅法弱いらしい。

(※レアケース中のレアケース)


「(便利だなぁ。アレ、極めれば魔力消費を抑えつつ、何でも防御だ~って出来そう)」

「成程。これは期待以上だ」

「当然だよ聖龍(ホォリィ)。なんてったって冒険者の都(ジャンヌ・ヴァルク)のツワモノだぞ?」

「素敵です、素晴らしいです!」

「・・・成程、これは凄い!」


フユさんとラゴンを絶賛する炭鉱職員四人。


これは、俺達も凄い所を見せなきゃだな。

"クリエイト"とモミさん、フユさんは互いに頷き、闘志を燃やした。



 クロガネ炭鉱の入り口は、八畳程の大きさの足場が炭鉱内部へと出っ張るようにできている。

木製の床の雰囲気といい、まるで洒落たカフェのテラス席のようだ。


地図で言うところの北側が炭鉱の入り口なのだが、北と東側を除いて転落防止の大きめの柵で囲われている。

(さっきの大蝙蝠(ジャイアントバッド)は柵を越えてきた)


北側は入り口だから柵が着いてないとして、何故東側には柵が着いてないのって?

理由はシンプル。そこから先は長ぁぁーーーいなだらかなスロープになっており、ここから地下の炭鉱へ向かうのだ。


勿論長い長い通路(スロープ)には柵が着いているので、余程の事が起きない限りは安全安心である。


通路(スロープ)の真ん中には、レールが上り用と下り用とで二本敷かれている。

ここを運搬用のトロッコが通るんだね。


そして、だいたい500メートルおきに平らな中継地点があり、そこは殆ど炭鉱入り口と同じ広さの足場が設けられている。


「ギャモギャンモ!?(訳:な、何故人魔が!?)」

「キシュァ!?(訳:ぅぅえぇ!?)」


ギャアアァァァァァァ!!!

デデデ出たぁ!! (※デ○デ大王(ピーーーー)は居ません)


クロヤモリ二匹と、デスパイダー三匹が、出たぁ!!!!


「先手必勝っ、三連斬(サザン・ザン)!!!」

「それっ、クリスタルエッジ!!」

「ダブルショット、四連!!」


即座に飛び出たライデンがモンスターの群れを削り、間髪入れずにユキナはクリスタルエッジを使用。


床から大きな氷柱を無数に飛び出させてモンスター達を囲い、そこにホノカが矢を集中放火し殲滅させる。


流れるような華麗なコンボだった。


「ナイスっ!とはいえ、俺が出る幕は無かったな」

「だね。うちも良いとこ見せたかったんだけどなぁ~」


たははと笑うヒビキとルナ。


「まぁまぁ。話によるとこれから沢山出てくるみたいだから安心して?」

「ピェ、それは安心していいのかしら?」


そんな二人のフォローに回ったスーノさんだったが、ピノは訝しんだ。


「すみません。本当にすみません。絶叫してすみません」

「貴方、本当に冒険者何ですか?」


キララさんは冷たい目で俺を睨んでいる。


「デスパイダー、俺の天敵なんです無理なんです。本当に、8本足のムシだけは駄目なんです」

「(私も虫モンスターは苦手だから気持ちは解るけど……)はぁ……」


畜生、デスパイダーめ!!!!!

※ただのやつあたり


「さて。先程も話したが、確認のためもう一度伝えておこう」


ホォリィさんは俺の目を見て、そう言った。

ありがとうございます。めちゃめちゃ助かります。

※居らんかったからね


「普段の炭鉱内では攻撃魔法や飛び道具は完全に禁止されている。設備を壊したら弁償沙汰になるし、万が一職員に流れ弾が当たっては目も当てられないからな。

しかし、今日は例外的に攻撃魔法も飛び道具も解禁されている。このようにモンスターが普段以上に湧いて出てくるからな」


ホォリィさんは、『ここから先は少し暗くなるぞ』と付け加えると、続けた。


「冒険者諸君に守って欲しい炭鉱のルールがあるんだ。無論、これは我々炭鉱ギルド職員も厳守せねばならないものだ。その中から掻い摘まんで話すぞ」


ホォリィさんは、俺達全員が頷いたのを見て、続けた。


「まずは、『鉱業用機材の意図的な誤用』、鉱石等の『採取物・製品の着服・横領』。

それから、『故意による設備破壊』、『他者への妨害行為・攻撃』。君達なら問題はないと思うが、くれぐれも違反しないように」

『『はい!』』

「ギャオ!(訳:なんか人魔が返事してら。俺もまーざろっ!)」

『『!!??』』


しれっと俺の隣にアイアンサウルスが居た。なぜ?


「うおぁ!?」

「アギャアギャギャ!!(訳:何だよ敵対すんのかよ!!)」


アイアンサウルスはいきなり形相を変え、自身の鱗を飛ばしてきたた。


「ギャギャアス!(訳:メルトスケイル!)」

「う"っ、ライトウォール!!」


危な。ギリギリ間に合った。

だが、ライトウォールの範囲だけでは防ぎきれない。


「任せろっ、我牙流水斬(ががりゅうすいざん)-流転(るてん)-!!」

「Ok、モミに任せなさい!チェインコンボっ!!」


ヒビキは水属性の乗った剣で舞うように、モミさんはパンチとキックの連打で、それぞれが鉄の鱗を跳ね除けた。


「それっ!!」

「ギャッアァ!?ッグキャア!(訳:なんだと!?っ超溶化(ちょうようか)!)」


攻撃を全て打ち落とされ焦ったのか、アイアンサウルスはその場でドロリと溶け始めた。

だが、俺達はそれを許す程優しくない。


「させないぞ!食らえっ、会心(クリティカル)(ショット)!!」

「追撃行くぞ!そのまま蒸発させてやるっ、アクアバースト!!」


ルナの放った銃弾と、俺の放った水の弾丸は溶けゆくヤツの心臓部に直撃。


「グギュゥ……(訳:無念だぁ……)」


アイアンサウルスはそのまますーっと、蒸発するかのように消えた。


「おぉ、凄い!激しいねぇ。おやぁ?」

「皆さん、また来ました!お願いします!」


道の奥からまたもモンスターがやってきた。

アイアンサウルス2体とミースが1匹か。


「アギャ、アギャギャア!!(訳:おい、仲間がやられたぞ!!)」

「ギャギャ?ギャッス!アギャア!!!(訳:なに?許さん!猛突進(もうとっしん)!!!)」

「ボゥ!!ボウボボウ!!(訳:ワッシも!!火炎(バーニング)体当たり(・アタック)!)」


猛烈ダッシュで突っ込んでくる1体のアイアンサウルスと、同時に燃えながら飛来するミース。


「よぅし、ここもモミの出番ね!おいで、プラントウィップ!」


モミさんは靴で足元をトントンと鳴らすと、太い木の根を生やした。

そうして、その()っとい根で突進するモンスター達の足をすくいあけ、足首にぐるぐる巻き付いてキャッチ。


「ガウ!?(訳:しくった!?)」

「ギャスッ!(訳:動けないぞっ!)」

「ボウボッ、シュボボ!?(訳:燃やし尽くっ、せない!?)」


完全に向こうの動きを止めた。


「はーい全員キャッチ♪さぁスーノ!やっちゃいなさい!!」

「任せて!っ、誰か周囲に結界をお願い!」


スーノさんは両手を胸の前で組み、祈るように詠唱を始めた。


「了解です!ほいさっ!」

「僕もっ、ワイドプロテクション!」


俺とラゴンは同時にワイドプロテクションを展開した。

これで大技を使っても周囲に被害が出る事はない!


「(ナイス結界っ!)我が願い、聞き届けたまえ。人魔(じんま)の秩序を乱す穢れた者共に全てを洗い流す神罰を。

神聖魔法(しんせいまほう):水の(ウォーター・)聖域(サンクチュアリ)


スーノさんは淡々と、まるで機械のように呟いた。

それと同時に両腕を前に突きだし、水の砲弾を放った。


「ボウッ、ボボウボウッ!(訳:嘘っ、水は駄目ぇ!)」

「ギャッ、ギャギャア!?(訳:うおおおお、駄目だぁぁぁ!?)」

「ヌァギャァァ!!(訳:ちょまっだぁぁぁ!!)」


アイアンサウルス達は水に飲み込まれながらも結界を壁として利用し、今の魔法を耐えている。


「厄介なモンスターね。瞬間冷却(しゅんかんれいきゃく)!ピノ!」

「っピェ!?」


フユさんは壁際で踏ん張るモンスター達を凍らせると、ピノに『やりなさい』、と指示を出した。


「わ、判ったわ」

「ピノ、温度管理(おんどかんり)でサポートするわ!」


ホノカは指をパチンと鳴らし、ピノの炎を更に高温にした。

すると、溜めていたピノの真っ赤な炎が次第に青白くなっていった。


「ありがとホノカ。はあぁぁぁ!炎熱(ボルカニック)の槍(・ランス)!!!」


ピノが放った炎の槍は凄まじい勢いで放たれ、凍りついたモンスター達を粉々に砕いた。


「凄い。モンスター達が、弾け飛んじゃった……!」

「(サポートありきとは言え、なんて威力……!)・・・ふぅん、やるじゃない」

「ピ、ピイィ……(あまり誉められた気がしないわね。本当、フユとユキナ、姉妹なのか疑わしいわ)」



 こうして、目的地に着くまで何度かモンスターをしばきつつ、俺達は炭鉱の最下層まで向かった。




次回、81話 クロガネ炭鉱での戦い2(つー)

コレ、今回、前書きに乗っ取られてないか?

大丈夫そ?



大丈夫じゃないかも……


【ルビ振り後余談】

3/25、もぅ春ですね。春といえば桜。お花見。ピクニック。運動会。いいですねぇ、色々な素敵イベントがありますよね。

ですが、僕にとっての春は暖かい季節=虫、お目覚め


助けてください。もうじき奴らが、8本足のアイツがうしゃうじゃ出てくる季節になるんですよ。


助けて!!!

誰か、奴らを根絶やしにして!!絶滅させてください!!

害虫駆除!!害虫駆除を!!


え?なに?本来は益虫だよって?

小バエとかを食べてくれるいい子なんだよって?


うるせぇ!!だまらんしゃい!!

俺に害がある時点で奴らは害虫なの!!


リクト「わかる……」

僕「だよね!?わかってくれるよね!?」

リクト「奴らは絶滅すべきだよな?」

僕「当然!!」

リクト&僕「「あーっはっはー!!!」」


ライデン「くもという、共通の敵を見つけたせいで、あそこ。凄くうるさいんだけど……」


ホノカ「あーらら。仕方ないし、今回はもぅここで終わらせちゃいましょ?」

ユキナ&ルナ「「賛成ーー」」


ヒビキ「ってことで、今回も閲覧ありがとうだぜ」

フユ「読者諸君。次回のアタシの活躍もその目に焼き付けることね」


ピノ「ンピ。そこ、"フローズン"じゃないの?何で自分だけなの?」

ラゴン「桃グループには僕もいるんですよ?忘れられては困りますよ」

モミ「そうよフユ!モミを差し置いてあんただけ活躍なんて許さないわ!」


スーノ「あぁ。もぅ滅茶苦茶……いいや。みんな勝手に盛り上がってるし。閲覧ありgーー」

一同『『閲覧、ありがとうございました!!』』

スーノ「ちょっと!!?」



---To be continued---



ホォリィ「な、なんだここは。混沌とし過ぎている……」

テンメイ「凄いねぇw『前書き後書き空間』、ねぇ。おいら、気に入っちゃったなぁ」

ウィズ「………」※喋れない

キララ「(帰りたい。私、帰りたいよ……)」


スーノ「こんな終わり方!酷いよみんなぁ!!」


()siri<はい。今回はここで終わりです。

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