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The・Create  作者: シュウト!!
第1章 はじまり
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【3話】 "この世界"は摩訶不思議

ライデンが仲間になった!(前回)

 ライデンと友達になった俺は、彼が住んでいるというソウルフォレストの南の村へ向かって歩いている。

今もその最中だが、歩き初めてから約一時間が経過した。


「なぁライデン」

「なんだい?」

「その、ライデンの村まで後どれぐらいで着きそう?」


 俺は例の村まで後どれぐらいかかるかをライデンに聞くと、ライデンは空を見上げ、何事も無かったかのように、こう言った。


「あぁ、後もう一時間かな?」


・・・は!い、一時間!!?


「はは、リクトが驚くのも無理ないよ。何せこの森は"この世界"でも一二を争う広さなんだ」

「一二をって!?えぇ(絶望)」


"この世界"で一二を争う広さて。まさか現在地(ソウルフォレスト)がそんなに広い森だったとは。

俺の驚愕の表情を見たライデンはやれやれと肩をすくめると、立ち止まり、ある提案をした。


「そうだ、一旦この辺りでお昼にしないか?」

「確かにお腹空いたな。あ、でも俺お昼ご飯無………!」


無いと言おうとした瞬間、俺は思い出した。

望んだものを出せる事に。


「(そうだ、何でか解らんけど今の俺は思い浮かべたものを出せるんだったわ)よし!!」

「リクト?」


首を傾げるライデンの横で俺は腕を捲った。


「ちょっと待ってな・・・」

「??(リクトは一体何をやろうとしてるんだ?)」


?を浮かべるライデン。

俺は頭の中でこの場に出したいものを想像する。


「(えーっと、雰囲気出す為にキャンプで使うような椅子と、少し大きめの木材製のテーブル。後、お昼は何にしようかな?んー後一時間歩かなきゃいけないし、軽めのでいいや)そいやっ!」

「うわっ、えええええ!??(マジか…!正直、ものが出てくる話は半信半疑だったけど、マジか。本当だったのか……)」


 俺の掛け声とともに出てきたテーブルと二つの椅子を見て、ライデンは驚愕。

まぁ、無理は無いよね・・・


ちなみに、昼ご飯の内容についてだが。俺は梅、明太子、ネギトロのいかにもコンビニで買ったようなラインナップを原因不明の謎の力で出してみた。一方ライデンはたこ焼きが沢山入った自前の弁当を食べている。

そんな昼食中、俺とライデンは先程の出来事が話題に上がった。


「リクトのその力、どういう原理は解らないけど無からものを出せるのって便利だよな~」

「それね、本当に驚いた!」


ライデンは弁当の中にあった最後のたこ焼きを口の中に放り込んだ。


「あぁへほ(訳:あぁでも)・・・んぐっ!?」

「ちょ、ライデン!?詰め込みすぎだよ!」


大きめのたこ焼きを一気に放り込んだせいで、喉に詰まらせたようだ。

俺は慌ててライデンの背中を叩き、落ち着いたタイミングで水を渡した。


「だ、大丈夫か?」

「はぁ、ありがとう・・・」


とりあえず追い付いたライデンは、話を続けた。


「さっきリクトは原理は解らないって言ったけど、今も水入りのコップを出しただろ?」

「う、うん」

「それを見て確信に変わった。ソレはきっと、君の所有している『スキル』の効果だと思うよ」

「スキル?(何それ、スキル?まるでゲームだな)」


 ライデンの話を聞けば聞く程、丁度今俺のいる世界は元いた地球、ましてや日本とは全く異なる世界らしい。

それに、そこで生きるもの全てが何かしらのスキルを持っているという。


「生きとし生けるもの全て、ねぇ・・・(ていうか俺、本当に異世界に迷い込んだのか。ヤバ…!)」

「そう!ちなみに、僕が持ってるのは"轟雷雨(ストーム)"っていって『身体強化、天候操作、充電、放電』の能力を持ってるんだ」


ストーム!?なんだそれ!!

めちゃめちゃカッコいい奴やないか!

ライデンの話を聞いた俺は目をキラキラと輝かせる。


「何ソレ!カッコいい!!」

「(めちゃめちゃ目が輝いてる………)でしょ?電気の力と天候を操れる力、僕も結構気に入ってるんだ」

「(ライデンが電気と天候を操る力ってことは、俺のものを出すやつ的な何かを持ってたりして)で、スキルってどうすれば確認できるの?」

「目を閉じれば確認出来るよ」


ゑ、なにそれ。そんな簡単に見れるものなのか。

まぁ、突っ込みはそれくらいにして、俺のスキルを見てみよう。


「(んー、何処だ? あ、見つけた!えー、どれ?スキル"創造の手(クリエイター)"?能力は、『新規スキル作成、所有スキルの統廃合、有機物・無機物の生成、管理、削除』)」


(理解不能) 何だって(理解に挑戦)

も、ももももっかい読んでみるか!(混乱)


「( 『新規スキル作成、所有スキルの統廃合、有機物・無機物の生成、管理、削除』・・・)」


はぁ?なんだそれは!

有機物と無機物の生成はまぁ、うん、百歩譲ってまだ理解(わか)るとして(カレーとか色々出てきたからね)、スキルの生成って何!?

え、何?他のスキルを新しく勝手に作れちゃうってか?


「どうだ?見れたか?」


目を開くと、ライデンがワクワクした表情で待っていた。


「(うおっ!?顔近ww)か、確認はできたよ?多分・・・」

「多分って?」

「いや、これ。ちょ、読み上げるね?スキル名は"創造の手(クリエイター)"。能力は、『新規スキル作成、所有スキルの統廃合、有機物・無機物の生成、管理、削除』らしい・・・・・ライデン?」


なんと言ったら良いのやら。昔からポーカーフェイスの出来ない俺はこのイカれた文面を誤魔化しても多分顔に出る。

なので、書かれてる通りに伝えてみた。

そうしたら、ライデンがパンクした。


「は!???なんだ!?なんて!?今の、僕の聞き間違いか?

新規スキル作成?所有スキルの統廃合?有機物・無機物の生成!?管理!?削除!?何でも作れるだけでなく、スキルまで作れるのか!?」


 俺の予想通りの、100点満点のリアクションです。本当にありがとうございました。

 めちゃめちゃパンクした素振りを見せたライデンだったが、案外すぐに"創造の手(クリエイター)"の仕組みを理解したみたいだ。


「成程ね。その、"創造の手(クリエイター)"?があったから、リクトはこうやって色んなものを出したり出来てたのか」

「そうみたい。あ、一応試してみようかな」

「試す?何を?」


ちょくちょく視界に入ってくるライデンの剣。

試しにそれと同じものを出してみよう。

これぞ見様見真似!だが、本当に能力説明文に書かれていた通りなのだろうか。


「ライデン、その背中の剣をちょっと貸して。"創造の手(クリエイター)"の能力が本当なら同じ剣を出せるかやってみたい!」

「(成程。僕のこの剣は一応特注品だよ。真似出来るかどうか・・・)わかった。いいよ」


試すと聞いて神妙な顔をしていたライデンだが、俺のやりたいことの意図を理解したようだ。

ライデンはすんなりと、背中にくっ付けていた剣を鞘ごと貸してくれた。

※背中の剣(というか鞘の部分)が電磁石みたいになっていたのをここで知った


「(うわぁ、かっこよ!長剣(ロングソード)ってやつか?初めて手に持った!・・・けど、以外と軽いな。正直もっと重いと思ってた。

それに、剣を抜いてみて解ったけど、凄く綺麗だ。素人の俺が見ても判る、細部に至るまで丁寧に手入れされてる。こーれ、完全コピーはキツイかな?まぁ、物は試しだ!)おら、出てこいやあっ!」


 目(脳)が認識したライデンの剣を脳内でイメージする。

その後、俺は出てこいと声をあげた。

その瞬間、見事に細部に至るまでライデンの剣とそっくり同じ二本目の剣が出てきた。


「ええええ!?ま、まさか、こんなにもあっさり、しかも再限度の高いものが出てくるなんて・・・!」


これにはライデンも目を丸くして驚嘆している。

ちなみに、俺も唖然としてる。


「思ってた100倍はとんでもない・・・あ、そうだ」


 ふと、俺は思った。

ここは日本ではなく異世界。異世界、そう!異世界だ!

『異世界にスキルとかいう概念があるのなら、ゲームとかファンタジー物語みたいに他にもなんか色々あるんじゃないか』と。


「ライデンライデン!」


 俺が突然声を出したので、ライデンは驚いた。


「何だなんだ!?」

「"この世界"にスキルがあるってことは、他にも『俺の元いた世界には無かった、こっちの世界特有のものがあるんじゃないか』って思ってさ。どう?なんか無い?(←唐突)」


ぶっちゃけ、相当な無茶振りである。


「なんか無いって言われてもなぁ(んー、困ったな。リクトの元いた世界はスキルが無い世界。というか事は・・・もしかすると、魔法やモンスター、それに英雄達も存在しないのかな?一応聞くか)」


んーとうなり声を出し続けていたライデンは、何かを思い付いたようだ。


「リクトのいた世界って魔法とかモンスター、それに、勇魔六英雄(ゆうまろくえいゆう)とかは存在した?」


勇魔六英雄(ゆうまろくえいゆう)!?何だそれは!?

それに魔法にモンスターとな!?

やべぇ、なんだこの世界w聞けば聞く程ワクワクする所じゃないか!!


「ゆう、ま、ろく?えいゆう?なにそれ。それは、ちょっとよくわからない。分からないけど、この世界に魔法があるの!!?それにモンスターって!?キニナル!!」


アカン、鼻息が出そうだ。


「(ビンゴ!)うん、色々あるよ」

「詳しく教えて!!」


 俺のワクワクした表情を見たからか、ライデンも自然と楽しそうな表情を浮かべていた。


「オッケー!まずは魔法からでいいか?」

「お願いします!」

「えっとね、"この世界"には属性の概念が存在するんだ。その属性は火、水、電気、土、風、氷、光、闇、この八つだ。

これは、案外そのまんまなネーミングだけど、『八大属性』って呼ばれていてね。それらが近接の物理攻撃や遠距離の魔法攻撃、加えてこの世界の物理法則など、色々なものと絡んでくるんだ」


八大属性か。火に水に、電気、土、風、氷、光、闇・・・


すげぇ、昔俺が遊んでたゲームそのままだ。いや、どんな偶然なんだよw(ぐ、偶然?そう、偶然なのです;´・ω(こっちみんな)・`)


まぁ、"この世界"は例のゲームとは別の世界にしか見えないが、属性に関してはかなり馴染みがあり、わかりやすい。

 ちょっと助かるかも。


「属性ってことは、やっぱり相性とかがあったり?」

「勿論!火は氷に強く、氷は風に強い。風は土に強く、土は電気に強い。電気は水に強く、水は火に強い。光と闇は互いに弱点を突き合う」

「(あぁ~馴染みあるなぁw)」


ライデンは続ける。


「逆に、属性のついた攻撃は属性相性を利用して威力を抑えることもできる。例えば、火属性の攻撃が飛んできた時は水属性で応戦したり、電気属性の魔法が飛んできた時は、電気属性または土属性の攻撃かそれらの属性が付与された装備をすると、受けるダメージを減らせる」


この話を聞いて、俺のワクワクが更に高まった気がする。


「すげぇ、マジでゲームの世界じゃないか……!!ヤバ!テンション上がってキタ!!」


ワクワク120%の俺を見て、ライデンは唖然としてしまった。


「(げーむ?の世界?)ど、どう?ざっくりとだけど魔法についてはこれでいいかな?」


圧倒的、感謝!!ライデンの説明は本当に分かりやすかった。

とりあえず、魔法や属性に関しての知識は一応これで大丈夫だろう。

昔遊んでたゲームまんまならダイジョウブ、問題ナイ!


「ありがとう!めっちゃ分かりやすかった!」

「よし、じゃあ次は勇魔六英雄(ゆうまろくいえゆう)についてかな」


出たな!本当によくわからないやつ!

六英雄ってことはなんかの凄い人達が六人いるんだろうけど、ゆうまって何だ?どの『ゆう』と『ま』なのか。


「英雄ってことは、何か凄いことをやってのけた人達ってこと?」

「その通り。二人の勇者と四人の魔王がそう呼ばれてるんだ」


あ、勇者の『勇』と魔王の『魔』か!

え!?勇者と魔王!?それって、ファンタジーものあるあるの、あの勇者と魔王か!?いるの!?


「勇者と魔王?え?待て待てまて!色々突っ込みたい所はあるけど、その二つって基本的には敵対関係じゃないの!?」


冷静がログアウトしました。駄目だ、興奮し過ぎてオーバーヒートしそうだ。

落ち着け餅つけ、一旦冷静になろう。


「ご、ごめん。説明お願い!」

「う、うん。『今から500年前、災禍の化身「カース・ゼロ」現る』」


おっと、なんか始まったぞ?静かに聞こうか。


「『奴は圧倒的な力で"この世界"を蹂躙し、生きとし生けるもの全てに恐怖と絶望を与えた。 世界が混沌とする中、奴と張り合える者が現れた。二人の人間と四人の魔物が協力することで、遂に災禍に終止符を打った。 災禍の化身を倒した六人は称えられ、その偉業を後世に残すべく彼らは「勇魔六英雄(ゆうまろくいえゆう)」と呼ばれるようになった。それは同時に、四人の魔王と二人の勇者が誕生した瞬間である。 だが、カース・ゼロは死に際に、"この世界"に永遠に残る禍根として大量のモンスターを生み出したのだった。そこからだ、人間と魔物が手を取り合うようになったのはー』」


ライデンは続ける。


「これは昔あったゼロ対戦という厄災から始まった大戦争を元にして作られたお伽噺なんだ。

その話が、丁度500年経った今でも語り継がれるくらいその六人は影響力があるんだ。それに、凄く人気があってカッコいいんだ…!」

「へぇ・・・勇者と魔王。それに、人間と魔物が手を取り合う世界ねぇ。凄い!別々の種族が手を取り合ってるんでしょ?」

「そうそう、その通り」

「いいじゃんそれ!」

「だよねぇ。僕もそう思う」


ゲームとか小説や漫画、アニメとかだと敵対してる様な間柄でも、"この世界"ではそういったいがみ合いが無いというのは素晴らしいな。


 あ、でも追加で気になった点が一つ。


「てことはさ、魔物=モンスターではないんだね」

「そう。この世界では人間以外の様々な種族の生き物、つまり魔物の事を魔人って呼んだりするんだけど、モンスターは魔物、魔人達と違う。

さっきのお伽噺に出てきた『カース・ゼロ』ってやつが英雄達に倒された時に生じた『呪いから生まれた存在』。奴らにはね、E(ランク)からS+(ランク)までの危険度というこの森とは別の国にある冒険者ギルドが決めたおおよその指標みたいなのがあってね、(ランク)が上に行けば行くほど危険な存在なんだ」

「(モンスターにランク、冒険者ギルド、ねぇ。こりゃますますゲームっぽいな)成程ねぇ・・・」


 ライデンのお陰で"この世界"について段々理解度が深まってきた俺。

その一方、どうやって家に帰ればいいか益々分からなくなる俺であった。




次回、4話 悩める少女、その名はホノカ

ちなみに、僕はお金が無いのでパルデア地方に行けず、ガラルのワイルドエリアに幽閉されてます。早く買いたい・・・

(↑多分スカーレットを買うと思われ)

※12/25に買いました( ´∀`)


8/6追記

"創造の手(クリエイター)"で生成できるものにこれといって制限はありません。そうです!非常にバケモンです。

理由は後々判明しますが、遠い未来だと思います♨️



10/24追記

何故私は元ネタ(?)をガッツリ掲載していたのでしょう。頭がおかしいとしか言えないですね。


8大属性の元ネタははい、そうですね。某電波の人のRPGです。


一時期ポケモンと同レベルにまでハマってました。

ありがとう3DS君、君のことは忘れない。

(初代3DSは完全に大破し、二台目なんと未だ現役。かれこれ二台目君(New3DSLL)も8年の付き合いに……生きとるやないか!)


ちなみにこの作品(笑)、The・Createのストーリーに電波人間様は全く関係ないです。

・・・いつか怒られそうですね。


11/28追記

モンスターの危険度(ランク)は後々出てくる冒険者ギルドなる場所が正式に決めたものなのですが、何故か(・・・)この話に書いてませんでした。なので、修正がてらそこを追加しました。


この作者、ザルすぎてアカーン!!





---次回へ続く---

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― 新着の感想 ―
[気になる点] 電波な人間のRPGですか… いやー、懐かしい。 私もめちゃくちゃやってましたよ。 なんなら今でも…ね?
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