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The・Create  作者: シュウト!!
第2章 爆誕!新たなる冒険者たち
23/98

【20話】 決着(チェックメイト)は突然に

2024 4/28追記

この話にも魔改造(修正)の波がやって参りました。


去年の誕生日からもぅすぐ(来月)一年が経過しようとしてるらしいですね。

震えが止まらんですわ。

 さぁて、現状を纏めようか。


大技をぶつけ合ったことにより、全員が満遍なく疲弊仕切っている。

が、俺視点だと彼方は辛うじて余力が残っている(残してる?)ように見える。


対して此方、攻撃も防御も回復も満足に出来ない程のちっぽけな魔力と完全に疲弊しきった肉体。

加えて、自動回復(オートヒーラー)は緊急停止中。


結界等を使って時間を稼いでの回復しながら戦うといった戦法は無理。

かといって、大技を使って一瞬で決着をつけるプランも不可能。(残り魔力が足りねぇ!!)


「(まさかこの土壇場で自動回復(オートヒーラー)さんが止まるだなんて。畜生、今までみたく自由に魔法を使えないぞ?

・・・みんなの攻撃を裁きつつの攻撃、となるとライトウォールは2回使いたい。そうなると必然的にバースト魔法もストーム魔法も封印される。決定打にならない簡易魔法を連打は。無いな。簡易魔法自体は使えそうだが残りの魔力全部使ってまで連打は流石に渋い……)とりあえず、剣、出し直そうか」


 俺は一旦剣を生成し直した。


「(お、剣を出した?・・・それにみんなもぼちぼち体制を建て直しつつあるな。頃合いか)みんな!続き、行くぞ。模擬戦サドンデスマッチ、開始だ!!」

『『おぉ!』』

「ゑ?」


杖の代わりみたく、体を支えるつもりで剣を出したのだが、勝負再開の合図と履き違えられてしまった。


 バトル再開を宣言するヒビキと、それに呼応するみんな。


え、嘘だよね?


「(とりあえず魔力云々は後々考えよう。今はどうやって剣一本で生き残るかだけを考えよう)身体強化(オーバーブースト)っ!」


ほぼヤケクソ気味に"攻撃者Ω(アタッカー)"の身体強化を発動させた。

が、およ?少しだけ体が楽になった?


「(確か、ライデンの家で読んだあの本曰く『オーバーブースト』は対象の攻撃力を1.5倍増しの状態にするだけだったハズ。

筋披露にオススメ!……なんてどこにも書いてなかったけどな。まぁ、これでまだ戦える!)」


少しだけ心に余裕ができた俺は、大きく息を吸い込み、吐いた。

すると、とんでもない速度でヒビキが迫ってきた。


我牙流電斬(ががりゅうでんざん)-神速(しんそく)-!からの-竜牙(りゅうが)-」

「(速ッ!?)フンッ!!」


不意打ちを突かれて驚いたものの、スーパーアイは未だ健在。

その反応速度10倍を生かして斬撃をを受け止める。


「おっとマジか」

「不意打ちが過ぎるでしょ」

「ハハハ、よく対応できたな。流石だ。でも……」


ヒビキはニヤリと笑うと、突然視界外に消えた。


我牙流水斬(ががりゅうすいざん)-深海(しんかい)-っ!!」

「(何ッ!?)ライトウォールっ!」


咄嗟のライトウォールで防ぐ事は出来た。

ただ、貴重な一回をここで消費してしまった。


いや、待て。

さっきの我牙流水斬、深海?とかいう技は足払いのような相手の足元を狙った斬撃に加えて突然此方の足元までしゃがみ込むビックリ効果もあった。


万のがの一結界でガードしなかったらあそこで一発退場もあり得た。


「(延命出来ただけマシ、そう考えよう)」

「クッ、防がれたか」


 ヒビキは一度バックステップで俺から距離を取った。

この感じだとオートヒーラーが止まってるのはバレて無さそうか?


ならば最後まで隠し通すぞ!!

(※ポーカーフェイス不可能男の戯れ言)


<ビービー!ビービー!>


なんだ!?警報音!?

突然自動解析(オートアナライズ)が警報音を出した。

それと同時に、先程までにはなかった警告文が視界端に出ていた。


「隙あり!!」

「っ!??」


真横から火矢が飛んできた。

ということは、ホノカだな?


俺はハイドロスラッシュを繰り出し、迫り来る火矢を打ち落とした。


「あっぶね(そっか。自動解析(オートアナライズ)には視界外から来る攻撃への警報も出るんだった。感謝!!

それに、魔力が足り無くても属性斬は問題なく使えるのね。なら、剣による物理攻撃メインにシフトチェンジするか)」

「あちゃー、バレちゃったか」


悔しそうに顔を歪めるホノカ。

んー、自動解析(オートアナライズ)の警告は黙っとこ。※ズル過ぎて草


「そりゃ隙あり!!なんて大声出せばね」

「あ。確かに…」


ホノカは照れるように頬を赤らめた。


「でも、負ける気はないよ!リクトが言ったんだからね?勝った人には何か作ってあげるって……」

「(俺が調子に乗って口走ったヤツ・・・あぁ~確かに、ホノカは即座に反応してたもんなぁ。ルナもそうだったけど)」

「その為に、悪いけど勝たせて貰うよ!」

「ッ!!」


ホノカは突然持っていた火の弓を消し、燃え盛る槍に作り直した。


「フレイム、ランス…!」

「(フレイムランスって確か、魔法を使えるようになるまでホノカのメインウエポンだったヤツだよな?)」

「行くわよ!!」


ホノカは猪突猛進、一直線に向かってきた。


「はぁっ!」

「っ!(とりあえず、直撃は回避できるが……)ッ!?」

「狙い通り」


ふふっと笑うホノカに俺は困惑した。

だが、すぐにその意味を知る事となる。


「剣が、溶けた!?」

「当然でしょ、フレイムランスは文字通り火で構成されてるんだもの」

「不味った!さ、削除ッ」


俺は慌てて手に持つ剣を削除する。

だが、ホノカは無防備の俺に構うことなく炎の槍をブンブン振り回す。


「ぐぅっ(やべぇ!!!!!!!)」

「はあぁぁぁぁ!!!どりゃあ!!」

「隙ありリクト君!」


俺は青ざめた。

どうして青ざめたの?


だって、回避した方向にアイスハンマー構えたユキナがいたんだもん。


「クソっ!ライトウォール!!」

「っ!?」

「弾かれた!?」


なんてこった。

これでライトウォールは使えなくなってしまった。

※魔力が足らんせいで


「してやられた……」

「スノウレーザー!!えぇ(困惑)、何この結界、硬過ぎ……」

「えい!やぁ!っっ、びくともしない……」


改めて、ライトウォールの防御性能は凄いな。

フレイムランスやスノウレーザーを諸ともしない。


「(とりあえず、"創造の手(クリエイター)"で新しい剣を生成するか。でもって、どうやって脱出しようか)」

「はぁっ!とりゃあ!」

「スノウレーザー!!スノウレーザー!!」


あの調子だと暫くは体を休めれそうだが、はぁ……

どうしたものかなぁ。


「はぁ、はぁ、壊れない……」

「結界で防がれてるからレーザー魔法特有の貫通も期待出来ない……」


ん?

ユキナ今なんて?


「ねぇユキナ。今、レーザー魔法特有の貫通も期待出来ない、って言わなかった?」

「?えぇ、言ったけど」

「!!!!!」

「(リクト、閃いた顔してる)」

「(あ。余計な情報与えちゃったかな?)」


そうか、思い出した!!

貫通効果だ!


レーザー魔法には単体攻撃魔法では珍しい、一直線上に重なる相手に連鎖してダメージを与えれるんだ!

(※超具体的なイメージ的:クラ○ワのマジックアーチャー)


「(あん?俺、一回正解経由したよな?正解を経由して、関係ないものにたどり着いてた……

ま、思い出せただけいいわ。そっか、だから俺はレーザー魔法で逆転を狙ってたんだな)」


 引っ掛かりが取れてスッキリした。

よし!!レーザー魔法だ!みんなを一直線上に並べて放って貫いて!GAME SETだ!!


「(めちゃくちゃに走り回って皆を誘導するだけ。走りは俺の得意分野だ)結界解除っ!」


俺は指をパチンと鳴らして最後の結界を砕いた。

同時に前転してホノカとユキナの攻撃を回避。


「はあぁ!んぇ!?」

「スノウレーザーっ!あれ!?」

「「きゃー!!!」」


同士討ち成功!


「おわっ!?な、なんだ?」


二人の悲鳴で向こうの注目を集めれた。

さて、どうやって挑発しよう。

んー・・・。


あ。Σ(´°∇°´)(やぁ、目が合ったね)!←閃いた顔


「鬼ごっこの時間だ!!さぁみんな、捕まえるもんなら捕まえてみな?」

「鬼ごっこだと?」

「よぅし、足止めはうちに任せて!プラズマショット!」


よーし、いい感じに釣れたぞ!

後はうまい具合に一直線上に並ばせて……


レーザー魔法、ぶっ放つだけ!


「おもしれぇ、行くぞライデン!」

「Okヒビキ!」

身体強化(オーバーブースト)、加えて我牙流電斬(ががりゅうでんざん)-神速(しんそく)-、ライデンにも付与っと」

「ありがと。でもって僕も身体(オーバー)強化(ブースト)ッ!」

「来た来た。ってマジ!?」


ヒビキとライデンは電気を迸らせながら、まるで本物の雷のような速度で追いかけてきた。


「(ヒェ。ッ、でも、仕掛けた側として負ける訳にはいかねぇ)」

「ねらいうちっ!」

「うおぁ!?」


足元に弾丸が飛んできた。

この野郎!今の、実弾じゃねぇか!!


当たったら、怪我どころじゃ済まねぇぞ!!


「ルナ!私達も加勢するよ!クリアバレット!!」

「リクトったら、さっきはよくも謀ってくれたわね!?さぁ食らいなさい、ファイアショット!!」


やべ、ユキナもホノカも怒ってる!

困ったな。←オイ元凶


「あ。ねぇ、みんな聞いて。リクト君の足元を狙いましょ!」


おいコラ!聞こえてるぞ!

物騒な発言、聞こえてるぞ!!


「りょーかい!ロックショット!」

「分かったわ!五連ファイアショット!!!!!」

「よし。私もそれっ、クリアバレット!!」


遠くからは火矢に氷塊、魔力の弾丸が、後ろからはリアルハンターのライデンとヒビキが。

なんじゃこの絵面は、と思いながらも俺は足に鞭を打つ。


足を回転させ続けなければ、死!!(※にません別に)

俺は一瞬後ろを振り返る。

なにあの二人!目が、怖い!!


「おらぁリクト!追いついt」

「(やべっ)さ、サンド!」


鳥肌の立った俺は土の簡易魔法のサンドを放った。

突然撒かれた砂にライデンとヒビキは足止めを食らった。


「なぁ!?」

「ぶっ!?」

「(すまん。許せ二人とも。俺は勝ちたいんだ。

勝ってあの時調子に乗って言ったヤツを無かったことにしたいんだ♨️)」


俺は心の中で二人に謝罪しつつ、スタコラサッサと逃げた。

だが、今の簡易魔法が二人の怒りのスイッチを押してしまったらしく。


「聞けライデン。俺に良い作戦がある」

「いいよ?聞こうじゃないか」

「(やべ、目が!目が怖い!!)」

「それっ、火炎弾!!」

「マズイ!アレ、確か当たったら火傷だ!」

「狙い通り♪今よ!」

「クリスタルエッジ!!」


不味い。氷の柱に閉じ込められた。


「やぁリクト!」

「さっきはよくもやってくれたなぁ!?」


!!?


「良い顔してるな。何故俺達がここにいるのかって?教えてやるぜ」


き、消えた!?


我牙流冥斬(ががりゅうめいざん)-陰炎(かげろう)-、コイツは影を使って移動できるんだ」

「リクト。これで君の逃げ場は無いyーー」

「ライト!!!」

「「どわぁ!!?」」


説明長過ぎ!

でもお陰で光の簡易魔法を放つ隙を貰えた。


「インフェルノスラッシュ!!!」

「っ!?」

「ガアッ!」


あら。クリスタルエッジから脱出する為に剣を振るったのだが、狭すぎて二人にも当たってしまった。


目潰しして、斬りかかって、俺はクズか。


「悪い、後で回復させてあげるから」

「ぐぅ、、!当たりどころが、悪かったか。ごめんヒビキ、少し休む」

「わかった。俺に任せろ」


ヤバい。

完全に構図がライデン&ヒビキ組+ホノカ&ユキナ&ルナ組vs俺になってもうた。


「やっほーリクト」

「脱出されるのはわかってたわ」


クリスタルエッジから脱出してみたらぁー、ガッツリ出待ち、されてましたー。


しかもご丁寧にー、フレイムランスとアイスハンマーを構えておってぇ、反対方向(後ろ)には銃を構えてるルナまで居ますー。


チクショオォォォォォォ!!!


「これでゲームセットか?」


ヒビキは後ろから俺の首筋に剣を当てた。


「(どうするどうするどうするどうするどうする??落ち着け餅つけペッタンペッタン、あわわわわわわ、ん?待てよ。

さっきヒビキはライトを食らって目を押さえた。暗視・目潰し耐性のあるスーパーアイがあるのにだ。・・・・・)ライトォ!!!」

「きゃっ!?」

「眩しっ!?」

「またかっ!」 

「うわぁ!」


包囲網、脱出✌️


「もっかい発動身体強化(オーバーブースト)!からの、DASH!!!!」

「あ、コラ!!」

「ま、待って!!」

「よくもやってくれたなぁ!?」

「今度こそ、絶対逃がさん!!!」


あぁ。

今頃きっと後ろは大変な事になっているのだろうな(悟)


俺は兎に角足を回して走って、走って、走り続ける。


気づけば仕切りとして用意したワイドプロテクションの内周をぐるりと走り回ってる事に気がついた。


「あれ?」


チラリと後ろを振り向くと、みんなが一直線に並んでいいた。

それに、周りが凍っていたり燃えていたり、不自然に散らかっている事にも気がついた。


「・・・"創造の手(クリエイター)"っ」


頃合いだと思った俺は、徐に持っていた剣を消し、レーザー魔法一発分の魔力を全身から集め始める。


そして、集め終わったと同時にくるりと回った。


「お?」

「な、何?」

「こっちを向いた?」

「何だ、鬼ごっこは終わりか?」

「やっと観念したんだ?」


あらあら、ご丁寧に一列に並んでくれて。


あの、そのぉ、助かります☆


「観念とは違うけど、鬼ごっこはこれで終わり。そしてバトルも終わり」

「バトルも終わり?」

「それってどういう、っ!?」


某か○○め波のポーズを取る俺を見て、みんなは目を見開いた。


「集え風よ、一直線に、地平の先まで突き進み、我が敵を貫け」※詠唱したくなったから破棄せず唱えた

「レーザー魔法!?ま、まさかこの為に鬼ごっこを!?」

「んな馬鹿な!!」


おいルナ。馬鹿とは失礼な。

※クソ馬鹿な戦法取った貴方が悪い


「不味っ、みんなバラけろ!」

「もぅ遅い!ウィンド、レーザー!!」

「そこまでじゃ!!」


 技を放とうとした刹那、極太でとても鋭利なの木の根が出現した。


それは勢いよく俺に向かって伸び進み、丁度"目"の前でピタリと止まった。


「っっ!!?」

「昨夜の一件を受け、強くなりたいと願い修行、もとい模擬戦をしていると聞いて様子を見に来て見れば。

なんじゃあこりゃあ!!!(※迫真)


わしが!折角!荒れた丘を綺麗に修復したというのに!

お主らがぁ!皆寝静まった頃に!昨夜の戦いの後処理をやってやったというのに!こんなにも荒らしおって!!」


『わし』という一人称に、この特徴的な喋り方。

考えるまでもなく、ルミナスだろう。


そして。こりゃ、もしかしなくても怒ってるな。


「・・・お主ら、後で説教じゃからな」

『『ハイ、すみませんでした………』』


 俺達は皆、聞いたこともないようなルミナスの低い声と怒りのオーラに戦慄したのであった。

それによって、模擬戦は、決着が着くことなく終わったそうな♨️





次回、21話 森の女王と北の村長

"クリエイト"の皆は次回、ルミナスさんから説教を受けるらしいですね。


まぁ、あそこまでしっちゃかめっちゃかに暴れたらね。

仕方ないね(白目)



※落ち着け餅つけペッタンペッタンの元ネタはカイロス系実況者でお馴染みのYouTuberレイえもん氏のチャンネルからです。(無許可)

当然僕考案のネタではないです。


その、すみませんでした。

(超気に入ってるから飽きるまで擦り続けるかも♨️)





続く!! のか……?(続きます)

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