【16話】 『強く』なりたいな。ならなくちゃ!絶対なってやる!!
サブタイトル、怒られそうだなぁ……(最早手遅れか)
ふと、目が覚めた。
真っ黒だった視界が徐々に開けると、そこには全く見慣れない部屋が広がっていた。
何でだろうと困惑しながらも、俺はゆっくりと体を起こし、視線を下に向ける。
「すぅ~」
目の前には布団で眠るライデンの姿があった。
「(あれ、ライデン?)」
ライデンの寝顔を見て、漸く寝ボケていた俺の頭が再起動をしたようで、色々と思い出した。
南の村付近の丘にて起きたテンペストカイザー襲来事件も一段落し、皆が家に帰る中、"この世界"では行く宛の無い俺はライデンの家へ招かれたのだ。
そして、ライデンの父イカヅチと母ヒカリを交えながら夕食を取り、風呂まで入れてもらってライデンの部屋のベッドで就寝したのだった。
「(あっぶね、忘れてた。泊めて貰ってるんだわ俺……)ふあぁ~ひひふぁはんひは?」
※訳:今何時だ?
窓に圧めのカーテンがかかっている為外が明るいか暗いかわからない。
なので俺は身体をぐいぃーと伸ばすと、壁に掛かっている時計を眺めた。
部屋の電気が消えて暗くなっていも視界に影響が無いのは"攻撃者Ω"の『視認性向上』のお陰だ。
まさかこんな所でも役に立つとは。なんたる!なんたる便利な能力なんだ!
そんな便利な能力を考えたのは俺だ!的な馬鹿な事を考えて頬をゆるゆるにする俺が見た時計の針は、なんと3:30分を指していた。
午後ではございません、am3:30でございます。
「(あ?何々?3時半?へー3時半ねぇ3時半)はぁ!?」
「むぁ?」
いくら普段11時過ぎに寝る俺が10時前に就寝したからって、早起きにも程があるだろう。
「うぅ……むにぁむにぁ。zzz……」
「(やっば。ライデン起こしちゃう所だった……)」
泊まってる分際で家の主に迷惑をかけるなんてあり得ない!
ということで俺はもう一度毛布をかぶり、寝る体制に入った。
正直な話、二度寝は怖いけども、ずっと起きてて午後しんどくなるよりはマシだろう。
・・・
・・・・・
・・・・・・・・・・
あれから体感30分が経過した。
「(寝れない……!!)」
案の定、先程完全に目が覚めたようで、眠れる気配が全く無い。
「(そういや、寝る前にライデンが『ベランダには勝手に出てもいいよ』って言ってたな)」
よし、ベランダ行こう。
俺はベッドから身体を起こすと、寝てるライデンを起こさないように、音を立てないように慎重に毛布から出て、抜き足、差し足、千鳥足……ではなく忍び足でベランダに通ずる扉まで歩みを進める。
まるで寝てる住民に気づかれないように侵入する泥棒みたいな絵面だ。だが、何とかベランダに出る事に成功!
俺は額の汗を拭いながらため息を吐いた。
「ふぅ、何とか音立てずにベランダまで来れたっと!」
ライデン家のベランダからは外の様子がハッキリ見える。
村の中央の村長宅だけでなく教えてもらったホノカの家、少し奥の方には公園や喫茶店も確認できた。
そして、視線を空の方へ向けると、木々の隙間から染み渡った夜空と星々、満月も見えた。
「(・・・そういや、今日は満月だったよな。でも残念、今はモヤがかってる)んー、確か朧月だったっけ?」
「やぁ、何してるんだ?」
ベランダの手摺を握りながら少し前のめりな体勢を取っていた俺は突然真後ろから聞こえてきた声に盛大にビビり散らかした。
その結果、ベランダから落ちかけた。
「うおわっ!?」
「!!?ちょ、危ない危ない危ない危ない!」
手摺を握っていたお陰で助かった。
元の世界と違い、"この世界"にへ魔法やらスキルやらがあるから、最悪手摺を握っていなくとも何とかなったかもしれない。
だが、すこぶる焦った。怖かった。
「・・・せ、セーフ……!」
ライデンは何やってんだコイツみたいな表情で手を差し出した。
「急に声かけた僕も悪かったけど、そんなに驚くか?」
「ごめんごめん。起こしちゃった?」
「うん。扉開けた音で目を覚ましたよ」
あらま。なんてこったい。
「ごめんよ、変な時間に起きて寝つけなくって……」
「良いよ良いよ。元々出入りを許可したのは僕だし」
ライデンはなんてこともないように笑った。
「で、リクトは何をしてたんだ?」
「んー、何だろう。月を、見ていた?」
「何で疑問形なんだ……」
ライデンは首を傾げると、俺の隣に立って霧ががった満月を眺めた。
「へぇ、朧月か。6月なのに珍しいね」
「6月!?」
「そうだよ?今日は6/20だよ」
ライデンは何て事もないだろと言った顔で言うが、ちょっとお待ち!?
"この世界"にも日付の概念があるんか!!
「6/20!?」
「うん」
「(え、待て待て!?確か俺が"この世界"に来る前日は6/13だったよな?そっから寝て、"この世界"で起きてロウズと戦って気絶して、5日経ってる訳だから………はぁ!?)」
信じられない。
向こうと"この世界"、もしかしておんなじ日付!?
「はえ~"この世界"にも日付の概念あるんか」
「?え、普通何処の国にもあると思うけど……」
ライデンは何言ってるんだ?という表情だ。
まぁ、気持ちはわかるけどね?w
「いやね。俺の世界も日付とかの概念があったからさ。しかも、日付も向こうと一致してるっぽくてさ」
「マジか!?」
「うん。今のところ魔法とかの有無以外ほぼ全部一緒だからさ。驚いちゃって」
「成程。そりゃ驚くよね」
【"この世界"の新情報メモ】
・日付の概念が存在する。
・(※後日談)曜日の概念もあるらしい。
「それにしても。"この世界"に来てからまだ数日しか経ってないけど、色々あったなぁ。ライデン達との出会いからロウズ・ハーカ、仮面の道化師やテンペストカイザー。濃過ぎて胃もたれしそうだよ」
「確かに、それはカロリー高いね」
ライデンは同情するように苦笑いした。
「・・・そういえばさ、イカヅチさんからも何度も何度も言われたけど、俺みたいなのが森の英雄でいいのかよ」
「良いんじゃない?実際僕達や南の村を救ったのは事実なんだし」
「でも、飛躍し過ぎじゃない?森の英雄て。誇張も良いとこよ」
「ハハハ。親父だけじゃなく村のみんなもそう呼んでたんでしょ?胸張って歩けば良いよ」
胸張ってねぇ……
「「・・・・・」」
暫くの間雑談していた俺とライデンだったが、いつの間にか互いに月を眺めていた。
"この世界"に来てから、結構な時間ライデンと共にいたが、こんなに真剣な眼差しは初めて見た。
「なぁ、何考えてた?」
静寂を破ったのはライデンだった。
俺は身体を伸ばすと、質問に答えた。
「昨日のこと考えてた」
「昨日の事?」
「うん。目覚めてから会議までとか、みんなでホノカを探した時の事とか、丘の上の出来事とか。色々振り返ってた」
「へぇ~」
「へぇ~って。そーゆーライデンはどうなのよ?」
「大体リクトと同じかな。特に、魔王と勇者の戦いを思い出してたよ」
魔王と勇者の戦いか。化け物染みた強さを誇るディミオスとクロムの二人がかりで戦っても余裕を見せる存在。
仮面の道化師、レクとは本当に何者なんだろう。
そして、彼女の目的は?
考えれば考える程謎ばかりでてくる不気味なヤツだが、間違いなく分かることは、今の俺が戦いを挑んでも間違いなく手も足も出ない事だ。
属性斬を初めとした物理攻撃は軽々受け止められ、魔法はかすり傷一つ付けられない。というか向こうの回避が速すぎて"魔術師Ω"の命中精度補正があっても当てれるかも怪しい。
それに、今回ワイドプロテクション内にレクを閉じ込める事には成功したが、しれっと脱出されていた。
それを踏まえると多分結界はいとも容易く砕かれるだろう。
加えて食らうダメージがデカ過ぎてオートヒーラーの回復が追い付かず、最強の奥義、"時空間支配"の時間停止も効くかどうか怪しいと来た。
これらはあくまでも憶測でしかないが、勝てるビジョンが無いのは事実だ。
昔から部活の大会でも緊張やイレギュラーに弱かった俺が、弱メンタルの俺が無茶苦茶な化け物相手に行けるか?
いや、無理だ。今のまはまでは。
「強く、なりたいな・・・」
「・・・ならなくちゃな」
おっと、口に出していたようだ。
ライデンは微笑みながら返した。
「だね」
「うん」
「「絶対なってやる!!」」
俺とライデンは、お互い拳を前に突き出し、合わせた。
それから2分後、俺とライデンは適当な雑談をしていたのだが、ここに来て睡魔が襲来してきた。
「ふぁあ……ヤバい。中途半端に起きたせいで眠くなってきた……」
「ふぁぁ、欠伸移った。……よしリクト、寝よう」
「今から!?」
「うん。寝坊してもどうせみんな起こしに来るから。大丈夫!寝よう!」
「(それは、良いのか?)」
斯くして、俺達は各々布団やベッドに入り、眠りについた。
こうして、長い長い1日が今、漸く終わりを告げたのだった。
◇nextいってみよー
結局、無事に目覚められました。
おはようございます!!!(※元気で草)
元気なのは良いけど、今は何をしているのかって?
朝食も食べて身支度も済ませたので、今絶賛支度中のライデンを待っている所だ。
「ね、ねぇリクト!集合時間まで後どれくらい?」
「残り10分切ったよ」
「マジ!?やばい!寝癖が、寝癖が直らねぇ~!!」
洗面所の鏡前でブラシを持ち、ライデンは何とか寝癖(※天辺のアホ毛)を直そうとする。
「(なんだか元の世界でも見たことある光景だなぁ)」
「ヤバいヤバい!!」
普段は冷静で大人しめなライデンがここまで慌てふためく姿はどこか可笑しくて、つい笑ってしまう。
「ぷっ、アハハハっ!」
「ちょっ!リクト!!笑ってる場合じゃないんだぞ!」
「ごめんごめんw」
「~~っっ!もぅいい、このままでいいや!」
完璧なオチである。
「ぶっw」
あまりデカイ声で笑うと迷惑になるので、俺は口を押さえて何とか笑うのを我慢しようと試みる。
が、大抵そんな時の我慢は失敗に終わるものだ。
「あっは↑はははwwww」←声裏返った
例に漏れず、アホみたいな声が出てしまった。
「ガハハハハ。森の英雄が大爆笑たぁ、ライデン!今日の寝癖も絶好調のようだな」
俺の笑い声に釣られるように、ライデンの父親、イカヅチが洗面所に来た。
「・・・うるさい」
顔を赤らめ口を尖らせて、恥ずかしそうにごねるライデン。
「何だよ親父」
「準備終わったんだろう?ホレ、退いてくれ。ワガハイも歯を磨きたい」
イカヅチは少々雑な感じでライデンを洗面所から追い出すと、続け様にこう言った。
「集合時間まで時間無ぇんだろ?急がねぇと一番早く着けねぇぞ~」
「分かってるって。行くぞリクト!」
「すみませんお邪魔しましたぁ!」
「おぅ!」
「二人とも気を付けてねぇ~」
なんだか今日はこの時点でもライデンの新たな一面を沢山見れたなぁ。
そんなことを考えながらも俺とライデンは目的地である公園に向かって走っていた。(※ベランダから見えた公園ではなく、8話で見かけた公園。なんとびっくり、南の村内には公園が二つ!)
そんな中、ライデンは走りながらもぐったりしたようにため息を吐いた。
「はぁ・・・マジでハズい」
「凄く楽しかったよ?」
「だよね!?じゃなきゃ困るよ……(なんで朝から体張りすぎた時みたいな疲労感があるんだ………)」
ライデンはリアクション芸人みたくオーバーに言った。
それにしても、イカヅチさん。豪快な人だったなぁ・・・
一つ一つの言動に謎にパワーを感じ、これを例えるなら、『熱くなれよ!』でお馴染みの某松○修造みたい。
「イカヅチさん、凄かったなぁ(←語彙力逆V)」
「ハハ、晩からあの調子だったからねぇ」
そう。初対面からイカヅチはあんな感じだった。
それに、『俺が森の英雄』だって話。あれを"無理やり"俺に知らしめさせた張本人こそがイカヅチであった。
「お袋の制止がなかったら多分もっとヤバかったよ。親父のことだ、きっとリクトと戦いたいなんて言い出してたかも」
「は?」
足に急ブレーキがかかり、体がピンと硬直した。
急に立ち止まったせいか、全身汗が止まらない。
「ま、マジ・・・?」
「さぁね、親父は元冒険者だから案外マジ寄りかもよ」
「ゑ?」
え?元冒険者!?
俺の脳がログアウトした。
数秒挟んだ後、脳の再起動と同時にこの村の村長とこの森の管理者が同じパーティで冒険者をしていたという話を思い出す。
「(そういえば、イカヅチさんはバルさんと歳近そうだったよな)え、元冒険者!?それってバルさんの所だったりする?」
思いつきを投げてみたら、ライデンのおぉーと驚く表情が返ってきた。
「正解!実はね、親父は昔、村長やルミナスさん達と一緒に各地を旅してたんだと」
「えぇ、マジか!大先輩じゃん!!」
まさかの事実に驚いていると、真後ろから左肩を掴まれて右にガッと抱き寄せられた(※ライデンも同様)。
なんだなんだと顔を見ると、心底ニヤニヤ顔をしたヒビキだった。
「よっ、お早うさん!」
「ヒビキかい!だあぁ、ビックリしたじゃん!」
「全く、脅かすなよ」
ニカっと爽やかに笑うヒビキとは対照的にブーブー不平を言う俺とライデン。
「わりぃわりぃ」
「(適当に流しおったでオイ)」
ヒビキは雑めに謝ると、先程の話の続きから言った。
「ライデンの父さんの話をしてたのか?」
「そうだよ。リクトに元冒険者で"サンライズ"のメンバーだったって話をね」
「確かに、ライデンの父さんは俺達"クリエイト"の先輩に当たるんだよな。剣を極めんとする者としてもな。
ちなみに、俺もライデンやホノカ達と同じで父さんと同じ職種で世界を巡る事になるから、とどこか照れ臭いしむず痒いんだよな」
「はい!?」
【速報】ヒビキの父親も冒険者だと発覚しました。
「待て待てまてぃ!ヒビキのお父さんも冒険者だったんか!?(なんこれ、デジャヴか?)」
「おう。師匠やイカヅチさんと同じ"サンライズ"のな」
「(は↑ぁ↓)」
あまりにも驚き過ぎた結果、某い○すとやとか某でんぢゃらすな爺さんみたく目が飛び出そうになったというのは、内緒だぞ!
「そうだ。因みにいうと、イカヅチさんの斬撃はむちゃくちゃ速いらしいぜ?師匠曰く、俺やライデンのソレとは速さも練度も桁違いだと。
リクトも今のままだと結界を張らせて貰えないと思うぜ?
それこそ、"攻撃者Ω"の視認性向上と"時空間支配"で時止め使ってやっとって所じゃないか?」
「確かにそうかも」
なんだそれは!とんでもない化け物じゃないか!
まぁ、わかりきった事ではあったが。
残念ながら、強力なスキルを持ってても戦闘技術や経験が全く伴ってない今の俺では経験豊富な本物には勝てっこないだろう。
サンダーレオーネ戦(6話)やロウズ戦(8話~)の時の、敵の動きを観察・解析して、弱点突いて、と如何にもそれっぽい行動を取ったりはしていたが、ほぼゲームでやっていた事や配信で見たものの流用。自分で磨き上げたもの等ではない。
言っちゃえばただのごっこ遊びの延長線上に過ぎない。
いくら強固な壁で相手の攻撃を防いだり、相手がビビるような重い一撃を繰り出せたとしても、それを適切に使えなきゃ意味が無い。
そう、力はあっても経験不足が足を引っ張り、文字通り宝の持ち腐れ状態だ。
「(強くなりたい。その為に、やらなくてはいけない事?……知れた事っ!何としてでも経験の不足を埋める!そう、特訓だ……!)」
俺はヒビキとライデンの方に向き直す。
「(うわ、これは絶対見透かされとる……)」
二人とも笑顔だ。
まるで、今から俺が何を言うのか解りきっているように。
俺は誠意をもって二人に向き合うと、目を瞑り、最敬礼の角度(45度)で礼をすると、誠意をもって伝えた。
「二人共、頼むっ!俺に稽古をつけてくれ!!」
ライデンとヒビキは、俺が礼までするとは思っていなかったようで、慌てて顔を見合わした。
「(嘘でしょ!?そこまでする!?)」
「(まじかよ、想像と違う……)」
「え?何この状況」
突然、俺の後ろからルナの声がした。
俺は礼を直し目を開けると、そこには絶賛困惑中のルナがいた。
「おはようルナ」
「うん、おはよう!じゃなくて!!何?どんな状況!?」
「ごめーんみんな!」
「はぁ、はぁ、お待たせ」
少し遅れてホノカとユキナも到着した。
ヒビキは二人を見ると、何かを閃いたようにニヤリと笑った。
「よぅし、ナイスタイミングだ!」
『『?????』』
ホノカとユキナに加えて、俺とライデン、ルナの五人が同時に首を傾げた。
「ルナ達は今来たばかりだから話が見えないかもしれないが、自分の事だと思って聞いてくれ」
「う、うん」
「わ、わかったわ」
ホノカとユキナは困惑しながらも頷いた。
「よろしい。本題に入る前に、お前らに質問だ。だが答えなくていい。
俺達は皆ロウズ・ハーカと戦ったろ?んで、同時戦ってた時、どう感じた?強い、化け物、理不尽、勝てねぇ。そう思っただろ?」
俺は一瞬チラッと皆の顔を見た。
全員が図星を付かれたような渋い表情を浮かべていた。
「(考える事は皆一緒、か……あんなクソ理不尽、二度と御免だよね)」
「………だよな。安心しろ、俺も一緒だよ」
質問を投げた当人たるヒビキも悔しさに表情を歪めていた。
「加えて昨日、そんな手も足も出なかった化け物を産み出した張本人がやってきた。もし、そんなヤツと戦わなきゃいけなくなったらどうなる?
今の俺達では間違いなく即座に蹴散らされるだろうさ。
そんな状態なのに後三日後正式に冒険者になる?
お前ら、このままじゃ駄目なのは解ってるよな?
あの化け物に対抗する、までは行かなくとも冒険者、つまりは世界中のモンスターを相手にしなきゃいけないんだ。
みんな、修行すっぞ!!少しでも、ほんの少しでもいいから強くなるぞ!!!」
ヒビキの言葉に、俺の心が燃えた。
次回、17話 リトルソルジャーズ
11/28から始まった魔改造プロジェクト、無事にこの回も適用されました♨️
改めて読み直したらかなりめちゃめちゃでした。クッソ恥ずかしいです。生き恥レベルです。
ですが、そんな恥から相当まともな話に修正できたのではと思うておりけり。(?)
なんか、色々すまんかった。
---To be continued---




