表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
The・Create  作者: シュウト!!
第1章 はじまり
11/98

【EX01】 ガロウズ旅日記(前編)

第1章の最後は初の試みである番外編です!



尚、このEXシリーズは不定期です

 あ、初めまして皆さん、ボクはガロウズと言います。

これでもボクは魔王ディミオス様の配下、ドラグナー幹部の筆頭っていう凄い立ち位置にいる魔人なんですよ?


【2話にも掲載しましたが、再度確認しましょう】

魔人:魔物の別名的な呼称。

追加で捕捉しておくと、この世界では魔物=モンスターではなく、魔物=魔人、モンスター=魔獣って感じになっております



ただまぁ、今、ボクの目の前にはそんな名誉なんて吐き捨てたくなるような惨状を現在進行形で体験してるんすけどね。


自らの意志とは関係なく動き、必死に止まろうとしても暴走をし続けるあのカラダのせいで起こった、悲劇の序章(マクアケ)

硝子の破片や砕けたレンガが散らばる瓦礫の山々に、無惨にも焼け落ちた家や木々。それに、どこを見渡しても沢山の死体が転がる壊滅状態の村。

それこそが、魔龍魂帝(ボク)が犯した罪を示す決定的な証拠だ。


しかし、そんな最悪の地獄を文字通りひっくり返してしまった者がいた。


そう、ボクの目の前にいる人間だ。

この一見、ただの人間に見える少年は突然指を鳴らしこう、宣言した。


「タイム・ストップ!」


その瞬間より、全く身動きが取れなくなった。まさか、文字通り時間を止めたのか!?

そして、瞬く間にどこか不思議で神秘的な力によって、村は完全に元の状態へと戻った。戻ってしまった。

更に、いつの間にかボクは、魔龍魂帝(ロウズ・ハーカ)の姿から元の竜族(ドラゴン)の、ボク自身の姿に戻っていた。


「っ!!?(壊滅状態だった村が、元に戻った!??そ、それに、ボクも元に戻ってる。・・・い、一体何が起こったんだ??)」


 何が何だか解らずに唖然としたボクは地べたにへたり込んだ。

目の前にあったのは村が元通りに。それに加え、怪物のような異形の姿をしていたボクが元の姿になって地にへたり込んだ姿を見た村人達は大いに喜びあった。


「やっと、終わった、んだ、、、」


だが、彼は村人達の喜ぶ姿を確認した瞬間、ボクの目の前でドサッという大きな音を立てて倒れてしまった。


「っ!?(た、倒れた!?)」

「!り、リクト!!」

「う、嘘でしょ!?」

「リクト君!?」

「大丈夫か?しっかりしろ!」

「起きて!目を覚まして!」


あれは、彼の友達だろうか?

五人の子ども達が慌てて彼の元へ駆け寄った。


「子供が倒れたぞ!」

「ど、どうしましょう……」

「大変大変!」

「(ハッ!何をぼさっとしてるんだ俺!)オイ、お前ら、何を突っ立ってる!担架持って来るぞ、着いてこい!」


村の大人達は突然の出来事にあたふたしており、対応が送れている。

・・・いうまでもなく、ボクのせいだ。


まだ頭がぼんやりしているせいで記憶が曖昧だ。

だが、確かな事はボクが魔龍魂帝(アジ・ダハーカ)に乗っ取られたばっかりに、この惨状が起きたのだ・・・


彼は自らを犠牲に村を修復したのだ。

(※まだ生きてます)



 あぁ、一体何故、何故こんなことになってしまったのだろう・・・・・


ボクは項垂れながら、目の前が真っ暗になった。

(※目を瞑っただけっす)



 時は一ヶ月前まで遡り、ここは、竜王城ロード・オブ・ドラゴン。

"この世界"の大陸の最も東に位置する国の一つ、竜王国ドラグディミオスの中央に聳え立つ、魔王であらせられるディミオス様が住まう城。

大きく開いた城の扉の前には、ボクとディミオス様。そして、ドラグナーの幹部達が集っていた。


「本当に旅立っちまうんだな?」


ディミオス様は、腕を組み寂しそうな声色で言った。


「そうっすね。以前にも話した通り、今のままではボクは筆頭として不甲斐ない。ですので、世界各地を旅して見聞を広め、強さの技量も磨きたいんです」


喋りながら荷物がパンパンに詰まったリュックを背負うと、同じく幹部である二本の赤い角を生やした青髪の竜族(ドラゴン)、ガイアがもの寂しそうな声でボクの名前を呼んだ。


「ガロウズ・・・」

「全くガイアったら。そんな心配そうな顔しないでください。大丈夫っすよ。この国を離れるのは少しの間なので」

「ガロウズ、お前がいないだなんて。俺は寂しくて耐えられないぞ……」


気休め程度の言葉だが、ガイアはさらにしょんぼりしてしまった。

しかし、ボクの言葉に乗っかった者がいた。


「その通りだぜ、ガイア。今、俺ちゃん達がやることは一つ!ガロウズの旅の安全を祈願することだぜ!!」

「シャッチーってば良いこと言うじゃない!ガロウズはたまにドジしちゃう所があるからね~」


着物を着た褐色肌の竜族(ドラゴン)シャチホコと紐の先端に星型の飾りを付けた水色のパーカーを着た聖妖族(エルフ)のメリーだ。

ケラケラと悪戯っぽく笑うメリーに対し、ボクは言い返す。


「お?言ってくれるっすねメリー」

「そりゃあ言うよ。ガロウズは強いけどたまにドジるからね」


すると、2m越えでメガネをかけたスキンヘッドの巨人族(ジャイアント)のリッキーが本音を漏らした。


「しかし、"この世界"で一人旅か。いくらガロウズが我らの筆頭だとはいえ、私は少々不安だな」

「リッキー・・・」


リッキーが不安の声を漏らすと、今度は黄色橙のネクタイをひらつかせ、グラサンを青髪に乗せている竜族(ドラゴン)が肩をすくめた。

リュウセイだ。


「ま、なんかあったらあったで良いだろ。その為の、武者修行だろ?リッキーは少し過保護だ。筆頭(ガロウズ)だぞ?筆頭(ガロウズ)。きっと大丈夫さ」

「むぅ・・・・・」


ちょっと、旅前にプレッシャーかけるの辞めてもらってもいいっすか?

だが、幸か不幸かリュウセイのその一言でリッキーの陰りが少し晴れたようだ。


「ふむ、お主のいう通りだな。私は少し、心配し過ぎたのかもしれない」


腕を組み、うんうんと頷くリッキー。その横で、ニヤニヤしながらガイアを見るゴスロリ姿の妖精族(フェアリー)のプリンがいた。


「ん?何ニヤニヤしてんだ?」

「いやいや何も?ふふふっw心配性、ここにも一人いたなぁって」

「何だよプリン!俺は本気で心配してるんだぞ!?」


 ガイアとプリンの口論が勃発すると思いきや、先程まで黙っていた水色のYシャツを着た金髪聖妖族(エルフ)のセインが急に二人のやり取りを見て笑いだした。


「っ、ハハハっ!餞の言葉がじめっとせず、賑やかなのは実に俺達らしいな」


普段クールなセインが声をあげて笑った!?

この場のほぼ全員が唖然とする中、ガイアとプリンは口を揃えて頷いた。


「・・・そうだな」

「・・・そうだね」

「たまには良いこと言うじゃんお兄ちゃん。ま、ホントたまにだけどね」


あーあ。折角セインが良い流れを作ったのに。

メリーの一言で完全に台無しである。


「メリー、お前・・・」


閉まらない雰囲気にセインが頭を抱えた。

だが、その裏で必死に笑いを堪えるディミオス様の姿があった。


「ぷっ、はははははっ」


ででーん。ディミオス様、OUT~

ま、まぁ、これは仕方ないでしょう。

(※超激甘)


「………まぁでも。ドラグナー幹部の一同がこうやって、腹の底から笑い合うのは、暫く見れなくなるな」


ふと呟いた、ディミオス様のセンチメンタルな一言。

おっと、ついポロっと口癖が出てしまった。


「そうっすね・・・」


ディミオス様の言った通り、『暫くの間皆で笑い会う光景を見れなくなる』と考えたら寂しさの波が一気に襲ってきた。


『『・・・・・』』


場の雰囲気が感傷的なものになった。

きっと皆、同じ事を思っているのだろう。


 でもボクは、やってやると固く決めた。

そう決めたからには世界各国を旅して回り、確実に成長したという自信がついてから堂々と、胸を張って帰ろう!


「(ガロウズの表情が変わった。ほぅ、やる気に満ち溢れた、良い顔じゃないか……!)・・・ふむ、固まったな?行く覚悟が」


ボクの表情を読み取ってか、ディミオス様が言った。


「そうっすね……」


ボクは皆の表情を再度見る。

寂しさはとうの昔から消えていたかのように清々しい良い笑顔だった。

 ボクは目を瞑り、軽く頷く。それと同時に背中とリュックの間から翼を広げ、飛び立つ準備をした。


「よし、行ってこい!」


ディミオス様は力強くそう言うと、拳を前に突き出した。

ボクは、その拳に右手の拳を当て返すと、皆も拳を突きだし、拳同士を重ね合わせた。


「それじゃあ、いってきます!」

「気を付けろよな!」

「達者でな!」

「……ファイト!」

「気を付けてね!」

「頑張れよ!」

「ガロウズー!!」


 シャチホコとリッキーは手を大きく振り、セインとガイアはそれぞれ拳を天にあげる。メリーとプリンは口元に手を当て思い切り叫び、リュウセイはピースサインを見せくれた。


「行ってこい、ガロウズ!!広い"この世界"に揉まれて更に高みを目指ぜ、チャレンジャー!」


 ディミオス様は爽やかな笑顔でボクに手を振った。

 皆に声援を送られながら、ボクは、たった今竜王国ドラグディミオスから旅立った。



 暫くして、ガロウズの姿が見えなくなった時、リュウセイはポツリと呟いた。


「・・・・・もぅ見えなくなったか」

「・・・だな」


リュウセイ同様、俺様もポツリと呟くと、肩を回して城内へとゆっくりと歩みだした。

そして、くるりと後ろを振り返る。


「さぁて、ガロウズに負けないよう、俺様達も張り切って仕事するか!」

「えぇーめんどくさいなぁ~」

「この流れでえぇーって、流石メリーだな」


流れをぶち壊すようなメリーの発言にやれやれと肩をすくめたリュウセイ。

すると、シャチホコも便乗してメリーに言い寄った。


「全く、少しは俺ちゃんを見習って欲しいもんだね」

「そーゆーシャチホコだって休日は怠惰そのものじゃん!」

「おいおい、落ち着け二人共!(はぁ、ガロウズがいなくなった途端コレか……)」


シャチホコとメリーを宥めようと奮闘するガイア。

だが、内心諦めモードである。


「はぁ、このお馬鹿どもは (……チラっ)」

「ちょっとセイン!何見てるのよ!」

「ははは。駄目だこりゃ」


 今日も竜王国は平常運転だなぁと思うリュウセイとリッキー、セインにガイアなのであった。


「(はは、こいつらは強いな。俺様も、見習わなければな)」


後ろから聞こえる配下達の声を聞いて、俺様は歩きながらぐいぃーと体を伸ばした。



 一方で、飛び立ったボクは一度方向を確認するべく、リュックからかなり昔に作成した手書きの地図を取り出した。


挿絵(By みてみん)


「(うわ。この雑さ、懐かしい……これ、書いたの何百年前かな?)」


確か、ゼロ対戦が終わってすぐだったかな。

大戦争とも呼べる程の災厄の影響は計り知れなく、"この世界"の大陸がこんな歪な形になる程であった。


そんな地図を片手に、ボクは行き先を考える。

この武者修行旅、なんとまさかのほぼ(・・)ノープランである。

ドラグナー幹部の、しかも筆頭で、世間からは知的だの言われてるボクがこんなズボラして良いのか?いや、良くない(白目)。


まぁ、"この世界"においては珍しい禁足地となっている海妖族(マーメイド)のリゾートには立ち入ることはたとえ勇魔六英雄(ゆうまろくえいゆう)であろうと不可能らしいので、大人しくメイジビートの森側から一周するプランにしよう。


「うーん・・・まぁ、このまま真っ直ぐ飛んで、メイジビートの森に入って・・・・・そこからは気ままに回るか」


ボクは地図を折り畳み、ポケットにしまう。

すると突然、後ろから声をかけられた。


「え、あれっ!?ガロウズ様!?」

「凄っ!ほ、ホンモノだ!!」

「おはようございます!噂の武者修行ですか?旅の出発、こんなに早かったんですね」(←現在am6:27)


元気よく話かけてきたのは三人組の羽有人族(ハーピィ)の姉妹だ。

格好を見るに、冒険者かな?


「おはようございます。そうっすね、早朝でないと国の人達が騒いじゃいますから。それに、最早旅どころじゃなくなるかもしれませんから」

「流石、有名人は違いますなぁ!」


三人の中で一番背の高い黒髪サイドポニテの子はとてもテンションが高いようで、ちょっと失礼だが、言動がまるでおっさんだ。


「ははは・・・」

「ガロウズ様引いてるよ?」

「ほら、ちゃんと謝って」


なんか、妹のように見える子達の方が姉みたいだ。


「はーい。ガロウズ様、気分を害させてすみませんでした」

「お、大袈裟っすよ。いいですよ、ボクはどっかの誰かと違ってそんな些細な事で怒ったりしませんから」

「は、はぁ・・・」


三人は唖然とした。

どっかの誰かって誰?と囁いているが、どうやら気付かれていないみたいだ。

シャチホコ、メリー、プリン、良かったですね。貴方達の裏の顔、まだ隠せてるようっすよ。(苦笑)


「ところで、キミ達はジャンヌ・ヴァルクの所の冒険者かい?」


竜王国から遠く西に位置する中央王都。その北に位置するジャンヌ・ヴァルクと呼ばれる国は冒険者の都と呼ばれている。

"この世界"中の冒険者が集うジャンヌ・ヴァルクには遊園地のようなエリアやカジノ等の遊べる施設だけでなく、勇魔六英雄(ゆうまろくえいゆう)の一人、双黒の(ツイン・)再生者(リバイバー)の二つ名を持つ勇者クロムの運営する冒険者のギルドが存在する。


「はい!-アマテラス-所属の冒険者です!」

「僕ら"マジカウインガー"って言うんですが、ガロウズ様はご存知ですか?」

「"マジカウインガー"っすか・・・」


 あ!思い出したぞ。

 確か、一週間ほど前に『灼熱の砂漠ダイナマイト・デザートのA-(ランク)のダンジョン、無限砂丘(むげんさきゅう)へと旅立ち、そこの(ダンジョンボス)、ヘルワームを無事討伐した猛者が現る』。

そんな記事の新聞をリュウセイ(←竜王国の外交担当)に見せられたんだっけ。


「ヘルワームを倒した、あの"マジカウインガー"っすかね?」

「そうです!その"マジカウインガー"っす!くうぅー、本物のガロウズ様に会えるなんて光栄だなぁ」


黒髪()の子、本当にテンションが高いな。


「キミ達こそ、こんな時間にクエストへ行くんですか?」

「はい。メイジビートの森のメイジタワー跡地のダンジョンボスを倒しに行きます」

「倒しに、ねぇ・・・(おっと、凄く自身満々だなぁ)」


 この国(ドラグディミオス)に隣接するメイジビートの森の北西部には大体スリープ山脈付近に建つメイジタワー跡地なる場所がある。

通称『コールドタワー』と呼ばれるそこは魔死族(アンデッド)死妖族(ゴースト)といった不気味なモンスターが数多く住まう場所だ。

地上付近の下層は推奨ランクC(ランク)と割りと中級者寄りだが、上部はB+(ランク)と難易度が一気にはね上がる。


いくらA-(ランク)のヘルワームを倒した子達とはいえ、そこのボスもA-(ランク)のモンスター。それに、そこに沸くモンスターの強さは無限砂丘(むげんさきゅう)のモンスター達(ザコ平均D+(ランク))と違いワンランク以上に強い(コールドタワーのザコ平均:下層C(ランク)、上部B-級(ランク))。


万が一の為、ボクも着いて行った方が良さそうだ。


「そのクエストにボクも着いて行っていいかな?」

「「「ほ、本当ですか!?」」」


羽有人族(ハーピィ)の姉妹は声を揃えて喜んだ。


「やったー!ありがとうガロウズ様!」

「良かったぁ。実は僕、魔死族(アンデッド)死妖族(ゴースト)がいっぱいの所怖くて嫌だったんですよね……」

「それじゃあ早速向かいましょう!メイジタワー跡地へ!!」



 こうして、ボクは冒険者"マジカウインガー"と共に、最初の目的地であるメイジビートの森のメイジタワー跡地-コールドタワー-へと向かったのだった。




次回、EX01 ガロウズ旅日記(後編)

画像の『大陸はとても歪なの』の文字、見なかったことにしてください(圧)


竜王国組のディミオスwithドラグナー幹部達の深堀+ガロウズが作中で暴れるまでの経緯(まだ途中な模様)を描いてみましたが、ムズすぎやしませんかね?


10/8追記

竜王国組(ドラグナー幹部)のメンバー紹介のコーナー】

シャチホコ、リッキー、セイン、メリー、ガイア、プリン、リュウセイの系7名の情報を乗っけていくっ!


ただし、スキルの効果だけはまだ内緒にしておきます。

(※自らネタバレする愚か者が何処にいるんだ)

ガロウズは次回に!


Name:シャチホコ

種族:竜族(ドラゴン) 属性:闇/火

610歳、170cm、3/24生まれ

好物:寿司全般


【所有スキル】

"天守閣(イタダキ)"

・?????


【概要】

・魔王ディミオス配下、ドラグナーの幹部の一人。

竜王国(ドラグディミオス)の名所『憩いの場ドラゴンオンセン』の経営者にして建設事業『イタダキ組』のCEOを勤める実は凄い人。

・仕事中は恐ろしく勤勉。だが、竜王城に帰ってからのプライベートではキザが入る。故に同じく幹部のセインからは『3バカ』の烙印を押された。



Name:リッキー

種族:巨人族(ジャイアント) 属性:土/光

1030歳、250cm、11/3生まれ

好物:りんごのジャムパン


【所有スキル】

"大横綱(ウカノミタマ)"

・?????


【概要】

・魔王ディミオス配下、ドラグナーの幹部の一人。

・通称"優しき巨人ラブリー・ジャイアント"。そう呼ばれるだけあって、一般的な巨人族にみられる狂暴性や傲慢さを全く持たない。

竜王国(ドラグディミオス)の財務大臣を担当している。加えて『りんご大農園』の管理人をやったり、はたまた『熱血地下コロシアム』のラスボス役としてチャレンジャーと戦ったりと多忙な生活に終われている。本人曰く充実していて凄く楽しいらしい。



Name:セイン

種族:聖妖族(エルフ) 属性:光

220歳、170cm、2/3生まれ

好物:抹茶系


【所有スキル】

"聖竜槍(ロンギヌス)"

・?????


【概要】

・魔王ディミオス配下、ドラグナーの幹部の一人。

竜王国(ドラグディミオス)の最高裁判所に勤める。最高裁の裁判長ということもあり、妹のメリーからついた異名は歩く法律。ちなみに、裁いた者の名は覚えたくなくても覚えてしまうという職業病に罹っている。

・クールでストイック。それに加えて超絶ポーカーフェイス。なのでセインの笑顔は激レア。

・「3バカ」と罵ることの多いシャチホコやメリー、プリンの三名だが、人となりや実力はしっかり認めている。



Name:メリー

種族:聖妖族(エルフ) 属性:光

218歳、153cm、2/3生まれ

好物:味噌ラーメン  


【所有スキル】

"光聖母(テレサ)"

・?????


【概要】

・魔王ディミオス配下、ドラグナーの幹部の一人。

竜王国(ドラグディミオス)の警察署長。だが、勤務時間だろうが関係なく私服で過ごす程の究極のズボラ。それ故兄のセインから「3バカ」の烙印を押される。

・兎に角ぐーたらするのが好き。メリーの仕事の手つきが鬼のように素速いのは単に早く帰りたいだけ。

・それでも「3バカ」の中では割りと常識人な方。



Name:ガイア

種族:竜族(ドラゴン) 属性:火

515歳、178cm、7/23生まれ

好物:べっこう飴


【所有スキル】

"勝竜(ガイアール)"

・?????


【概要】

・魔王ディミオス配下、ドラグナーの幹部の一人。ドラグナー幹部でNo.2の実力を持つことから"竜の左手"の二つ名を持つ。

・本職はドラグナーの指揮官。とてもとても感受性が豊かで涙脆い。それ故同僚や部下からの人気は高い。噂では熱狂的な支持者達によって作られたファンクラブがあるとかないとか。

・特徴的なつり目は実はコンプレックス。目付きが悪い事をネタにされることもしばしば。



Name:プリン

種族:妖精族(フェアリー) 属性:風/光

520歳、30cm、12/17生まれ

好物:チョコバナナ


【所有スキル】

"逆転姫(ダイハード)"

・?????


【概要】

・魔王ディミオス配下、ドラグナーの幹部の一人。

竜王国(ドラグディミオス)の生産大臣。『商店街フォーリンC』という町の運営を行っている。主君(ディミオス)レベルで手先が器用なので、よく冒険者用の装備を作成している。(※超がつく程高級品質。なのに値段は庶民的でお財布にもやさしい。ありがてぇ!!)

・煽り癖有。そのせいでしょっちゅうセインと軽口を叩き合う。その結果、セインから「3バカ」の烙印を押されてしまう。



Name:リュウセイ

種族:竜族(ドラゴン) 属性:水/火

520歳、180cm、9/23生まれ

好物:かき氷


【所有スキル】

"流星龍(メテオライト)"

・?????


【概要】

・魔王ディミオス配下、ドラグナーの幹部の一人。

・竜王国の外交官。誰よりも早く他国の情報を収集しているので様々な事柄に精通している。

・自称要領のよい漢。ジャンヌ・ヴァルクの冒険者ギルドや魔法都市(ウインドサクレッド)のグリーンパーク、またはアイスコロッサスの氷神像広場、更にはシェイクビーチ等々、"この世界"各地で(サボりの)目撃情報が上がっている。

・変装は大の苦手。


12/6追記

ここもめちゃめちゃ直したい箇所があったので、魔改造がてら修正したりました。

スッキリしました。


---次回へ続く---

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ