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The・Create  作者: シュウト!!
第1章 はじまり
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【1話】 プロローグ

The・Create、本日よりスタートです!


(実は二度目のスタートだったりしますが、今作と関係無い、というか関係が無くなったのでさっさと本編に入ります)


 あぁ、退屈だなぁ・・・


 通学・通勤ラッシュの午前8時の電車の窓からぼんやり外を眺めながら、俺はふと、そう思った。


 どうも、俺は木ノ下陸斗。探せば何処にでもいそうな平凡な高校二年生の17歳。

部活は名前の通り、別にそういう訳でもないが陸上部に所属している。


今通っている高校の入学当時、幼稚園からの幼馴染みが高校でも陸上を続ける!と言っていた。

なので、それに乗っかって俺も続けている訳であって。

ぶっちゃけ、めちゃめちゃ熱意があるかと聞かれたら、否かもしれない。


それでも友達や先輩、後輩と切磋琢磨していくのが楽しくて続けている。

まぁ、結局は満喫している。

(※満喫しとるやないか)



「(なんだろうな。別に高校生活に不満があるわけではないよ?ちゃんと充実してる。けど、何か足りないんだよなぁ)」


 授業中にも関わらず、ぼーっと呑気なことを考えていたら、授業終了を告げるチャイムがなった。


「はい、ではここまで。今日は特に連絡も無いからこのまま終わるよ」



担任がそう言うのと同時に教室の中がガヤガヤと賑やかになった。無理はない。

今日は6/13月曜日、殆どの部がoffの日なのだ。


 という訳で俺も帰る準備をしていると、後ろから陽気な声で呼ばれ、背中をバシっと叩かれた。


「りーくと!」

「おっつかれーい!」


陽気な声で俺を呼んだのが勇気で、背中を叩いた方が健斗だ。


「うわっ!?ちょ、何だよ二人とも」

「久々にゲーセン行こうぜ!」


 二人は俺の幼馴染みであり、勇気は幼稚園からの付き合いで部活も一緒。一方で健斗は、小学2年生の頃に同じクラスになってから勇気同様バカ話をする程の仲であり、バレー部のエースだったりする。


「ゲーセン?」

「うん!健斗がこないだのリベンジをしたいって」


何の話かというと、最近うちの学校では"太鼓の○人"という、なんか凄く聞き馴染みがある気がするアーケードが流行っている。


「リベンジ?あぁー・・・」


突然だが、俺はRPG系のゲームが好みだ。アーケード、しかもリズムゲー。

全然苦手分野なハズなんだけども、何故かこの間健斗に圧勝したのだ。


「今日こそ陸斗(おまえ)に勝つからな!」

「ふっふーん、臨むところだ!」


<ピコン♪>


「あれ、何か(通知が)来たね」


勇気が俺のスマホの通知音に気がついた。


「何だろ」


チラッと画面を開くと、妹からだった。


「あ(いっけね、完全に忘れてた・・・)」

「どうかした?」


LINEが送られてきただけなのだが、読んだ内容にため息を漏らすと、健斗がその理由を聞いた。


「いやね、妹からさ・・・

『今朝も伝えた通り今日はお父さんもお母さんも帰ってきません』

『帰りの道中に買い物してきてちょ』

『まさかお兄ちゃん、買い物するのを忘れて遊びに行ったりしないよね??待ってるよ^^』

だって。買い物頼まれてたの忘れてた・・・」


それを聞いて、勇気は頭を抱え、健斗は苦笑いした。


「ありゃー」

「うわぁw『^^(コレ)』は仕方ないないな~」

「ごめん!先帰るわ!」

「気をつけてねー」

「おぅ、じゃあな~」


 俺は二人に別れを告げると、足早に教室を飛び出した。


「あ、ちょっと木ノ下くん!」


教室を出た瞬間、担任に見つかった。

俺の中ではヤバい!という気持ちと、急いでるのに!という気持ちが混ざりあう。


「廊下は?」

「(げ、水城T!?)走らない。すみませんでした・・・」

「ふふっ、気をつけて帰るのよ」


見つかった時はどうなるかと思ったが、素直に謝ったら水城は此方に笑顔を向けた。

 担任の水城は、学校のマドンナとして一目を置かれている存在であり、今年やって来たのに僅か1日でファンクラブが出来る程大人気だ。

この年にしては恋愛感情に疎い方の俺でも可愛いと思う程である。


 ラッキーな事に、今月は掃除当番でない!

なので、割りとすんなり駐輪場に着いた。


さぁて。後は妹の頼み通り、買い物して帰ろう。


「(はぁ・・・最寄りのスーパーって無駄に遠いんだよなぁ。何で駅挟んで反対側に造ったんだよ)ん?今何時だ?」


自転車をこぎながらチラッと腕時計を見る。

液晶の画面には16:45分と表示されていた。


えー、なんということでしょう。

後10分で電車が出発してしまいます。


「(ヤバい!ヤバいぞ、非常にヤバい!!えぇ、嘘でしょ!?

時刻表見間違えた!??んなアホな!)と、兎に角急げっ!!」


安全に配慮しながら大慌てで急ぐ俺。

自転車を漕ぐこと8分、何とかギリギリ、時間内に駅に着いた。


「あっぶねぇ、途中で信号に引っ掛からなくて良かったぁ・・・あ、そうだ」


 俺はポケットからスマホを取り出すと、先に帰っているであろう妹に米を炊いといて、とメッセージを送った。

すると、『はーい』と来た。


「(はぁ、何はともあれ無事時間に間に合って良かったな)ん?」


ピコンという音と共に、妹から追加メッセージが来た。


『お兄ちゃんお兄ちゃん』

『おやつも無いから夕飯の材料のついでによろしくー✌️』

「えぇ・・・」


全く我儘な妹だ。まぁそこも可愛い所なのだけど。


 電車に揺られること40分、家の最寄りの駅に到着。

すると今度は、家とは駅を挟んで丁度真反対側にあるスーパーへダッシュで向かった。


「(本当に、駅を経由するのは面倒だわ)」


そんな愚痴を考えながら、俺は自転車を漕いだ。




 スーパーに入った俺は夕飯のメニューを考えながらカートを押しながら食材を眺める。


「さぁて、今晩は何にしっようかな~(おやつも買わなきゃいけないし、無難にサクッと作れるチャーハンでいいや)」


チャーハンの元と人参などの野菜。それに、メンチカツをカートに入れた。このメンチカツは包丁で切らずにチャーハンの上に豪快に乗せます。案外それが美味しかったりするのだ(ズボラ飯)。


その後、お菓子売り場で適当にお菓子を選び、カートに入れてレジに並ぶ。


「(うげっ。2560円、今月のおこづかいがもう半分以下・・・・・)」


そう嘆いても仕方ない。

別にね、シスコンって訳では無いが、がお気に入りのお菓子で喜んでくれるならそれはそれでいいや。別にシスコンって訳では無いが。大事な事なので二回言っておこう。



 斯くして、学校を出た頃は4時(pm)前だったはずなのに、家に着いたのは午後の6時だった。

(※お家はごくごく一般的な一軒家となっております)


「ただいまー」

「やっと帰ってきた。お帰り~」


 玄関で出迎えてくれたのは俺の妹、木ノ下優梨(ゆうり)。もうすぐ12歳になる小学6年生だ。

生意気を言うこともしばしばだが、基本的には素直で優しい。


「は~い、レジ袋一個頂戴」


優梨は俺からパンパンのレジ袋を取ろうとする。

俺は二つあるレジ袋の内、軽い方を優梨に渡した。


「重いぞ?」

「大丈夫だよっ!んっしょ、ほら!」


すると、炊飯器の米が炊けたようで、キッチンからピーと音が鳴った。


「おぉ~。丁度炊けたねぇ」

「お兄ちゃんお腹空いたよぉ~!!今日の夕飯は何?」


 買ったものをキッチンの床に置いて、手を洗う。

すると、空腹を訴える優梨が今晩は何か聞いてきた。


「ハンチャー」

「ハンチャー!!(お兄ちゃんのチャーハン!!大好物が来たぁ!!)」


おぉ、めちゃめちゃ喜んどるやん。という訳でサクッとチャーハンを作ります。


 この年で自炊も出来ちゃうなんて凄ーい!

なんて褒められた事なんて一度もありませんけどね?

だが、軽く(・・)なら料理出来るのは、何気に俺の自慢ポイントだったりする。


まぁ、どこで自慢するんだって話だけどね。


「「いただきまーす」」


 俺と優梨の声は見事にハモった。

いただきますを言うと同時に、優梨はスプーンで勢いよく食べ始めた。


「おいひぃ~!」

「そりゃどうも。どれ、俺も食ーべよ」


うん、うん。今回もまぁ良い出来だ。

俺も優梨同様お腹が空いていたので、一瞬で平らげてしまった。


「ハイ、ごちそーさまっ!」

「はっや!」


あまりの速さに優梨がキョトンとしている。


「さぁて、ちょっと早いけど風呂洗ってくる。食べ終わったらソレ、キッチンに置いといて」

「はーい」


 それから2時間半後。風呂の浴槽やら床やらを洗った俺は、自室に戻り、各教科から出された宿題を半分終わらせてから風呂に入った。まさかの中途半端!

時間が時間だったので仕方ないんだ!俺はそう、思いたい♨️


 その後。俺は風呂から上がり、着替え終わると、パジャマ姿の優梨がテレビをつけたままソファーの上で寝ていたのを見た。


「すーすー。んぁ~」

「(ふふっ、幸せそうに寝てるなぁ)おーい起きろ優梨、風邪引くぞ」


おっと。優梨ったら、ぐっすり寝ているようです。


「おーい、優梨~ゆうりさーん?マジか、こんだけ揺さぶっても起きない。しかも、どんな夢見てるんだか、ドヤ顔してるし……」


優梨さん、中々起きる素振りを見せません。

もういいやと諦めた俺は優梨の足元の毛布を取った。


「しゃーない。毛布かけてあげるか」

「んー、お兄ちゃん?」


毛布をかけようとしたら、優梨はうっすらと目を覚ました。


「寝るならベッドで寝な」

「はぁい」


こりゃあ起きそうにないやつですやん。

仕方ないのでそのままソファーで寝かせることにした。


「お休み」


 優梨に毛布をかけた後、リビングの電気を消して、俺の部屋へと向かう。正直普通そうに見えるかもしれないが、相当眠たい。その証拠に風呂上がってから欠伸が一生止まらない。


「あ"あ"あ"あ"あ"。・・・アホ眠」


 めちゃめちゃ眠すぎて奇声が出てしまう(許して)。

眠、過ぎる。夕飯めっちゃ食べたからか?それとも湯船でしっかり暖まったからか?

まぁいいや。おらっ、ベッドにダーイブ!!


「(優梨に風邪引くぞとか言ってた本人が、布団かけずに、寝て、どうs・・・・)」


もう無理限界おやすみなさい。


とりあえず。少し残した宿題を終らすのと、明日の道具を揃えるのは起きてからの俺に任せよう。

今はもぅ、ぐっすり夢の中へ・・・





・・・ん?なんだろう。



 眠りについてから数時間が経っただろうか、俺は強烈な違和感を感じた。

とりあえず、寝返りをうってみる。


!!?


この感触は、草か? え!? 何で草!?


さっきまで俺はベッドで寝ていたはずなのに・・・

ふかふかのベッドとは似ても似つかないこの感覚。

うん、これは間違いなく草だわ。こーれは草だ。間違いなく草の上にいるわ。


何故?


完全に意識が覚醒した俺は恐る恐る目を開けてみた。


「・・・は?」


 目を開けたら、俺はパジャマ姿で全く身に覚えの無い場所に佇んでいた。


「は?え?何処ここ。も、森、なのか?」


 細長く歪な形をした木々が沢山生えており、それに大小の光るキノコがセットで生えている。幻想的といえばいいのか、はたまた夢の国とでも言えばいいのか?


 兎にも角にも、頭が混乱している俺は、この景色を夢だと結論づけたのだった。




次回、2話 目が覚めたら森だった件について

学園系ではありません。

ゴリッゴリの異世界ファンタジー系を目指してます。


先に言っておきます。私作者は小説初心者のふつつか者です。それ故に何度も何度も修正やら追記やらが入ると思います。


ですが、読者の皆様!改めて宜しくお願い致します!!





11/28追記

色々修正してきました。

修正前の読み返しの作業、ヤバいです。超恥ずかしかったです。

※昔も今もあまり変わってないという事が解り、悲しくなった事も書いておきます♨️


修正に伴い結構な魔改造を施しましたが、話の内容は変わってませんのでご安心を。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 寝てたら異世界転移。 わくわくするシチュエーションですなぁ… [一言] 初見です。 面白そうな作品を見つけたのでこれから少しずつ読ませていただきます。
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