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ソース焼きそば

作者:

「おわったー!」

「お昼だー!!」


お昼のチャイムが鳴り、午前中の業務が終わった。


学校みたいなチャイムの鳴る電波時計が教えてくれるお昼の時間を心待ちにしている私は、チャイムを合図に購買に走った高校生の頃となにも変わらない。お財布を片手に事務所を出ると、外は夏真っ盛り。暑い日差しに溶けそうになりながら、駅前の中華屋へと一人急ぐ。


「いらっしゃいませー」


忙しそうに走り回る店員さんに2階へと促され狭い階段を上ると、既に半分ぐらい席が埋まっていた。空いてる席につき、店員さんに注文を告げる。冷たい水で喉を潤しながらTwitterを開くと、人気女優の結婚がトレンド入りしていた。そのままトレンドのタイムラインを遡りながらソース焼きそばを待つ。


なんで旦那さんがあの俳優?もっとイケメンと結婚できたじゃん?いやでも確かにあの人才能はあるし…いやでもなぁ、もっとイケメンと結婚して欲しかった…。とモヤモヤする感情を抱きながら辿るタイムラインには、同じ気持ちの人もいれば心底祝福している人もして、そもそも芸能人の結婚にこんなモヤモヤする必要ないじゃんと急に冷静になった。


スマホを机に置き、午後の業務に思いを馳せる。明日から忙しくなるから、今日中にあれ片づけて…いやでもそういえばお昼間際に営業部長に急な仕事頼まれたなそういえば、めんどくさっ。でも営業部長好きだからな~そっこう終わらせよう。その後にあれ片づけて、そしたら明日の準備やればいいか。


「お待たせ~ソース焼きそば!」

「ありがとうございます!!」


ソースの少し焦げたこの香り、たまらなく食欲をそそるんだよなぁ、お腹空いたなぁ、いったっだっきまぁ~す!なんてさっきまでの仕事モードは完全にオフ、目の前の焼きそばに思考は全て持って行かれた。よし、食べよう!!


細い麺と一緒に細切りされた野菜たちに合わせて豚肉もしっかり細切り。麺と野菜と豚肉をまとめて箸でつまんで口の中へ放り込む。出来立ての熱さにハフハフしながら口いっぱいに広がるソースの味に緩む顔は抑えられない。


美味しい


本当に、美味しい


これぞ至福のとき、最っ高


大皿に山盛りされていて少々量が多いのが難点だけど、やっぱりこの味は我慢してると1週間ぐらいで食べたい欲が止まらなくなるんだよねぇ。禁断症状が出る。麺も程よい硬さでさっぱり食べられるし、最高。


箸をすすめるスピードはそのまま、あっと言う間に食べ終えてしまうと、今度は猛烈にお腹の圧迫感に襲われる。食べすぎた。やっぱり量が多い、午後絶対眠くなる。


食べてるときの至福な時間も束の間、途端に後悔に苛まれるがやっぱりこの焼きそばはやめられない。


「ご馳走様でした~」

「またきてねー!」


コンビニで眠気覚ましのアイスコーヒーを買って事務所に戻る。


さて、明日は何を食べようかなぁ。

小説家になろう!初投稿作品です。


とになく何か文章が書きたくてググったら見つけたサイトに勢いで登録して勢いで書いた作品ですので稚拙な文章でお恥ずかしいです。


こんな作品を読んで頂きありがとうございました!

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