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初めてのスーパー

遅れてすみません。初めて執筆中のデータ消えて焦ったw今度から保存はしっかりします。

 お母さんとこのみお姉ちゃんが話している言葉は知らない言葉が多く知りたいという興味もわいたが、重要そうな話もしていたので邪魔にならないように何か面白いものはないかと探していると網目がないラケットを持った人が機械に近づいて行ったので何か始まるのかとワクワクしながら後をつけていく。


「おにいさん、そのラケットにはあみがないけど、これからなにをするの?」と20代前半っぽいスポーツ刈りの明るいハンサムなお兄さんに聞いてみる。


「おう、網じゃなくてガットっていうんだ。そのガットが古くなったから新しいのに張り替えるんだよ。暇なら見ていくか?まあ途中からは飽きるだろうけど、さっきのこのみちゃんの会話を聞く限りじゃその前に迎えも来るだろうしな」


「じゃあ、みていく!」


「おう!」と返事しながらも慣れた手つきでラケットを固定しガットをラケットの側面にある穴からとおしてラケットに網目を作っていく。


「おにいさん、てつきがはやいね!やっぱりなれてるの?」


「まあそうだな、5年間も働いてるし、毎月10~30本も張り替えてると嫌でも覚えるな」


「そんなにたくさんやるんだ」


「おう、ここの貸し出し用と自分のにお客さんのとやってるとそん位にはなるさ」


「そっかー、それはだれの?」


「これか? これは、ここの貸し出し用だな。ラケットを買ってない始めたばっかの人やテニスを始めるか迷っている人のためのやつだ。実際にボールを打たないとどれが使いやすいか分からないからな」と話しながらでもガットを張る手は止まらずにどんどんガットを通していく。


「まずはタテにいとをとおすんだね」


「そうどな。ここをピシッと張らないと全部だめになるからな」その後は5分くらい黙々とガットを通している。


「縦がおわったから今度は横だ。見とけよ。こうやるとスイスイってガットを通せるんだぜ!」と若干ドヤ顔を決めながらも上下からガットを抑えつつ波のごとくガットを交互に通していく。


「すごっイマのちゃんとコウゴになってる!」


「まっ慣れれば、ざっとこんな感じで25分くらいだな。後は、こんな感じで繰り返すだけだ。ほら上からジュニアの女子たちが下りてきたぞ。あの子たちと買い物行くんだろ?」と階段の上が騒がしくなった音を聞いて教えてくれる。


「あっほんとだ。ありがと、おしえてくれて」


「良いってことよ。それより、このみちゃんに後でお金払うからスタッフ分のお菓子3千円で買ってきてくれないか聞いてみてくれ。ガット貼るのが結構溜まってて買に行けないから」


「わかった。おねがいしておく」


「サンキューな」


「じゃあ、ガットはりがんばってね!」


「おう、帰ってくるころにはもう1個終わらせとくぐらい頑張るさ」





「このみおねえちゃん、みんなきたよ!それとね、ガットはってるおにいちゃんが¥3000でスタッフのおかしかってきてだって、あとでおカネははらうからって」


「ガット張ってるってお兄ちゃんって、あー高木さんか。また仕事溜めこんだのあの人。まあついでだしお金払ってくれるならいいけど、もうちょっとちゃんとして欲しいわ。」と呆れ半分な口調で高木おにいちゃんをディスってる。


「それで、このみちゃんお菓子買うってこの辺にスーパー有ったかしら?」


「静先輩はたしか駅と反対の方から来てましたよね、駅の方にスーパーできたんですよ。ここから歩いて5分くらいなんでお昼とか買うのにもいいですし、駅からも近いんで帰りに何か買ってく人も多いですよ」


「それじゃあ、私も何か買おうかしら。今日帰り送ってあげるから、このみちゃんたちもどう?」

「じゃあ、お言葉に甘えてお世話になります。それじゃあ女の子グループも揃ったのでそろそろ行きましょうか」


「皆揃ったようね。じゃあ早速行きましょう?」


「ねえ、おかあさん。これからいくのはどんなところ?」

「広くていろんなものがあると思うわよ。お母さんも始めていくところだから流石にわからないけどこのみちゃんなら知ってるわよ」

「あっそれならアタシが教えてあげる!」とこまりちゃん

そして説明の前に腕を組んで目を閉じる。


「少年よ、アイスというものを知っているかね?」

「こまりおねえちゃんどうしたの?アイスはたべたことあるよ?」

「うむ。なんとこれから行く場所はアイスの種類がなんと50種類は有るぐらいアイスコーナーが充実しているのだ!」

「50!アイスってバニラいがいにもあったの?」

「ふっふっふ。これで驚いていてはだめだぞ少年。季節限定を含めると更に3倍はあるのだ!」

「3バイ!まるでアカいスイセイじゃないか!」

「おーシャアを知っているとは。だけどクワトロさんは知らないんだね。 そんなわけでお姉ちゃんがお勧めのアイスを教えてあげる!」

「どんなのがおいしいの?」

「この季節はまだクリーム系が美味しいね。だけど暖かくなってきてるからさっぱりした抹茶とかおいしいけど少年には早い大人味だ。そして私が少年に押したいのはフランスのチーズ会社が小豆アイス社と組んだキリっとチーズアイスだね。チーズのしょっぱさとアイスの甘さが絶妙にマッチした最高のアイスだと思うな」

「ちょっとなにいってるのかなーこまりちゃん!やっぱりこの季節はマルッと苺でしょ!」とテンションが異様に高い吉田さんからの異議が唱えられる。


それに対してレッドこと赤井君が「いや、坊主。 男ならブラックサンシャイン一筋だ!青山さんたちもそう思うでしょ?」と賛同を得ようとするが「いや、俺はフルーツのやつの方が好きだな」とにべもなく返される。


澤田君と田代君のペアはチョコ系が好きなようだが氷菓の方が好きみたいだった。天使さんはクールな見た目通りの抹茶が好きらしい。そして佐々木君はピスタチオというナッツのアイスで篠山さんはコーヒー牛乳味が好きみたいだ。富田君はカルピスのような乳飲料っぽい味のが好きだという。みんな好きな味は違うみたいだ。


「このみおねえちゃんとおかあさんはどんなあじがすき?」

「お母さんは小豆みたいなさっぱりしたのかな」

「私は何でも好きだよ?でもやっぱりフルーツ系をよく食べるかな」と会話をしているうちにスーパーに着いた。


スーパーはテニススクールの建物よりも広かった。今まで見てきた一番広い建物が一日の間に2回も更新されてしまった。


実際に入ってみんなで選んだのはクッキーなどの個包装が沢山あるバラエティーパックを5種類にアイスを一人1個選んだ。僕は吉田さんがお勧めのマルっと苺を選んだらこまりちゃんに裏切り者!と言われたけどこまりちゃんもマルッと苺を選んでいたのはご愛嬌である。このあとみんなでテニススクールへと引き返した。

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