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私の初恋

今回は志依視点です

(志依視点)


 私は快斗が好きだ。


 いつから好きかと言われてもわからないが、これが私の初恋だということだけは確かだ。


「なんで振っちゃったかな〜」

 今となっては中学のときに快斗振ったことを後悔している。


 自分で言うのはなんだけど結構美人な方だと思う。

 今までにいろんな人に告白されたでもすべて断り続けた。

 快斗もその一人のだ。


 何故告白を断り続けたかとゆうと初めて付き合う人は、本当に好きになった人と本気で付き合いたいと思ったからだ。


 快斗以外から告白されてもその後その人が気になるということは無かった。


 でもなぜか快斗から告白されてからものすごく快斗のことが気になっていた。


 最初は元々仲が良かったから意識していただけかなぁと思っていた。

 でもそれから快斗が他の女の子と話しているのを見ていると胸が苦しくなるということがしょっちゅうあった。

 いったいこれは何なのか気になったのでさり気なく友達に聞いてみた。


「ねぇねぇ早紀なんかさぁ男の人が他の女子と喋っててそれでさぁそれを見た子がさぁ胸が苦しくなるって言ってるのそれってなんで苦しくなるのかな?」 

 早紀は真剣な眼差しでこう答えた。


「えっと志依さんズバリ言いますよそれは…」

「それは」

「恋です」

「えっ」

「私も連くんが他の女の子喋っていたらなんか胸がモヤモヤしますもん」

「そ、そうなの?」

「はい、そんですよ」

「…………」

「もしかして志依さんは駒田くんのことが気になっているのではないでしょうか?」

 自分でもなんとなく快斗のことが好きなのかもとは思ったことがあったが人を好きになったことがない私は、確信が持てなかった。

 なので彼氏がいる早紀に聞いてみたのだ。

 そしてようやく私は、快斗が好きということを確信したのだ。

「うん多分私快斗のことが好き…なんだと思う」

「やっぱりそうでしたか」

「え、私そんなに分かりやすかった?」

「いえ、多分気付いているのは私と連くんぐらいです」

「よ、よかった〜また何かあったら相談していいかな?」

「はい、いつでもどうぞ」

「ありがとう」

 この相談をしたのが高校一年生の冬のことだった。

 

 そして最近快斗がボーとすることが多くなった私が快斗を気になり始めてからよくあったことだ。


 もしかしてと思い早紀に相談してみた。

「多分駒田くんは誰かに恋をしていると思われます。」

「え、マジで」

「マジです」

「早紀どうすればいいかな」

 私はいつの間にか涙目になっていた。

 泣きそうになるなんて滅多にないのに何故だろう今は凄く泣きそうだった。

「志依さんそんな顔しないでください。私に考えがあります。」

 その考えと言うのが早紀の彼氏であり快斗の親友でもある加藤くんに協力してもらうことだった。


「「協力してほしい」」

「「快斗を惚れさせたい」」

 そう私がメールをすると

「「快斗は相手にべた惚れだぞ。それでもやるか」」 

「「うん。これが私の初恋だから」」

 そう、これが私の初恋なのだいくら快斗がべた惚れでもかならず振り向かせる。

「「分かった」」

「「ありがとう加藤くん」」

「「それで早速だが明日の朝俺の家に来てくれ快斗一緒に学校に行くそこでアピールして快斗を惚れさるんだ」」

「「分かった。ありがとう加藤くん」」


 そしてここから私の初恋バトルが幕をあける。




 

次から快斗視点に戻ります。

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