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きれいなひと~チヨコレイト2930~

作者: ムラカワアオイ

「気持ち」


鼓動の中の神秘。

惑星に雪。

ヒカリ。

星座に転ぶ。

才能なんて忘れたよ。

今は、この街の夕日が愛おしい。

お前に分かるか。

猫はまた、おじぎする。

約束されし、現在。

ラーメン屋にて煙草にかぶりつく。

家島行きフェリーの中で香を想う。

僕の、

僕の、

僕の、

真正面から戦う人へ。

レンタルの夢なんていらない。

気持ち。

波の中できれいにきれいに人生を汚したい。

眠い。

眠い。

眠い。

明日がどっちに転んでも。

指輪を外して、笑う真美。

少し、

寝るか。

恋女房はどこへやら。

部屋にはいつも、お前にいてほしい。

五月の風。

予想した未来に辿り着けたかな。

少しは。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

バスを待つ老夫婦を素敵だと思った。

気持ち。

弱く。

優しく。

「貪欲」


そうだろう。

生きているのだから。

そうだろう。

貪欲でいいだろう。

四の五の言う前に君がこの世の果てにいた。

疲れきり、

悩み、

崩れ、

苦しみ。

君には多くは求めない。

僕が君なら演じない。


僕は掃除をしたいだけ。

この空間に恋する掃除機を。

貪欲貪欲貪欲。

そうだろう。

アソボ。


















「銀行の待合室」


ぼけーっと受付嬢を見る。イイ女が多い。僕の名を呼ぶ声は白髪交じりのおばちゃんだった。


































「島津さん」


島津さん。スーパーのレジ打ち。世間話を一言二言。

島津さんがいるからこの店、もっているんだろうなと思います。

不思議なものですね。

家に帰れば絶対良いお母さん。

島津さん。






























「F1を観ながら思った」


時速300キロ。ということは、一時間で300キロ先に着くということでしょう。

欲しいなF1。

日本列島改造計画。

僕はぶらぶら、退屈しながら歩く。

サイコロ。

頂戴。





























「これだけアマク」


ルーレットと人生。逆走もする。人は、霧の中で悟り、産まれ、死ぬ。

これだけアマク純粋なものを追っかけて、

人は山に登る。

アマク。

チョコシェイク、Ⅿサイズで。






























「だらしのないおとこ」


右から左。

何もかも聴いたふりで押し通す。

自分の都合だけでモノを言わんでもらいたい。

地球にお前は咲いたのだから、

別に文句はないよ。

だらしのないおとこへ。

お前は、だらしのないおとこ。

ただ、それだけさ。



























「感情」


横濱で観た人気役者。両手に女の子を連れて、泣かないで。笑おうよ。セバスチャン。

街の匂いのする街、横濱にて。

































「調子に乗れない今日という日」


眠い。寝たい。寝酒にワイン。

あいつとよく飲んだ。トリコロールナンバーワン。

調子に乗れない今日という日。

八方美人もたまにはいいか。

前略。

煙草なのですが、やめれるようでやめられないです。

ひとみちゃん。

今、幸せですか。

僕は僕なりに幸せでありそうで幸せでないような。

保存します。

今日という日の僕を。

僕なりに。























「塩焼きそば88円也」


自転車を飛ばし、汗だくに。ダイエットにも自転車は効きますよ。

ラーメンのコーナーに到着。

88円。塩焼きそば。

インスタントではない日々に。

塩焼きそばを。

あなたを特定したい不思議な土曜日です。





























「ミラクルタワーを背中で感じながら」


みなとドームからミラクルタワーがよく見える。背中に猫がくっついてきた。

西岡にロッテリアで二時間近く、待たされた。

その翌日のミラクルタワーは奇麗に光る。

男と女っていったい、何。

誰かが馬鹿野郎と叫んでいる。

西岡が作ったおじや。

美味かった。

彼氏によろしくお伝えください。

神様はきっと笑顔だろうね。


納豆が美味いこの部屋で。
























「ねえやん」


ねえやんは、いつも、素敵。スタイル良し。顔、美人、優しい、頭良し。

アイルトンセナのカレンダーありがとう。

ねえやんは優しい人。

ねえやんは優しい母。

雨の日も風の日も。

ねえやんは強い人。

お互い、一週間、頑張りましょう。

楽して出来た詩など無い。


その分、僕は人間に近づいたあいつに近づく。

その分、僕は人間してる。

ねえやんのきれいな瞳。

真っ直ぐな瞳。


僕は学ぶことが多いです。

復活の日。

僕は、今以上の旅に出る。


















「誰かの13ページ」


皮肉なことに僕はいつか、消えてしまう。あなたも、いつかは消えてしまう。

人は永遠を選ぶのか。

文句なしの日々。

僕は、時間を早送り。

13ページに実印を押した。


不吉だろうが意味がある。

そんなことないか。

消えてしまえば復活すると人が言う。

きれいなきれいな13ページ。


人は馬鹿だと僕を言う。

僕は馬鹿でいたい人間だ。

希望の前にはいつも歯車がよく廻る。





















「クレイジー美学なんて」


普段の3時半。チョコレートを喰らいたい。間抜けなあいつはまだ、来ない。

可哀想だとは思いませんが、

鞄も何もお前にはやらん。

クレイジー美学の果ての果て。

君を抱きたい4時が来る。

眠っちまえ。

大胆に。

あいつと君じゃ大違い。

なめられたもんだ。

この僕も。

不快な想いを消し去れば良き週末はやって来ない。

間抜けなあいつは嘘ばかり。

お前に何もあげないが空気に溜め息吐いている。


僕はレベルがわからない。

君という人間の言い訳レベル。

吐息を吐いて、

また、明日。


原稿用紙に伝言を書こう。


僕の美学の邪魔だけするな。

人は人。

前を向こうっと。











「首」


首が痛い。首になるものなし。自由の自由ってお前の寝言。斜めを投げた人生だから。

たまには、メール寄こせよ。

ああバドワイザーが転がるよ。

陽が差してきた。

部屋を出よう。

首が痛いが風に吹かれて参りましょう。

どの街も。

首。



























「きれいなひと」


今、出会った、惨事から学ぶ人。きれいに夢を売るきれいなひと。あなたの夢は何ですか。

僕は大きな世界に惚れました。

きれいなひと。

いつまでも、きれいなひとでいてください。

僕は気の向くままに両手を合わせて。

観音様のお母さんはやっぱり観音様であってほしい。

きれいなひとへ。

世の中の誤字脱字。

お許しください。

あなたはきれいなひと。

























「滑稽」


悪役は意外に良い奴。腹減った。卵がけごはん。オールドフィルムに鎮座する美女。

滑稽な美女が大勢いるよ。

アップルパイ、買いに行くのが面倒だ。

この気持ち、君なら、

わかってくれるよね。

滑稽な土曜日に。





























「わからないひと」


何が何でもわからない。知らない。いらない。嘘のカタマリの嘘。

嘘のない人生。

彼女はその中に生きている。

僕等はわからないひと。

でもって、わかることもあるでしょう。

嘘のない日々にクチヅケしたい。

わからないひと。

ずっと、黙っているわけにはいけない。

骨休め。


























「地道」


戦うのは、時として時間。壁にぶつかる毎日だった。16歳の渡り廊下。

ナイジェルマンセル。

開幕5連勝の文字踊る。

拝借しました。

ごめんなさい。

授業中。

疲れ果てて寝ていたら、

姉さん先生が僕を起こして笑っていた。

地道に道を行く仕事。

それに憧れた僕がいた。

テレビの中。

セナがモナコでマンセルの前を行った。

地道な夢。

フォーミュラ1。

今も遠足しています。

夢を遠足しています。


地道に道を行く仕事。

















「太陽という神」


昔々、あるところに影しかない場所がありました。


一匹の猫が連れてきたのは太陽でした。

太陽は言いました。

『僕を神様にしてください』

猫はこう言いました。

『お魚をください。太陽さん』

太陽はこう言いました。

『僕がお魚を運ぶので僕を神様にしてください』

すると、猫は、大喜び。

『太陽さん。僕と友達になってください』

そんな猫に太陽は言いました。

『今日から永遠に友達ですよ。猫さん』


昔々、あるところに光があたるようになりました。


太陽の絵を描く、画家が言いました。

『太陽を描くのは難しい』

太陽はこう、肩を落とす画家に言いました。

『君に光を与えましょう。お賽銭も出世払いでいいですよ。努力をしますか』

『はい。勿論。僕に光をください。太陽様』

その画家は、何度も太陽をデッサンしました。

その画家に光があたり、画家の絵は売れました。


そして、画家は頑張った分、太陽にお賽銭をプレゼントしました。


画家は猫と住むようになりました。

猫は、画家と幸せに暮らして太陽の元へと帰ったそうな。


太陽という神様へ。





「生きています」


生きています。死ぬことがどういうことか分からないから。

死を肯定したら死がやって来るのかな。

生きています。

僕もあなたも嫌な奴も。































「おひとりさま」


ラーメン屋。おひとりさま。疲れたと漏らし、ノンアルを頼む。おひとりさま。また、徹夜。


































「タクシー」


もう、歩けない。とぶつぶつ。夏の廣峯山を登りに登る。四時間かけて山頂に。

カルピスソーダを飲んで、タクシー、呼んだ。

下り坂で運転手さんと登ったことを会話する。

バス停まで10分弱。

料金、払って笑う僕。

バスに乗ると小学生が右往左往。

タクシーの運転手さん。

憧れます。



























「血が騒ぐ」


お前を抱いた夜。泣けた。血が騒いだのだろうか。きれいに騒ぐ。粉々になった夢。

ひとつ拾い。ふたつ拾い。

喚いた血液。

クッキーでも食うか。

疲れた時には。

死にたいのなら『とめ』はしない。

お前はそれだけ生きたか。

方程式は通用しない世になった。

生き場所に血が騒ぐ。

命はひとつでないような。

血が騒ぐ。


行こうぜ。

僕は地を蹴った。





















「食卓合宿」


卵を割ったかな。あいつに嫉妬したかな。男と女の10代に香るものあり。

吊り橋も渡った。

びくびくと。

ナンパしに行ったら怒られた。

飯盒炊爨的幸福。

食卓にはこれでしょ、カレーでしょ。

テントを張って企んだ。

僕は詩人だと。

初めて買ったベースは折れてしまった。

追憶。

追伸。

夜もきれいにやって来る。

あの子のためにあげるものあり。

僕の気持ちをありったけに笑ってください。


あれから20年以上も経った。

まだ、僕はくたばれないようだな。

くたばれない。

くたばれない。
















「いちいち」


朝、言った事をきちんと実行しろ。夜はお前の味方はしない。お前の首。どこへやら。

いちいちいちいち。

































「忘れよう」


唯一。忘れよう。無二に忘れよう。キタナイ歴史を忘れよう。

天に誓う前にあいつに誓う。

僕は安らかには眠れない。

その分、

どうにかしたい夢が幾つか。

手にしたら僕はこの街を忘れよう。

花屋の天使に会いに行く。

それ以外、

忘れよう。

唯一の生き様。

明後日へ。
























「何故、人は」


何故、人は珈琲を飲むのだろうか。水と食べ物さえあれば生きていけるのに。

深夜のコンビニの喫煙所で想う。

何故、人は人を抱くのか。

人は人だからは信用できないような。

何故、人は言葉を選んだのか。

僕は、春の喫煙所で、考えた。

カミナリ鳴って、

部屋へと帰るこの道はあの日感じた心模様を悪戯にイジリ返して笑ってる。

さあ、部屋へと帰ろう。

何故、人は。

























「2930チョコレート」


きれいなひとにメッポウ弱い。遺影の中のあの人。今は穏やかですか。

チョコレートをかじって、

テレビは消して。

今日一日の汗の意味。

黙々とした日々よりも、少し、愉快な、うるさいほうがいいのかも。

ペースをあげる必要なし。

2930チョコレート。

働く動く人間の埒が明かない大晦日。

あの人にまた、僕は近づいた。


チョコレート2930チョコレート。
























「カップ麺」


夜な夜なカップ麺。お湯入れて、カヤクを入れて。塩ラーメン。

きれいになったラーメン屋。

少し北へと歩いたらまたまた、出来てた、コンビニが。

頭にあるのは世界地図。

いつかは出来るどこでもドア。

計算づくの未来より、

わけのわからぬことを言いたい。

僕も『たられば』よくあることだ。バスタブにいい湯が沸いた雨の夜。


とびきりきれいな未来へようこそ。

パンダもススル、カップ麺。


パンダも夜だ。

おやすみなさい。





















「あいつ」


彼女の愚痴を言うと彼氏の愚痴を言う。明石の映画館の下でお茶。

お茶が濁ると、

スーツを選んでくれる優しいあいつ。

結局、あいつと僕はいた。

惚れこんだのは愛の印か。

あいつの横顔。





























「遠い日」


ノートに目をやる。どきどきわくわく。

しわくちゃくちゃくちゃ。仮面をかぶったような日。

遠い遠い、あの日。

美穂と繋いだ絆。

運動不足。

遠い日。

世には狂える日々が存在する。

仮面を外せば、

愛しき普通のこの日々がやって来る。


ノートには脱線できない日々が美しく。

脱線しても、

道はある。

しわくちゃの一万円札にお礼を言おう。

遠い日。

きれいな太陽。

美穂の幸せを祈ります。


今度は僕に、どら焼き、ひとつ、くださいな。
















「休もう」


休もう。忙しすぎちゃいないか。汗はかくためにあるけど、汗をかきすぎだよ。

僕の手元には、

美術館行きの絵画。

汗だくで描いたのはみんなのお休みのため。

休もう。

美術館に僕の絵。

休んでください。

皆さん。

休もう。

僕はこの世のオセロ。黒と白。ウラとオモテ。疲れたら、ここに着て。嘘アレルギーな僕。

嘘のない日が欲しいからここに目印を付けています。

それが僕です。

疲れて辛いならここにおいで。

それが生きてる証のような気がします。





















「コナセル」


地下鉄。

久々、乗ってない。

コナセル役者がきれいに踊る。

クリスマス。

笑いながらコーラを飲んでケーキを食べる。

動物園。

この前、

象を撮りに行った。

この国をコナセル人間模様。

飛行機。

なるべくなら新幹線がいい。


空を見ていた。

鳥に食事を与える人間。


森の中。

珍道中に写真をまた、撮る。


カサネタ年月。

あの人の優しい言葉。


シドロモドロ。

詩人は泣くのが仕事です。

詩人は提案するのが仕事です。


天命に似たテレビの中の男達女達。

お隣さんは、

エレベーターに乗って。


コナセル。


この国はまだ、コナセル。

役者が揃った。


「おしまい」


気に入った日々よ。

こんにちは。

お揃いのビー玉、こんにちは。今日は蒸し暑く。

何か言おう。

おしまいとすると、

また、言葉が机の上に。

おしまいな日々には靴を置こう。

何故、

あなたはこんなに優しい絵が描けるのですか。

僕は、結局、教室を選択しなかった。


おしまい。

何か言おう。


天下を獲った武将は笑う。


おしまい。バランス取って笑いに笑い。

気に入った本よ。こんにちは。

では、明日はどうしよう。

おしまいなおしまいな日々。


始まりのためのおしまい。

図書館辺りで風を拾う。


激論とかは問題ない。

お揃いのおしまい。


僕は叫ぶことよりこの配置をチョイスした。


今も明日も昨日も一秒前も消えやしない。

刻まれる日々には教科書より世界そのもの。


おしまいのはじまり。

僕は今日から風になる。


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