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【プロットタイプ】いぶし銀

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。

これは読者様の問題ではなく、私の問題。


詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。


注意事項2

いぶし銀が好きなんですけど。

色も、人も。味があって渋いから。

思春期の子と言うとは、非常に繊細で、その癖に捻くれているから、存外思春期真っ只中の子達も自分の事をどう扱って良いのか分からないのでは無かろうか。

もどかしさ。やるせなさ。その歯痒さが、どうにも中高生にはある気がする。

そう思ったのは、『真面目って格好悪い』という言葉を見た時だった。


瑠衣であれ、諭羅であれ、真面目である。ただ二人とも、本人の性格に少々難があるタイプなので、一見するとそうは思われ無いだろう。

今だって、夢が破れ様が、精神が削られ様が書くことを辞めてない。その姿勢を真面目と呼ばずして何と呼ぶのだろう。

そうして私は、いいや、私達は、その有様をとても美しい物。格好の良い物だと定義している。


ある時、帰り道の電車で女子高生と思しき子が乗ってきた。髪は長くうねっていて、薄くだが化粧をしていた。その他の女子高生と比べて派手さの残る雰囲気は、如何にも『イマドキ』と

定義して良いものだった。

「もーうちのクラスのクソ真面目な奴がさ〜、だっさいの。体育で怪我しても単語帳持ち込む為に、一回クラスに戻ってお勉強だって」

「うわ。まさにガリ勉じゃん」

耳を済ませると、私の母とよく似た口調で、私の母と真反対な事を話していた。彼女達からすれば『真面目』なんて物は『陰気』と同義なのだろう。

格好良くない。ダサい。イケてない。面白くない。そんな言葉が脳裏を反芻した。

でもそうやって言っていられるのも結局は今のうちだけなのだ。社会に出たら何も出来なくても誠意を見せる事が存外重要になってくる。『私は学ぶ気があります』『教えて下さい』『この道でやって来たいんです』そういう子は上司だけでなく、先輩からも目に掛けられる。

けれどもサボって携帯を弄って、業務を放棄する様ならば、即刻そんな人々に目を付けられるだろう。

格好良くない。そっかぁ。ダサい。そっかぁ。イケてない。そっかぁ。面白くない。そっかぁ。でもね、歳をとるに連れて、そんな泥臭さが、いぶし銀が本当に格好良いんだよ。適当でも何とかなってしまうから。



「全力でやる奴の何が悪い。葛藤する奴の何が悪い。感情剥き出しで掛かってこいよ。そうやって手を抜いた後、『ほら、何も出来ない』なんて弱音吐くやつが一番嫌いなんだよ」

そんな事を言う同居人である。

昨日のお話はとあるYouTuberさんのお話から取ったんですよ。

すっっっごい苦しそうで、鬱病寸前のお声だったので心配になりました。

『私にはなれないなぁ』っていうのは、

『そんなのほっときゃいいのにさぁ(。´-д-)』

『メンタルイカれて、戻れなくなるわ(。´-д-)』

『まぁ私が頑張っても、貴方みたいになれないけど( ・᷄-・᷅ ) 途中で投げちゃうけど(⩌⤙⩌)』

という思春期特有の感情がごっちゃになったものです。

瑠衣がいたらシバかれそう。


ガチで出来る人羨ましい。けども自分の性質的に絶対出来ない。その事実を受け入れたくないが為の、捻くれたこの感じ。


何でも中高生って、『真面目は格好悪い』という風潮があるそうで。

『真面目にやって何になるのさ』

『どうせ結果が全てじゃん』

『過程なんか、意味無いじゃん。テストで満点取れなきゃ誰も私の事見ないじゃん』

これ中高生時代の裏側の私。


形振り構わず突っ込んで、失敗した時、自分の全てを捧げて駄目だった時、人って壊れるんです。

燃え尽きちゃうんですよ。

だからそうならない為の防御反応として、何かしら言い訳するんです。

それこそ冒頭で述べた私の様なもの。

『大真面目にやって傷つくぐらいなら、最初から真面目にやらない』この論理。


ただ大学以降から結果出ないのは、存外ザラ。

もう普通にある。それこそ頑張ろうが、なかろうが、もう本当に当たり前。

でもだからこそ、『頑張ってる子』を見てあげたいよね。もしかしたら、芽が出るかも知れないし。

ってなるんです。


挫けないことが大事。

最初からやらないで結果出さない人と、やるだけやっても結果出せない人。

どっちに掛けたいかって話。

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