2.絵に描く
小説を書くけど絵が苦手という人はたくさんいると思われます。
それでも描いてみましょう。
誰かに見せる必要はありません。
用意するもの
・スケッチブック、あるいはコピー用紙
・使い慣れたペン
消しゴムで消せる鉛筆よりは消せないペンがおすすめです。
前回作ってみた単語を見て、自分が想像してみた物を描いてみましょう。
「アルパカってどういう形だっけ」と思ったら画像検索してもかまいません。記憶力テストではないので。
小説を書くのにどうして絵を描くのかというと、描いてみると細かい部分が想像しやすくなるからです。
たとえば「主人公は女の子」とただ書いただけでは、その子がどんな生まれで、どんな名前で、どんな仕草をして、どんな性格なのか、想像しづらいですよね。
絵で描いてみると、わずかなペンのブレもその子を想像する手掛かりとなります。
どうしても「いや、この子はこういう顔なんだ」と気に入らない部分が出てきたらそれはそれで前進です。
これも慣れてくると頭の中だけで完結することができます。
日常生活に支障が出ない程度にやってみましょう。
アルパカのようにうまく描けないもの、つまり知らないものを観察する力も身に付きます。これも文章力になります。
小説の設定をつめる時も、登場人物、世界の地図、魔法陣、登場させたいものはなんでも。なるべく絵で描いてみましょう。
絵を描く方が楽しくなって小説を書くのが億劫になるかも知れませんが、それはそれでいい趣味ができましたね。おめでとうございます。
次回は想像を文章に起こしてみます。
では今回はこの辺で。