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1日目 帰

一緒に待ち合わせをして、同じ電車に乗るふたり。行きと違い帰りは元気だ。


「椿、学校はどやった?」

「別になんもなかった。あったとしたら俺が副組長になったことぐらいかな。」


「組長?何お前なんか暴力団でも結成したん?」

「なわけ。学級長よ。副やけどな。」


生徒会長になって内申点あげようという1つの目標をこなすために真っ先に組長なるという行動を起こした。まぁ、椿と同じ1年の最初ならどんな人であろうとできるという考えのもと動いたらたまたまできたということだ。


「それって何するん?」

「なんか、毎朝職員室行って連絡事項とか時間割変更とかを後ろの黒板に書いたり、配り物クラスに持ち帰えって配ったり今考えてみたらめっちゃめんどくさい仕事。でも俺こういうの好きやからいいやってなった。」


「どーせそれも最初だけよ、あとからめんどくて適当になるに決まってる。」


「まぁ確かになぁ。しかも毎朝担任の先生と話さんなしな。中学みたくなんかしらの件で話しにくくなるときつくなるなぁ。」


「そーいやお前スマホ学校に持っていってたのバレてたな。」


椿は笑って話す。俺も中学の初めは積極的に仕事を貰いにいって先生にゴマすっていい子ちゃんをやっていて夏休みの三者懇談会では先生から優等生と言ってもらっていだが、秋に学校にスマホ持ってきていることがバレてから株をまた上げようと授業の質問とかをしに行っても適当にあしらわれるようになった。それからその先生とは微妙な関係になり、学年が上がることに担任になるなと心から願っていた。まぁ2年も同じやったんやけど。


「まぁせやけど、お前なんか3回見つかってるからな。」

「しるか、あのクソ教師。」

「ただの逆ギレやん。」

「もう話すな、思い出す。」

「しゃーないな、で、お前は何かやらんかったん?」

「するわけ笑」

「だよな。」

「はぁ、で椿お前はなんかあった?」

「んぁー、ブスしかいなかったことぐらいかな。可愛い子まだ見つかってない、おるんかねこの高校に。」


「知るかよ。俺の方はマシと思える女子はいたぞ。」

「まじ!どんな子?写真ない?」

「あるわけねぇだろ。いや別にマシと言うだけで可愛いとは言ってないぞ。てか俺とお前の可愛いの基準は違うやん。よくお前可愛い子教えてくれるけど俺そこまでと思っとるし、やっぱ好き嫌いはあるさ。」


というのも、椿は結構女好きで駅で歩いてても「今の子見た?めっちゃ可愛いかった。」とか「巨乳やった。」とかを耳にタコができるぐらい聞かされていて、椿の女の好みは把握済だ。


どーでも良いと思うがみんなにも教えておこう。椿の好みの女性とは


1.顔が整っていて目が大きく例えれば中国人レイヤーの小柔Seeuさんみたいな人。国籍不問可愛い子が良い。


2.胸は大きい方が良いが顔が良ければそこまで求めない


3.清楚系


こんなところだろう。意外と無いものだと思った。まぁその分ストライクゾーンが広いってことか。


「ちぇ、つまんねぇの。」

「だまっとれ。」


少しの合間沈黙が横切る。俺はこの間が好きだ。親友だからこそ沈黙が続いても気まずくならない。この間がお互いに気にしなくなる時が親友の証と思っている。


そのままふたりともスマホを見て地元の駅に着いた。


今日も1日楽しかった。


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読んで下さりありがとうござました。今後の投稿もお楽しみください。

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