プロローグ
〜プロローグ〜
6時40分いつも通り最寄りの駅に着き、いつもの電車の席に座る。
今日も学校かと思いひとつため息をつく。そこに、
「おはよ、唯」
腑抜けた声がした。石川椿だ。椿とは小中が一緒で、親ぐるみで仲がいい。というのも、地元の中学が嫌で一緒に中学受験をして市内の中学に通ったので、小中同じ学校なのは椿だけなのだ。しかし、高校は別々のところに進学した。
「おす。」
こちらも適当に返事をする。高校を別々にしたのは特に学力的な差があった訳ではなく、体育が辛いか楽かの違いだ。俺は体を動かすのは好きだが持久走とかシャトルランは大の字が着くほど嫌いだ。一方椿はサッカーを小学校以前からやっており、そういうことは得意である。
「お前さ、席にある荷物どけてくんね?座れん。」
「あ〜」
また適当な返事をする。数秒後、横からバックが飛んできて顔面に直撃した。
「いっっっ、 、、、死ね」
そんな言葉は無視された。
「でさ、唯お前の学校に可愛い人めっちゃいるって言うやん。いいなぁめっちゃ当たりやん。誰かおらんの?可愛い人、紹介してよ〜」
「まだ始まって間もないんにお前見たく可愛い子ちゃん探しなんかしてないんよ、友達作るのに精一杯や。」
「唯はコミュ力あるから友達はすぐ出来るやん、やからさ可愛い子探してきて。それで仲良くなって紹介して。」
「あぁ」
呆れてどうでも良くなった。まぁ椿はこういうやつだ。一緒に帰っているとすぐナンパしに行ことよく行ってくる。
「眠いから寝るわ。おやすみ」
「なら俺も寝るか」
この後寝過ごして遅刻した。遅刻1日目。
これから書いていく話はほとんどが私が中高での日常で起こったことです。私は今大学一年生となりましたが高校での生活が忘れられないほど楽しい記憶しかありません。それを書きたくて書き始めました。拙い文章ではありましょうが日々勉強して頑張っていくので温かい目で見守ってくれたらありがたいです。読んでくれてありがとうございました。