君の運命（さだめ）と共に最期の夏を

「こんな世界なくなってしまえ…!」
母親からも父親からも見放され、学校に心を許せる相手もいない。生きるのが全く楽しく無い無彩色な世界の外へ俺を導いてくれたのは、クラスで空気だった君だった。君といるときだけは、すべてが明るく見えて、いつの間にか君に惹かれてたんだ。だから、俺に君の意志を変えられないなら、俺は君と共に最期を迎えたい。
「俺」サイドと「君」サイドの両方の視点から進んでいく、切なくも感動的な恋愛物語。