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第22話 悪路王4

 悪路王は、刀に体液を吸われ、ミイラのようになっていく。

 そして、ついには力尽き地面に倒れる。

 しかし、鬼の鬼気は消えていない。

 「悪路王はまだ死んでいないわ。」

鈴鹿が言い、たけるは

 「首をはねるか。」

と鬼の心臓に刺さった刀を抜き、首をはねる。

 まだ、鬼気は消えない

 「悪路王は封印されていたな、同じようにするしかないのか。」

たけるは、鬼を見ながら忌々し気(いまいましげ)に言う。

 彼は悪路王の両腕、両足を切り落とそうとする。

 その時、警察官が多数駆けつける。

 そして、悪路王のミイラは事件の証拠品として確保されてしまう。

 さらにたけるの持っている刀を証拠品として取り上げようとする。

 鈴鹿は警察が駆けつけたとたん、大通連を虚空に戻している。

 たけるは言う

 「これに触れられるのは俺だけだ、触るな。」

しかし警察官は譲らない。

 たけるは仕方なく警察官の1人に刀を渡す。

 するとその警察官は、形相が変わり、鈴鹿に切りかかる。

 鈴鹿は余裕でかわし警察官に当て身を入れる。

 たけるは刀を取り返すと鬼への憎しみに抗いながら、刀を鞘に収め虚空に戻す。

 だが、彼の心は鬼への憎しみに満ちている。

 彼は心の中であがき憎しみの沼から這い出す。


 血を吐いて倒れていた警察官は命を落としていた。

 もう1人の警察官が、たけると鈴鹿が悪路王と戦った状況を説明する。

 カメラマンは全てを撮っている。

 その映像の中で相談者の女が犯行したことを話しているところがある。

 警察は女を探すが見当たらない。

 鈴鹿が

 「あの女なら岩の上で死んでいるはずです。」

と説明したが、岩の上には男と鬼の死体があるだけである。


 フロアディレクターの清水えりなは機嫌がいい

 「連続殺人と悪路王の復活よ。」

 「随分とうれしそうですね。」

たけるは悪路王を封印し損ねて不満である

 「何、不満なの、特番やったら、あなたも人気が出るかもよ。」

 「そうですか。」

たけるにとって視聴者のことはどうでもよいのだ。


 警察は大掛かりな山狩りをして女を探す。

 しかし、見つからない。

 女は、連続殺人の容疑者、赤頭圭子(あかがしらけいこ)として指名手配される。

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