episode.2 銀狼族の村のおはなし~乙女たちの酒造り~
わたしはライラ。
銀狼族の村で暮らしている、銀狼族の女の子です。
わたしは、お母さんのシルヴィに呼ばれて、銀狼族の村の醸造所へとやってきました。
醸造所とは、お酒を作るための専門の施設です。酒蔵ともいいます。銀狼族の村には、1つしかありません。
もちろんわたしも、醸造所については知っています。しかし、醸造所に入ったことなんて、一度もありませんでした。足を踏み入れるなんて、生まれて初めてのことです。
「お母さん、これから何をするの?」
「お酒を作るのよ」
お母さんのシルヴィは、わたしにそう云いました。
でも、わたしはお酒作りなんて、やったことがありません。お酒が発酵食品であることは分かります。でも、発酵食品も作ったことが、ほとんどありません。あるとすれば、グレーザーに暮らしていた頃に食費を節約するために、ピクルスを作ったことがあるくらいです。
お酒を作ろうとしたことなんて、思ったこともありませんでした。
ビートくんもわたしも、たまにしかお酒を飲みません。好き好んでお酒を飲むタイプでは、ないのです。
「お酒を作るの? 本当に?」
「そうよ。ほら、こっちよ」
お母さんは疑問を抱く様子もなく、わたしを案内してくれます。
そしてわたしはお母さんと一緒に、醸造所の一角にある建物へと入っていきました。
建物の中に入りますと、そこには銀狼族の村にいる少女たちが集まっていました。
わたしよりも年上の女の子も、年下の女の子もいます。
「それじゃ、私は他にやることがあるから、頑張ってね」
「あっ、お母さん!!」
お母さんはそう云うと、建物を出ていってしまいました。
わたしは、たくさんの女の子の中に取り残されてしまいました。
これからお酒を作るって、何をすればいいのでしょうか?
「ライラちゃん!」
突然、わたしの名前を呼ぶ聞き覚えのある声。
振り返りますと、そこには連絡員のグレイシアちゃんがいました。
「グレイシアちゃん!」
知っている人がいた嬉しさで、わたしは笑顔になります。
「ライラちゃんも、お酒作りに呼ばれたんだ!」
「お母さんに、ここまで連れてこられたの。でも、お母さんはすぐにどこかに行っちゃって……」
「シルヴィさんは、別の作業があるからかもしれないわね」
「グレイシアちゃん、お酒作りって、専門の技術を持った人たちがすることじゃないの?」
わたしが問いかけますと、グレイシアちゃんはゆっくりと頷きました。
「銀狼族の村で作られているお酒は、特別なの」
「わたし、お酒作りなんてしたことがないけど、大丈夫?」
「心配しなくても大丈夫! 私たちがやるのは、そんなに難しい作業じゃないの。私も何度かやったことがあるけど、すぐに慣れるから!」
グレイシアちゃんはそう云いますが、わたしはあまりやる気になれませんでした。
お酒をほとんど飲まないのに、どうしてお酒を作る作業に駆り出されなくてはいけないのか、わかりません。
早く帰って、ビートくんと一緒にお茶を飲みたいです。
そんなことを考えていますと、蔵人が醸造所にやってきました。
蔵人とは、酒作りの専門家です。お酒を作る技術を持っていて、酒作りは蔵人がいないとできません。
「全員、静かに!!」
蔵人が叫びますと、それまで騒がしかった女の子たちは、一斉に静かになりました。
「それではこれより、作業の内容を説明する。全員、よく耳を傾けるように!」
わたしを含めた女の子たちは、蔵人から作業内容についての説明を受けました。
わたしたちが酒作りで行うことは、酒の素を手でよく揉んで絞ることでした。
酒の素とは、文字通りお酒の素となるものです。
穀物や果物を原材料として作られたもので、お酒を作るために絶対に欠かせないものです。
この酒の素を、お酒にするために重要な工程が、手でよく揉んで柔らかくすることだそうです。
グレイシアちゃんの云った通り、難しい作業ではありません。やることは、手で揉んで柔らかくするだけですから、子供だってできます。
わたしの周りでは、集められた女の子たちが、次から次へと運ばれてくる酒の素を揉んでいきます。
そして揉むと、しぼり汁が酒の素からにじみ出てきます。
このしぼり汁も、捨てたりはしません。
十分に揉んで柔らかくなった酒の素と共に、蔵人が回収します。回収された酒の素としぼり汁は、酒樽に詰められていきます。その後に発酵させて、後は自然にお酒が作られるのだそうです。
「さて、ここでちょっと休憩しましょう!」
若い蔵人が、手を叩いて休憩を告げました。
女の子たちは手を止めて、次々に建物の外へと出ていきます。その先には、蔵人が用意した紅茶とお茶菓子が待っています。
わたしも手を止めて、紅茶とお茶菓子が置かれた場所へと向かいます。
紅茶を飲みながら、わたしは疑問を抱いていました。
どうしてわたしのような若い女の子たちが、酒作りを手伝わないといけないのでしょう?
お酒を作るのなら、蔵人だけでもいいような気がするのに……。
作業も単調で、ただ酒の素を揉んでは柔らかくするだけです。
とてもつまらなくて、午前中だというのに、眠気を覚えてしまいます。他の女の子たちを見ると、まるで日々の家事をするように、こなしていきます。
どうして飽きもせずに、続けられるのでしょう?
「ねぇ、グレイシアちゃん」
わたしは、隣で休憩しているグレイシアちゃんに尋ねました。
「どうして、酒の素を若い女性が揉んで絞るの?」
「お酒が、美味しくなるからよ」
グレイシアちゃんは、そう答えました。
「昔から、若い女性が酒の素を揉んで柔らかくして絞ると、お酒が美味しくなるって云われているの。だからお酒を作るのは蔵人なんだけど、酒の素を柔らかくして絞るのだけは、若い女性を集めて行っているの。女性もただ若いだけじゃなくて、処女が好ましいとも云われているわ。今はそこまでこだわることは無いけど、昔は本当に処女の若い女性だけを集めて、この作業をしていたんだって」
「女性じゃなくても、誰がやっても同じじゃないの?」
「うーん、どうだろ……?」
グレイシアちゃんは、首をかしげました。
あまり詳しいというわけではないみたいです。
わたしにとって酒作りなんて、ほとんどどうでもいいことでした。
わたしは、そんなにお酒を飲みません。飲んだとしても、たまにちょこっとだけです。お酒には弱いので、すぐに酔っぱらってしまいます。ビートくんが、酔っ払ったわたしを介抱してくれたことは、何度かありました。
なのでわたしは、お酒をあまり飲みません。
酒作りなんて、早く終わってくれないでしょうか。
わたしは帰って、ビートくんと一緒に過ごしたいです。
「早く帰って、ビートくんと過ごしたい……」
「ライラちゃんって、本当にビートくんが好きね」
グレイシアちゃんは、ころころと笑います。
わたしにとって、ビートくんと一緒に居られることは、何よりも優先したいことです。だって、わたしの帰る場所は、ビートくんの腕の中なのですから。
「ねぇ、ライラちゃん。銀狼族の村で作られたお酒は、商品として村外で売り出されて収入を得るためにも使われるんだけど、作られたお酒のほとんどは、銀狼族の村で消費されるのよ」
「それが、どうかしたの?」
「もしかしたらさ、ビートくんも飲むかもしれないわね」
グレイシアちゃんのその一言に、わたしの耳がピンと立ちました。
ビートくんが、このお酒を飲む?
わたしが揉んで絞った酒の素で作られたお酒を、ビートくんが飲む?
ビートくんが飲むお酒を作るのに、わたしが関わっているということ?
わたしが、ビートくんに、お酒を作って飲ませること?
わたしが……!?
そのとき、蔵人がやってきました。
「はい、ではそろそろ作業を再開しましょう!」
「はい!!」
わたしは、立ち上がりました。
作業再開後、わたしは次から次へと酒の素を揉んで柔らかくしては、絞っていきます。
もう眠気などは、どこにもありませんでした。わたしは、少しでも多くの酒の素を揉んで柔らかくして、絞っていくために手を休めることなく動かし続けます。
その様子を見て、他の女の子たちが驚いていましたが、わたしはそんなことを気にしてはいませんでした。
ビートくんが、わたしが作ったお酒を飲むかもしれない。
いや、きっとビートくんならわたしが作ったと知ったら、飲んでくれます。
大好きなビートくんが飲んでくれるのなら、いい加減な気持ちで作るわけにはいきません!!
そしてわたしは、1人に割り当てられた酒の素を誰よりも早く揉んで柔らかくし、絞り終えました。
午後になると、わたしを含めた女の子たちの役目はおしまいになり、帰ってもいいことになりました。
この後は、発酵や熟成するための工程となり、蔵人たちが行うそうです。
わたしはビートくんが飲むかもしれないお酒作りに、最後まで関わりたいと考え、蔵人に発酵や熟成もさせてほしいと申し出ました。
しかし、発酵や熟成は専門性の高い作業であり、十分な知識と経験を積んだ蔵人でないとできないと断られてしまいました。非常にシビアな作業で、少し間違うとせっかくの酒の素が台無しになり、お酒にならなくなってしまうそうです。それにお酒は、作れる量に限りがあります。
せっかくのお酒を、わたしが台無しにしてしまったら、わたしとビートくんは銀狼族の村に居られなくなります。
わたしは後の作業を蔵人に任せて、家に帰ることにしました。
それから、1ヶ月が経った頃です。
わたしは再び、醸造所に呼ばれました。
蔵人から、お酒ができあがったと連絡があり、手伝ってくれた女の子たちが醸造所に集まってきます。
醸造所の中で待っていると、蔵人が荷車に大量のお酒を乗せて、やってきました。
「手伝ってくれて、ありがとうございました。おかげで、今年も美味しいお酒に仕上がりました。これはささやかですが、手伝ってくれた乙女の皆さんへの、お礼です!」
蔵人がわたしたちに、ビン2本分のお酒をお礼として配っていきます。
受け取った女の子たちは、みんな笑顔になり、蔵人にお礼を云って醸造所を去っていきます。
「はい、こちらがライラちゃんの分です」
蔵人が、わたしにもビン2本分のお酒を手渡してくれました。
「ありがとうございます!」
「いやぁ、ライラちゃんの熱心さには驚いたよ。これまでにも熱心に酒の素を揉む女の子はたくさんいたけど、ライラちゃんほど熱心にやった女の子は初めてだった。おかげで、今年のお酒はとっても出来がいいものになったよ」
「本当ですか!?」
「ああ。またお酒造りをするときには声をかけるから、できれば協力してくれると嬉しいな」
「では、ぜひお願いします!」
「こちらこそ、また是非よろしく頼むよ」
わたしは蔵人との会話を終えて、一礼してから、醸造所を出ました。
胸の中にお酒のビンを抱えながら、わたしは家へと向かって駆け出します。
早く、ビートくんにわたしがつくったお酒を、飲んでほしい。
そして、美味しいかどうか、感想が聞きたい。
だって、わたしがビートくんのことを思いながら揉んだ酒の素で、作ったお酒です。
せっかくつくったのだから、美味しいかは気になります。
家路を急ぎながら、わたしはビートくんのことを考えていました。
夜の夕食時に、わたしはいくつかの料理と共に、もらったお酒を出しました。
「あれっ、お酒?」
「そうよ」
お酒の存在に気づいたビートくんが、首をかしげました。
「どうしたの? ライラがお酒を持ってくるなんて、珍しいね」
「実はね……」
わたしは、今日の出来事をビートくんに話しました。今年のお酒が出来上がった事、それを受け取りに行ってきたこと、そしてわたしが揉んだ酒の素で作ったお酒である事……。
「へぇ、これが!?」
わたしの話が終わると、ビートくんは目を丸くしてお酒のビンを見つめました。
「そうなの。今年はとっても出来がいいお酒だって、蔵人さんが云ってたの!」
「本当!? 飲んでみたい!」
「わかったわ!」
ビートくんがお酒を飲みたいなんて、久しぶりに口に出しました。
わたしは尻尾を振りながらビンの口を塞いでいるコルクを抜き、グラスにお酒を注ぎます。透明なお酒が、トクトクとグラスに注がれました。
見た目はまるで、お水みたいです。しかし蔵人の話では、それなりに強いアルコール度数だそうです。
はるか昔に、ある島国で作られていたお酒の製法を使って、作られていると蔵人は云っていました。
「これが……ライラが作ったお酒……」
ビートくんはグラスを手に、まじまじとお酒を見つめていました。
「どんな味だろう……いただきます!」
そう云うと、ビートくんはお酒をひと口飲みました。
わたしが手伝って作ったお酒を、ビートくんが飲む。わたしが酒の素を揉んでいた時に、何度も頭の中で思い浮かべた光景が、目の前に現れました。
ビートくんは、味についてどう感じたのでしょうか?
美味しかったかな?
それとも美味しくなかったかな?
わたしはビートくんがお酒を飲んだ直後、期待と不安で胸がいっぱいになりました。
ビートくんが口を開くまでの間は、わずかな時間だというのに、とても長く感じられました。
「……美味しい!」
ビートくんはそう云うと、料理を口に運び、さらにお酒を飲みました。
手と口が、休むことなく動いていきます。
「すっごく美味しいお酒だ! フルーティーな味わいで、料理ともよく合うよ!」
「本当!?」
ビートくんが、飲んで美味しいと云ってくれた。
その瞬間に、わたしの中から不安が消え去り、温かい気持ちが沸き上がってきました。
作ったものを褒めてもらえる嬉しさは、日々の手料理でよく知っていたはずでした。
でも、それとは違う嬉しさが、わたしの中に溢れてきます。
これは、もしかして――!!
「ライラ、もう一杯!」
突然、ビートくんがグラスをわたしの前に、差し出してきました。
もう飲み干してしまったみたいで、顔も少しだけ赤くなっています。
「あっ……うん!」
「それと、ライラも一杯行こうよ!」
「うっ、うん!!」
わたしはビートくんのグラスにお酒を注ぐと、自分のグラスを手にします。
ビートくんがビンを手に、わたしのグラスにお酒を注いでくれました。
「ライラが作ってくれたお酒、いくらでも飲めそうだよぉ!」
「もうっ、ビートくんったら! でも、飲み過ぎはダメよ?」
「もちろん!」
ビートくんはそう云うと、わたしのグラスと自分のグラスを、カチンと鳴らしました。
さて、これから楽しい夕食の時間です。
わたしはビートくんとお酒を飲みながら、夕食を楽しんでいきます。
お酒は確かに、料理と調和してとても美味しかったです。本当にわたしが揉んだ酒の素で作られたのかと、疑ってしまうほどの美味しさでした。
しかし、美味しさが予想外の方向に作用してしまいました。
ビートくんはお酒を次から次へと飲んでしまい、夕食が終わる頃には、フラフラになってしまいました。
「ビートくん、しっかりしてよぉ……」
「うー……気持ちいい……」
ビートくんはすっかり出来上がってしまい、フラフラした足取りになっています。
わたしが手を貸していないと、きっとまともに歩けないでしょう。
「酔っ払った、酔っ払った、酔っ払ったよぉ~ん」
変な歌を歌いながら、くるくると回っているのを見て、わたしは慌ててビートくんを支えに行きます。ビートくんがここまで酔っ払った姿を見せるのは、初めてです。
わたしが酔っ払って、ビートくんが介抱することは、これまでにもありました。
しかし、その逆でビートくんをわたしが介抱するなんて、初めてのことでした。
「ちょっと、飲みしゅぎたぁ……?」
「飲み過ぎよ……!」
わたしが1杯しか飲んでいないのに対して、ビートくんは3~4杯は飲んでいます。
このお酒は、アルコール度数が強めだと蔵人は云っていました。それだけ飲んでしまうと、ここまで酔っ払っても、おかしくありません。
寝室まで連れていくと、わたしはビートくんをベッドに座らせました。
「うーん……ライラぁ……」
ビートくんは靴を脱ぎ捨てると、ベッドの上からわたしを見ました。
「ビートくん、後でお水を持ってくるから、起きたら飲んでね」
「はーい……ライラ、今夜も美しいなぁ……」
酔っ払いながら、ビートくんはそう云いました。
美しい。その一言に、わたしは思わず反応してしまいます。
「ビートくん、そんな……恥ずかしいよぉ……!」
「うーん、良い……ライラは美人だからぁ……最高だぁ……!」
お酒の力もあるのでしょう。
ビートくんはわたしを何度も褒めながら、ベッドに横たわっていきます。
「ライラは、地上に降り立った女神様だぁ……万歳!!」
最後にそう叫ぶと、ビートくんはそのまま眠ってしまいました。
幸せそうな寝顔で、ゆっくりと寝息を立てています。
「もうっ……ビートくんったら……!」
わたしは少しだけ呆れてしまいます。
美しい。美人だ。そう云われるなら、分かります。だけど、女神様だなんて、オーバーすぎる表現です。そんなことを云われても、からかわれているとしか思えません。
ですが、不思議なことにわたしの尻尾は、左右にブンブンと振れていました。
「……ご褒美っ!」
わたしはそっと、ビートくんにキスをします。
酒臭かったですが、すぐにどうでも良くなってしまいました。
寝室を出て居間に戻りますと、わたしは夕食の後片付けを始めました。
ビートくんは、わたしが手伝って作られたお酒を、美味しいと云ってくれました。
その時に感じた嬉しさを、もう一度感じたいです。
また酒造りに呼ばれましたら、参加しよう。
わたしはそう、決めました。
わたしはその夜、眠くなるまで尻尾をパタパタと振りながら、お酒のビンを見つめ続けていました。
翌日、ビートくんは夜の記憶が消し飛び、ひどい二日酔いで丸一日ベッドで横になっていました。
もちろんこれは、わたしとビートくんだけの、秘密です。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます!
感想、誤字脱字、ご指摘、評価等お待ちしております!
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今回は、ライラによるお酒作りでした!
お酒作りはかつて、女性の仕事であったとされています。フランスのワイン造りにおいて、ブドウを踏み潰すのは女性の役割だったり、神事で使う口噛み酒を作るのが巫女や処女といった女性だったりなどに、その名残りが見受けられます。(映画「君の名は」でもヒロインが口嚙み酒を作っていました)
最初は本当に口嚙み酒を作る内容にする予定でしたが、さすがにそれをビートに飲ませるのはマズいと考え、このようになりました。
お酒を作る様子は、日本酒の製造工程を参考にしています。
ビートが酔っ払う姿は、作中で一番書いてて気を遣いましたが、同時に面白いところでした。
ギャグっぽいですが、そんな中でもライラへの気持ちは忘れていません。
なお現実でお酒を製造するためには、酒税法に定められた酒造免許が必要になります。
自作した場合、自分で消費する目的であっても、密造酒となります。
違反すると罰金刑か懲役刑になりますので、間違っても酒を自作するのは止めましょう。