お互いの思惑 フェリウム編
7月に31日があることを忘れて、25+7で8月2日だと
思って投稿しなかった銀冠です。
今回は2パート分けで、後半の方も投稿されているはずです。
それでは本編どうぞ。
「ちょっと待ってください、契約と言うのは、どういう」
フェリウムが割って入る。
「奴隷契約や、取引の時に使う一般的な契約とも違います。失われた古の契約です。私が取り戻した契約です。」
いつもの雰囲気のフェリウムはここに居らず、妖艶で取り入るような魔女がいる。部屋に掘られている魔力回路が作動して周辺の魔力が高まっていく。
さて、エリクトさんはどんな反応をしますかね…このまま契約を結んでくれたら良いんですけど、
「急にどうしたんですか、内容も分からないのに、いきなり契約ってするわけ無いですよ。」
まあ、当然ダメですね。どうやって情報を引き出しますかね、自白剤でも使いますか?取りあえずはさらにエサを吊るしましょうか。
「他の方法でしたら本部に行ってもらって、準魔術師の資格を貰う。最後の方法は魔女を殺すことですかね…どうしますか?この部屋に入った以上何らかの手続きを取らないと憲兵行きですよ。」
魔力回路が更に動き、室内の魔力濃度上がる。お互いに見つめ会ったまま動かず、部屋の中は妙な静けさが漂っている。
「勝手につれてきて、この仕打ちは私も酷いと思います。ですのであなたが、ここに来た目的を…西方聖徒教会のお偉方の考えを教えて貰えれば今回のことは不問にしますけど、どの方法が良いですか?」
ここまで魔法を使ってみてエリクトさんの中に何も無いと言うことは、思惑は無いか、教会の息が文字通りかかっているということですね。前者であって貰いたいですけどね。
「ぼぼ、僕は…」
そして事態が動き出す。
前話を書いてからマギアレコードを見始めた銀冠です。
本文、「そして事態が動き出す」のしっかりとした続きは
間に合えば今日に上げられるかと思います。
本日はもう一話お付き合いください。