表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/11

今度こそ我がフェルナード図書館へようこそ

一時間遅れて住みません。もう少し落ち着いたら、字数を増やしていこうと思います。

それでは本編どうぞ。

「じゃあ、今日は取り合えずそこのベットで寝てください。私はもう少しやることがあるので、起きていますから。トイレは出て右の突き当たりです。じゃあ、お休みなさい。」

来訪者が部屋に入るのを見届けたフェリウムはそのままカウンターへと戻る

「自分の部屋に泊まらせるって、どんな神経してんのよ。それに体でって何するつもりよ。」


「他の皆が収集に出掛けてて、人手が足りないでしょ。だから、ちょっとの間ここで働いて貰おうと思って。それに私の部屋に居た方が安全でしょ?」

「なんで一緒に働くことになってんのよ、私が男嫌いって知ってるでしょ。まあ、人手は欲しいけど…安全かは解らないのよ。あと、あんた下着とか片付けた?私、最近掃除してないからね。」

その一言でフェリウムの顔が凍りつく。そしてみるみる内に茹でダコのようになり。その場で倒れてしまった。


 すっかり雨が上がり綺麗な朝日が見える。鳥のさえずりで目覚めたフェリウムは昨日の事が思い出せないで居た。ともかく来訪者を起こしに自室へと足を運ぶ。


確か昨日の夜、あの人を私の部屋に泊めて。そしたらアリシカが…

と考えながら部屋のドアを開けたところで全てを思い出す。床には服や本下着が散らかり、キッチンには洗い物がたまっている。肝心の来訪者だが、フェリウムに案内された通りに寝床とも言えないベットで丸まって寝ていた。


「えっと…朝ですよー、お起きてくださーい。」恥ずかしさを堪えながら来訪者を起こしていく。しかし、全然起きない。完全に彼女が悪いのだが恥ずかしさのせいで、肩を揺する動作が大きくなっていく。最終的にベットから叩き落とす形で起こすことになった。


「おはようございます。えっと大丈夫ですか?」完全になかった事にして話を進める。

「おはようございます、フェリウムさん。良く眠れました、ありがとうございます。」

「こんなに乱雑とした部屋なのにですか?やっぱり危ない人なんじゃ…」

「いえ、夜営などをして居ると地べたに寝ることもありますから、とても寝やすかったですよ。」


「それは、よかったです。ええっと何ておお呼びしたら良いですか?」

「自己紹介もまだでしたね。改めまして、ヘイスト・エリクトと言います。西の方で商人をやっています。と言っても商品は全て取られてしまったので商人としては失格ですがね…」

「それではエリクトさん取り合えず朝御飯を食べましょう。今日の業務内容も、そこでお話ししますので。」他愛ない話をしながら通路を進みアリシカの部屋につく。


「アリシカーごはんできてるー?」

「もう下に運んであるから先食べてて、私今着替えてるから。」

「わかった、待ってるね。」

全く話が噛み合っていないが、アリシカは特に気にする様子もなく受け流す。その様子を見て張りつめていた心が少し溶けていくのを感じるヘイストであった。


「美味しいですアリシカさん。」

「誉めたってなにも出やしないわよ。」

「アリシカのご飯はとってもおいしんですよ。」

「で、なにやらせるのよ。えーっと」


「エリクトさんですよ。」

「そう、エリクトになにやらせるの?接客は任せらんないし、かといって書庫に入れるわけにはいかないし。」

「どれも違いますよ。エリクトさんには私の手伝いをして貰いますから。」

「ふふふふ二人っきりじゃないのよ、なに考えてるの!」

「アリシカの方こそナニ考えてるのよ。」

楽しい朝の団らんが行われる。時間に厳しいアリシカもこの楽しい時間のせいで今が会館五分前であることを忘れているようだ。

次回は7月4日土曜日になります。

色々と生活がもとに戻りつつあって嬉しい反面、また慣れていかないと行けないので、大変です。エタらないようにしますので、何卒宜しくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ