開戦
「レディース&ジェントルメン!いよいよこの時が来たぜ!決勝戦の開幕だ!」
響先生の言葉に会場全体が震える。
「さぁ、チームの紹介からだ!先に入場するのはこいつらだ!1年生チームながら、見事ここまで勝ち進んできた!昨日の伝説打破との試合も見ごたえ抜群のいい試合だったぜ!チーム凜とした猫!!!!」
そのアナウンスと共に3人は入場する。
「予選の決勝、そして昨日の試合と、1対1の殴り合いでチームに貢献してきた男!タイマン主義者!斎藤康太!!!」
康太の紹介に一段と会場が盛り上がる。
特に盛り上がっているところに目を向けると、猿神と牛神が競い合うように応援をしていた。
「続いて!殴り合い大好きな二人の影響か、魔法の拳で相手を追い詰める!今大会でファンが急増中!ファンの心と勝利をつかむ手を生み出せ、前田春!!!」
「なんなのよ!このアナウンス!」
春が起こった様子で響先生の方を見る。
そして、応援席には、巨大な横断幕と、春を応援する集団が会場が壊れてしまうんじゃないかと言うくらい興奮していた。
「そして最後!昨日の戦いでは、夢白と死闘を繰り広げた!帯電、放電なんでもありのビリビリ男!伝説打破の夢を継ぐ男!織田弘太!!!」
弘太の登場に観客は大盛り上がりだ。昨日の試合がよほど印象に残ったのか、白の分も頑張れよと言う声が多く聞こえる。
弘太はそれに対し、左手をつきあげて答える。
「続いて、絶対王者の登場だ!3年間の間、誰にも負けてこなかったこのチーム、果たして最後にどんな試合を見せてくれるのか!チーム、レジェンズ!」
歓声は止むことを知らず、会場は振動を続ける。
その会場の中においても、入場して来た3人には圧倒的な存在感があった。
「まずはこの男!初戦では自らの弟を倒し、2回戦は一人で戦いを決めた!決勝ではどんな戦いを見せてくれるのか!最強の番犬 犬神戒!!!」
戒が紹介された瞬間、会場に凄まじいオーラが溢れた。そのオーラの先には、犬神瞬が睨み付けるように戒とそして義経の方を見ていた。
「続いては!絶対零度の女!決勝では弟との姉弟対決だ!その魔法の前に、弟の夢は凍り付いてしまうのか!凍土の氷姫!織田冬華!!!」
冬華の紹介に再び会場が盛り上がりを見せる。
「そして最後!学内最強の男!この大会ではほとんどその実力を出さずに勝利してきた!決勝ではどんな戦いを見せてくれるのか!伝説の男!小湊 義経!!!」
義経は会場の盛り上がりなど気にしないようにゆっくりと会場に上がる。そしてまっすぐに弘太たち3人の姿を見た。
6人の姿がそろった。決勝戦が今始まる!




