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最強魔王の背後霊  作者: のぞぞ
本戦編
59/63

光と雷



(僕のすべてを、この一撃に・・・。)


康太は、意識の薄れる中で、ただ目の前の倒したいと思う敵に対して、全力をぶつけた。




(この俺が一年生にやられるとはな・・・。)

牛神は、康太の渾身の一撃を食らい動けなくなっていた。



「おい!一年坊!俺に勝ったんだ!名前くらい教えろ!」


「斎藤、斎藤康太です。」



「ふん、俺のほうが強そうな名前だな。あとは、あいつら次第だな。康太も戦う力は残ってないだろう。」


牛神は白や織田の方を見ながらつぶやいた。



「勝つのは僕たちですよ。」



「俺は白たちを信じるさ・・・。」


そう言い残して、牛神は意識を失った。





そして、康太も安心したのか、その場に膝から崩れ落ちた。




その目線の先では、激闘が繰り広げられていた。






< 白魔法 白昼夢 >


魔法の発動と共に白はサングラスを外し、目を見開いた。


「時間がない。すぐに終わらせるぞ。」


次の瞬間、反応することもできず弘太は蹴りを食らった。


(なんだ!?)


弘太がいた場所には白が立っていた。


「どんどん行くぞ。」


再び、白の姿が消える。



(これはやばい!)


< 黄魔法 雷無双 >


弘太はとっさに魔法を使いその場から移動し、白の攻撃を躱す。



「次はこっちから行くぞ!」


弘太が白のもとに攻撃を繰り出す。


「私も行くわよ!」


< 青魔法 水の世界 >


春の魔法により、弘太と白の戦っている足元が水で濡れていく。




「くそ!」

弘太の攻撃を躱した白だが、春の使った魔法により感電してしまう。


「俺が義経先輩を倒すんだ!」


 < 白魔法 逆光 >


白は、光り輝き自分の姿を見るものすべての視界を失わせた。


「終わらせる!」


前が見えない弘太に白の足音が迫る。



(くそ!)


< 黄魔法 雷球 >


弘太は所かまわずまわりに雷の球を大量に打ち出す。



「こんなのに負けてられるか!」


白は、まるで気にせずそのまま弘太のもとへ突き進んでいく。



そして、弘太の首を掴んだ。



「これで終わりだな。」


白は勝利を確信し、笑みをこぼす。


「まだですよ、先輩・・・。」


< 黄魔法 雷集 >


あたりに飛ばされた雷球たちが弘太と白のもとへ帰ってくる。


「まだ、こんな技を使えたのか・・・。」

白が驚いたような表情を見せる。



「おいらに任せてくれ!」


< 緑魔法 空洞 >


風が、まるで雷球から二人を守るように展開されていく。


「ここはおいらに任せてくれ。」


鼠神が二人の戦いを見つめながら言う。


「あぁ、頼んだ!」


そして、弘太の攻撃は全てはじかれてしまった。




「こっちがメインだ!」


< 黄魔法 雷放 >


弘太が輝きだした。


そして、体から大量に放電した。



そのまま、弘太の電気により白は意識を刈り取られた。




< 無色魔法 心声 >


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