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最強魔王の背後霊  作者: のぞぞ
本戦編
57/63


「さぁ!準決勝も2試合目!先に決勝進出を決めたレジェンズに挑むのはどちらのチームなのか!?」


響先生の実況に関係なく、先ほどの試合から歓声は鳴りやむことを知らない。



「伝説にリベンジを誓った者たち!チーム伝説打破!」


白、牛神、鼠神の3人が入場してくる。


「そして!新たに伝説に挑む者たち!チーム凜とした猫!」


弘太、康太、春の3人が入場する。


白がじっと弘太の方を見ていた。


(この人は本当に目が見えていないのか?)

弘太も疑問を持ちながらも目をそらさない。



「お互いに準備はいいか?」


6人とも、集中したまなざしでお互いを見ている。




「それでは・・・はじめ!」





< 黄魔法 雷装 >

雷を身に纏った弘太が白たちに襲い掛かる。


それに対して、白が受けて立つ。


しかし、弘太の攻撃を受けとめきれず、一度下がって態勢を立て直す。



< 白魔法 光装 >

その瞬間に白の体が光り輝き、弘太に襲い掛かる。



「行くわよ!康太!」

春が康太に呼び掛ける。


< 茶魔法 岩窟装 >

康太は岩を身にまとい、牛神に襲い掛かる。


< 赤魔法 火の手 >

春の後ろから燃え盛る腕が2本現れる。


その2本の腕は弘太と戦う白に向かって襲い掛かる。


「イケー!」


完全な死角から襲い掛かるが、白には躱されてしまう。



< 青魔法 火消 >

鼠神の放った水のレーザーにより、春の魔法は消されてしまった。


白と弘太の戦いもどんどん白熱している。

弘太も白も光速での攻撃をくりだし、それを光速で防いでいる。


< 青茶魔法 土水手 >

春の後ろには再び2本の腕が現れる。1本は水ででき、もう一本は土でできている。


水の腕は白を、土の腕は鼠神を襲う。


白は、器用に水の腕を躱しながら弘太に攻撃を繰り出しているが、鼠神は春の攻撃を避けるのでいっぱいになってしまう。


そちらを心配したのか、白の動きも鈍くなり、弘太の攻撃が脇腹にクリーンヒットした。


< 茶魔法 土刺 >

鼠神の方は、ギリギリのところで春の魔法を破壊し、難を逃れていた。



「この魔法は使いたくなかったんだが・・・。本気で行くぞ。」


< 白魔法 白昼夢 >


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