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最強魔王の背後霊  作者: のぞぞ
本戦編
51/63

崩壊



「行くぞ、弘太!」

瞬が弘太の方に突撃していく。


その瞬間、大地が揺れた。


スタジアムは真っ二つに分かれ瞬は挟まれ、身動きがとれなくなった。


「くそ!なんなんだ!今から弘太と戦うんだ!」


力ずくで出ようとするが出られない。


魔法を使おうとするが発動しない。


気が付くと、周りの人間がドンドンいなくなっていた。


目の前の弘太だけがこちらを見ていて、その他の人間は誰もいなかった。


康太や春、伊達や秋までも・・・。



「弘太!助けてくれ!」

瞬の訴えに弘太は無言でただただ瞬の様子を見ていた。



「なんなんだ!なんなんだよこれは!」

瞬はただただ叫んだ。


しかし、その声は誰にも届かない。


やがて、弘太も立ち去り、犬神瞬は一人きりになった。





「なんなんだこれは・・・。」


瞬は、数日間の間、孤独と絶望の中で戦っていたが、やがて、抗うのをやめた。


(これはいったい何なんだ・・・。)


そのまま、犬神瞬は心が折れた。





「これでおわりだな。」

そういう、義経の目の前には倒れ込んだ犬神の姿があった。




「こっちも終わったわよ。」

その声の先には、冬華がいた。


その目の前にある、氷の檻に伊達と七條秋奈は捕まっていた。



うずくまっている、犬神瞬の姿を戒は見ていた。


(ここからどうなるかは、おまえ次第だ。)






時は遡り、伊達が犬神の攻撃を防いでいたころ・・・



「ごめんね。二人に経君の邪魔はさせられないの。」


< 青魔法 凍土 >


冬華が使った魔法により、スタジアムがスケートリンクのように氷漬けになった。



「こんな魔法、関係ないわ!」


< 赤魔法 灼熱鞭 >


秋の真っ赤に燃え盛る鞭が冬華を襲う。


ように思われたが、秋の魔法は出現した瞬間に氷漬けにされた。


そのまま、秋自身も氷漬けにされ、動けなくなった。




伊達の方も苦戦していた。


狐たちを触手でとらえた伊達だったが、狐は捕まった瞬間に雷へと変わり伊達を襲った。



「くそ!負けてられるか!」


伊達は意地になり帯電した状態で戒に襲い掛かる。


「おまえじゃ、あいつの主人にはなれないな。」


戒はそれだけ言うと魔力を練った。


その瞬間、伊達の体から雷の狐が2匹現れ、それと同時に伊達の意識も刈り取られた。






そして、時間がたち、犬神瞬は目覚めた。


その顔には生気が宿っておらず、魂が抜けたような表情をしていた。


犬神はあたりを見渡した。



そして、義経の顔を見ると、その魂の抜けた表情から一転して、鬼のような形相となった。


「おまえか!おまえがやったのか!」


瞬は怒り狂っていた。

天国から地獄へ突き落とした男に対して。


そして、簡単にそれを許してしまった自分に対して。




「義経!おまえは俺が絶対倒す!」

そういう瞬の魔力は今まで見たことがないほどに高まっていた。


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