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最強魔王の背後霊  作者: のぞぞ
勇者と伝説の島
30/63

勇者の島の子供たち





朝、朝食を食べていると、愛がこちらに来た。


「弘太さん!昨日、鬼ごっこのお話しするって言ったじゃないですか!」


弘太はすっかり忘れていた。


「ごめん!忘れてた!本当にごめんね!」


弘太の必至な謝りに、ふくれっ面だった愛は、少し笑った。


「まぁ、いいですけど。その代わり、今日はヒントだけしか教えませんから!ヒントは集中です。」


(集中?もっと集中しろってことか?)


「ありがとう!考えてみるよ!」



宿に、健、陸、怜の3人が来て、みんなで山のほうへと移動した。


「弘太!俺が鍛えてやるから今日も鬼ごっこするぞ!」


「今日こそ捕まえてやる!」











結局その日も、4人を捕まえることはできなかった。





「弘太さんのバチバチってどうして全身バチバチしてるんですか?」

帰り道に陸が質問してきた。


「それは、そういう魔法を使ってるからね。」

その言葉から、弘太は何か悟った。




「そういうことか!明日ことは勝つぞ!」


その言葉に、4人は楽しそうに笑いながらそれぞれ帰った。








「今日こそ捕まえる!」

 <無色魔法 電光石火 >


弘太は4人と同じ魔法を使用する。


「雷に変換して神経を刺激するとともに、体の動きに方向性を持たせていたが、それよりもシンプルにすることで浪費を抑えながら、もっとナチュラルに魔力移動ができるはず!」


そう言いながら、4人を追いかける。



だが、思うようにはいかず、魔力は持ったがスピードでは昨日よりも遅くなり、全然追いつけなくなっていた。そのまま、木に登ろうとしていた弘太は落ちてしまう。



「弘太さん!大丈夫ですか!」

愛が心配そうにこちらを見ている。


<このままでは埒が明かない、少しだけ手を貸してやるから感覚をつかめ>



< 黄魔法 雷無双 >


そういうと魔王は勝手に魔法を発動した。


「こ、これは・・・?」


<いいからそのまま、追いかけてみろ。>


弘太は言われるがままに、健達を追いかけに言った。使っている魔力の感覚は少ないのに、今までよりも大きなパフォーマンスを発揮し、見る見るうちに健に追いついて、捕まえることに成功した。


「なんだ!?頭打ってどっか壊れたのか?」

弘太のいきなりの変化に健は驚いた。そして、木から落ちてどこかおかしくなったと本気で思っているらしく、心配そうな顔でそう言った。


「別におかしくなったわけじゃない!なんか、魔力がうまく動いたんだ。」


「くそ!もっかいだ!弘太の鬼な!」

それだけ言うと、健はまた走り去っていった。



(さっきを思い出すんだ。体は別に軽くなったわけじゃない。でも、魔力がスッときれいに体の中を巡った。)

先ほどの状況を頭の中で整理していく。


(まるで、他の邪魔なものが何もかも無くなったかのように魔力が集中して・・・。集中ってことは他のところはどうなっていた?そうだ!魔力を足以外はなくして、移動をしやすくしていたのか!)


「いくぞ!」


< 黄魔法 雷無双 >


猛スピードで、健の後ろを追いかける!


「やっぱりはやいな!弘太!」


「ほんとに弘太さんびりびりでいい感じですね!」


健も陸も驚いている。


しかし、弘太はそのスピードのまま、木にぶつかっていった。


<コントロールは、まだまだだな。>



弘太の周りでは、4人が笑っていた。







そのころ、島のある所に、一人の少年が上陸した。


「ここが勇者の島か!思ったより田舎だね。」



今日はいろいろあって早朝の投稿になりました!


あと、学年3位の伊達君のお話、伊達君だって!もたまに書いているので、よかったら見てください!

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