表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最強魔王の背後霊  作者: のぞぞ
宿主、学内対抗戦予選
18/63

宿主、帯電する。

そしていよいよ、準決勝がはじまる。相手は3人兄弟でみんな同じ顔をしている。弘太たち同様、圧勝してきたらしい。なんでも兄弟の息の合った連帯がすごいらしい。


そんな三人組の真ん中の男が話しかけてきた。

「俺らは1クラスにも負けない!2クラスの意地を見せてやる!」


初戦の嫌な思い出から、嫌味を言われるかもと思っていた弘太は、その言葉を聞いて、うれしくなった。

「僕らも負けないぞ!正々堂々倒してやる!」


「それでは、準決勝第二試合 初め!」



<<< 赤青黄合成魔法 三角攻撃 >>>


三人は、それぞれの魔力を合わせ、巨大な魔法を繰り出した。放たれた魔法がこちらを襲ってくる。

「すさまじい威力だな。だが、避けれる!」


僕は春を抱え右へ、康太は左へ避けた。


「君たちの試合を見てたら避けることくらい分かっているよ!」

三兄弟の魔法は左へ曲がり、康太に直撃する。


「避けきれなかったか・・・。」

康太は立ってはいるが、かなりのダメージを受けた。


「ここはもう、僕たちに任せろ!」



三人は、もう一度魔力を集中している。

「もう一回行くぞ!」


<<< 赤青黄合成魔法 三点球 >>>

三人は先ほどとはまた違う魔法を展開した。3人の周りには、小さな三色の球が9個現れた。


< 緑魔法 誘導風 >

春は魔法により、それぞれの球を操り、相打ちさせていく。


「な、なんだと!」

自慢の合成魔法を防がれて3人は動揺する。



< 黄魔法 雷装 >

帯電した弘太は、攻撃の隙間を抜け、動揺していた3人の目の前に行った。


「3人ともすごかったけど、僕の仲間もすごいんだ!これで終わりだ!」

そのまま、帯電した拳により、3人をマヒさせた。



「勝者!チーム織田!Aパート決勝進出!」


こうして僕たちは決勝へ進出した。



決勝は、先にBパート、それが終ってからAパートという風に行われる。僕らは、試合が終わってすぐに、Bパートの決勝を見に移動した。



「勝者!犬神チーム!本戦出場決定!」





それはほんの一瞬だった。


<黄魔法 雷捕縛 >

開幕早々、秋の魔法で雷が地面を伝い、相手の動きを止め、


<茶魔法 岩窟拳 >

伊達の腕が石化し、相手の意識を刈り取った。


相手も、決勝まで来てるということは強いはずなのに、それを感じさせない圧倒的能力であった。そして、瞬はその二人の魔法をただただ見ているだけであった。





「これが、瞬たちのチーム・・・。」

決勝にまで進み、自分たちは強いという自信があった。しかし、瞬たち3人の実力を見てその自信は薄っぺらなモノだと感じていた。


「次は私たちの番ね!」


「うん、そうだね。負けてられないね。」


「あぁ、そうだな!」

へこんでいた僕に対する二人の言葉は、僕がやる気を湧き起こすのに、十分なものであった。二人の言葉に改めて気合を入れ直した。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ