君のまばたきに恋をする
掲載日:2017/08/21
君のまばたきに恋をした。
共有した思い出は無数にある。
図書館で出会った。
赤の他人である君に恋をした。
人の波に溺れる、儚く美しい桜を見た。
歓声に負けないほどに力強く咲く、花火を見た。
肌寒い天候の中、唯一温かさを持つ紅葉を見た。
慄然とする降雪でも、スッとある氷柱を見た。
全ての記憶は、素晴らしい物。
そして、過去の物。
ごめんなさいと、君の言葉は短い。
僕の物にはならない。
そして、君はまばたきをした。
君のまばたきに恋をした。
僕の物ではなくなった君の瞳は、久しぶりに輝いた。
詩です。
某アニメ映画のMVでのまばたきをするシーンを見て思いつきました。




