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私の大切な友達♡

結愛サイド


目が覚めて隣にいる陽介を見る。陽介は未だに可愛い顔で寝ていた。

肩にのしかかる陽介の頭を木に預け、自分は立ち上がって伸びをした。

人の足音が聞こえ、そういえばそろそろ友音が迎えに来る頃だなと思って足音の方を見てみると、そこにいたのは進くんだった。


「あれ?進くんどうしたの?」


「結愛を迎えに来たんだよ?」


あぁ、そっか友音は違うクラスだったなと思い頷く。そして、陽介の寝ている木をカメラに収めてから進の隣に並び歩き出す。

去年から当たり前になったこの位置は、とても安心する。


「授業ほっといて寝てたこと先生にバレたら怒られるかなぁ?」


「もしそうだとしても、僕が一緒に謝ってあげるから大丈夫だよ!」


「ありがとう、進くん」


そう言うと進くんは照れたように笑う。こんな顔させれるのは今のところ私だけなんだなぁと思うと嬉しくなった。

あの時助けてあげた友達。進くんはきっと私を嫌ったりしないだろう。私が友音のことを嫌うことが無いように。

そして、思い出す。今通ってる所は私が進くんに初めて声をかけた場所だと。

後ろを振り向き、長い廊下をカメラ越しに見る。そして一回シャッターを押し、また前を向く。


「急にどうしたの?」


進くんが聞いてきたので私は素直に答えた。


「ここさ、初めて進くんと喋った場所だな~と思って」


それを言ったあと進くんの顔を覗くと、彼は目を見開いて口をパクパク動かしている。

小さく、覚えてたんだ。と聞こえた。


「もちろん覚えてるよ。大切な場所だもん」


そうやって笑うと、彼は顔を背けてしまう。けど、耳が真っ赤なことから照れてんだなと推測できた。


「進くん、進くんは私の事好き?」


答えは決まっている。けれど、本人の口から言って欲しかったので聞いてみた。


「僕は…」


その時、授業が終わったことを告げるチャイムがなる。


「進くん、私とずっと友達でいてね!」


そして、私は進くんの手を引いて廊下を走りだした。

結愛の悪女っぷり発揮ですね。

少なくてごめんなさい。

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