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今日は桜華大学の入学式だ。

本来ならば庶民のわたしはエスカレーター式にはいけないのだが成績優秀者で生徒会にも属していたこともあって授業料免除でそのまま行くことができた。

しかしこの学校の行事もアホらしいほど豪華だ。・・・・金銭感覚は大丈夫だろうか。心配だ。


ちなみに今のわたしの装いはタキシード。

今日は馬鹿でかい講堂でこれまたパーティーとかやっちゃってるわけで。改めて言うけどホントに金銭感覚が心配である。

まあ女の子のドレス姿がかわいくてもうここは花畑かってくらい幸せ。

そう思うと男子のこの黒っていらないよねー。なんちゃって。


なんて内心砕けた感じで思っていながらも鉄壁の知性的な「湖面の貴公子」の微笑は崩れない。

皆けっこう騙されてくれるんだよね。こちとら根っからの庶民なんですが。様付けって若干いたたまれないな。


てかこんな公式の場ですらタキシードって!

女子に戻る日は来るんだろうか。挙句の果てに性転換手術・・・いやいやそれはない。


首を横に振っていると肩をたたかれた。

振り返ると顔が整っている男性。艶やかな黒髪のストレートに白い肌。よく見てみると黒の瞳が光の加減によっては紫に見える。身長はわたしよりも10㎝は違う。知り合いだったかうまく思い出せない。

ん・・・?<た>から始まっていたような・・・た・・たかし?いやたけしか?


「瑞姫?もしかして忘れちゃったのかい?貴輝だよ。」


ああ貴輝兄さんか!思い出した!貴輝兄さんはわたしよりも7歳年上の従兄だ。そういえば5年くらい会ってなかった気がする。イケメンに育ったねえ、兄さん。


「い、いやだなーちゃんと覚えてるよ。ほんとに久しぶり貴輝さん。というかよくわたしだってわかったね?」


「そりゃかわいい従妹殿のことだから。それに瑞姫がここにくるのは君のお母さんに聞いていたしさ。

見て驚いたよ。・・・・きれいになったね瑞姫。」


おおう・・・こんなナリの女にまでそんなことを言えるとは。ホストになれるんじゃないか貴輝さん。

もう一度言うがわたしの今の姿はタキシードで「湖面の貴公子」スタイルだ。

笑ったまま数秒固まる。


「・・・それで貴輝さん、なんでこんな所にいるの。たしか料理の勉強しに海外に留学中では?」


「ああ、この大学の中にカフェテリアがあるだろ?そこで働くことになったんだよ。もちろんコック。」


「それはうれしいな。貴輝さんの料理は本当においしいから。食べに行きたいけど、大学内のカフェテリアか~。」


「食べにくればいいじゃないか。今年から特待生もそういう施設に入れるようになったみたいだし。僕も瑞姫に食べてほしいしね。」


「うん。じゃあ近いうちに」


遠くから貴輝さんを呼ぶ声が聞こえた。呼ばれて慌てている貴輝さんに少し笑ってしまう。

5年会わないうちにわたしが覚えている‘貴輝兄さん’ではなくなってしまったけど、わたしがどんな変なことをしていても(男装とか)否定しない優しさは変わらない。そういうところが大好きだ。



懐かしい顔にあったら、立ちっぱなしで自分がちょっと疲れていることに気付いたため休憩することにしたのだが・・・・なぜかあかねに捕獲された。そして北条家専用の控室に連行。

ちょ、なんでそんなに怒りながら笑ってんの!?

しかもその後ろにいろいろ持った美女軍団が待機してるし。


「あ、あああああかねさん?この状況は一体なに・・・うわぁ!服脱がさないでよ!」


「おだまりなさいな瑞姫さん。その質問はこちらのセリフでしてよ。高校も終了し、大学生活が始まろうとしているパーティーだというのになぜタキシードなのですか。わたくしの目が黒いうちは今後、わたくしの許可なく男装するということは許しませんわ。瑞姫さん、返事は?」


美しくドレスアップした親友が浮かべるきれいな微笑はわたしは一切の反論を許されず、ただこくこくとうなずくしかできなかった。あれ?後ろの美女軍団の笑みが深くなった・・・うん、このあとの展開が予想できてしまった。正直、逃げたい。





新キャラ登場ということでプロフィールでも書いてみようかな、と。

長いので飛ばしてくださっても本編に支障はありません。


 川藤瑞姫


身長175㎝ 群青色の目 黒髪(ちょっと髪が伸びて肩より少し長いくらい)

高校:「湖面の貴公子」、生徒会庶務、剣道はインターハイ優勝、空手は3位

前世:享年18歳。名前は一之瀬明日香


〈ゲーム上の瑞姫の設定〉

幼いころから体が弱く、体育は見学のことが多かった。だから守ってあげたくなるような雰囲気の子。体が弱い分勉強を頑張り、桜華学園に特待生で入れるまでに。

だけど桜華はお金持ちの子息や令嬢が多いためいじめられそうになる。偶然いじめの場面を見た生徒会長がかばいに入り知り合う。それから成り行きで生徒会に。

ヒロインのひたむきな姿勢と守りたくなる儚さにだんだんと惹かれていく攻略対象者たちにはそれぞれの悩みがあり、ヒロインは持ち前の優しさやポジティブ思考で解決する。


〈現実〉

幼いころは体が弱かったものの、小学1年生から武術を習い始め、体育は常に参加

している。体を動かすのが楽しくて仕方がない。勉強は前世から続いているので余裕。高校に入ってどうしよういじめられるかもと思って入学前から考えていたら、瑞姫の母が「男装でもしてみたら?」と冗談半分で言ったのを真に受け実行。

予想外に似合ってしまったので卒業までの男装確定☆

学園でも好評で生徒会に入ったのも周りの推薦があったからでいじめはなかった。

生徒会の面々とも良好な関係ではあったが、恋愛的なものは皆無。でもそれぞれの悩みは解決していたりする。

男女の会員数がほぼ半々に近いという異例のファンクラブをもっていた。



 北条あかね


身長168㎝ たれ目がちな新緑の色の瞳 黒髪ストレート(腰くらいまで)

理事長の孫

高校:通称「桜姫」、保健委員

前世:享年30歳、名前は櫻木ゆりか。生い立ちは[親友の話]でどうぞ


〈設定〉

百合ルート攻略対象者。小学生の時に誘拐され、犯人がロリコンだったから危ない目にあい、それ以来男性恐怖症に。ヒロインがリハビリとしていろいろなことをしているうちに心を砕いてくれるヒロインに好意をもつ。控え目ながらもぐいぐいくるタイプ。


〈現実〉

小学生の時に確かに誘拐はされたが、そのときにはもう乙女ゲームのことと自分の設定を思い出していたので自力で脱出。なので男性恐怖症にはなっていないが、前世のことも手伝って男嫌いではある。ヒロインに接触する気はなかったのだが男装していることと初めて自分がねこを被っているのを見破ったことで興味をもち親友をやっている。



 鈴宮貴輝

身長184㎝ 黒髪に紫の目 瑞姫より5歳年上 瑞姫の母の妹の長男


第二ラウンドの攻略対象者。料理が好きで高校卒業後海外をまわっていた。そろそろどこかに腰を落ち着けようかと思っていたところに大学からオファーがあり、申し出を受けた。ちなみに7か国語話せる(英露独伊中仏韓)

男装してるのを聞かされてなかったので内心すごく焦っていた(笑)



新キャラ出る度に書いていきたいなーと思います。

お付き合いありがとうございました。





 



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